福田 陽一郎(ふくだ よういちろう、1932年6月25日 - 2010年4月11日)は、日本のディレクター、脚本家、作詞家である。伊奈 洸(いな あきら)のペンネームも用いる。妻は女優の稲野和子。
略歴
- 1932年 - 東京府世田谷区に生まれる。父は電気工学者の福田節雄(1902年2月11日生まれ、1926年東京帝国大学工学部電気工学科卒業、東京大学名誉教授、工学博士、1962年-1963年電気学会会長)。
- 1957年 - 東京大学文学部フランス文学科卒業(漆戸靖治は東大文学部および日本テレビの同期)。その後、日本テレビに入社し、編成部に8か月勤務した後に制作へ移り、ディレクター、脚本家として、「男嫌い」等のドラマからバラエティーショーまであらゆるジャンルの番組を手掛ける。
- 1973年 - フリーとなってオフィス・トゥー・ワンへ移り、「離婚ともだち」等、数々の脚本を執筆、また舞台で「ショーガール」等オリジナルミュージカルを手がけ、日本に「エンターテイメント」を定着させる。
- 1980年 - TBSテレビ系列木曜連続ドラマ「離婚ともだち」の脚本家(第5話のみ八木柊一郎と共作)を担当。さらに挿入歌として、中村晃子が歌唱した『恋の綱わたり』の作詞も手掛けており、当曲はTBS系「ザ・ベストテン」へ最高第8位(2週連続)にランクインのヒット・ソングとなった。
2010年4月11日 - 膵臓癌のため満77歳で死去。代表作
- TV演出
- 男嫌い
- 四重奏
- とび出せ!真理ちゃん
- アタック!真理ちゃん
- おしゃれ
- ハプニングショー
- 嫌い!好き!!
- TV脚本
- 男嫌い
- 四重奏
- 寺内貫太郎一家
- 時間ですよ
- 三丁目の古寺に、照る日曇る日、恋の雨
- かあさん堂々
- 離婚ともだち