TOKYO FM系全国ネットのラジオドラマ、『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』のタイトル・ロールで主人公の安部礼司役を、番組・CD・イベント・動画/音声配信などで、番組開始の2006年から務めている。その間の安部礼司は、東日本大震災後の特別生放送で岩手県の状況を伝えたことなどが評価されて、2012年3月10日には岩手県より「希望郷いわて文化大使」に任命され、2014年10月31日の「『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』チーム安部礼司の青森出張 in 三内丸山遺跡」では、世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」のPR活動に寄与したことを評価され、青森県知事から無期限の「あおもり名誉縄文人」を任命されている。
「相棒」や「臨場」などの「テレビ朝日水曜21時枠刑事ドラマ(NISSANもスポンサーならびに車輛協力)」には、「NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE」へ主演するようになる前と主演開始後に複数回ゲスト出演しているが、潜入捜査官から元受刑者、冤罪の被害者から真犯人まで、その度に設定が全く違う別人の役で出演した。
杉崎真宏とのコントユニット「WANTED」としても活動。
2013年の放送400回突破記念大感謝祭 「安部魂(あべコン)」でギネス世界記録を認定された時の報道陣向けの番組取材要領には、「ラジオドラマのイメージを守るため、声優の方のアップでの撮影はご遠慮下さい。」と書いてあったが、2015年のABE-GIG in 日本武道館の頃までに、そのような正体や顔を隠す文言が付かなくなった。「安部」のキャストは全員が有観客イベントへはサングラスをかけて出演した時期もあったが、そちらもサングラスではないメガネへと変更になった。
「NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE」が東京・神保町の街の様子を劇中に取り入れていることなどから、日本の書店大手の三省堂書店・神保町本店では2022年の建て替え工事が始まるまで、日本を代表する作家達の写真と並んで、まだ著作が無いはずの小林タカ鹿の写真を角田光代とジェーン・スーの間に安部礼司の名で掲示していた。(写真パネルには何も補足が書かれておらず、一見しただけでは、安部礼司がお芝居のキャラクターであるとは分からないようになっていた。)
繰り返し見たものとして、「フレンズ(1994年からの米シット・コムTVシリーズ)」、「美味しんぼ(主にアニメ版)」、「刑事コロンボ(主に小池朝雄吹き替え版)」、「江戸川乱歩の美女シリーズ(正体を明かすシーンや音楽など)」、「激突!(正体不明の車が登場する1971年スピルバーグ版)」 、スタンリー・キューブリック監督の映画内の「Kubrick stare (=キューブリックの凝視:上目遣いで激しい感情を表現するキューブリック流の演出方法)」、M・ナイト・シャマラン監督作品(サイン等)などを挙げている。