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山下 勝弘(やました まさひろ、1956年1月 - )は、日本の公認会計士・税理士。2代続く山下会計事務所所長を務めるかたわら、経済評論家としても活躍。日本の景気を70年周期とする景気循環論を主張、山田方谷を高く評価する。独自の視点から経済、国家財政、税務などを論じた著作が多数あるほか、セミナー・講演などを各地で開催している。
1956年(昭和31年)1月に大阪府にて山下勤の子として生まれる。1978年(昭和53年)3月、関西学院大学経済学部卒業後は会計事務所・監査法人に勤務。大阪市天王寺区の山下会計事務所は、1961年(昭和36年)10月に父勤が開業し、現在は勝弘が2代目所長を務める。山下は税理士としては企業のリスクの中でも特に税務リスクを中心として対処法を追求しているが、同時に国家破綻というリスクを正面から捉え、リスクマネジメントに取組むとともに、明治以降の日本の景気は70年周期とする理論(山下流経済論)を展開し、著書などに著している。島田信愛の景気循環論や山田方谷に大きな影響を受けた。
1997年(平成9年)に消費税を5%に増税してから、名目GDPは下落し続けており、2014年からの消費税の再増税は、日本経済破綻につながると主張している。
代表的著書に『平成大混乱・大不況がやってくる』、『官制不況は大転換のチャンス - 上杉鷹山を越える男「山田方谷」に学ぶ』などがある。
趣味は音楽鑑賞、ピアノ。特にグレン・グールドの弾くJ.S.バッハ「ゴールドベルク変奏曲」は愛聴盤。睡眠時間は毎日4時間半。午前3時には起床し研究・執筆等に充てている。
山下は1980年頃より日本が経済官僚の支配の結果、方向性を誤り経済的に崩壊すると予感。その後、恩師である公認会計士の島田信愛より景気循環論を学んだが、島田の理論では日本の景気循環は80年周期であった。しかし、山下は村田吉徳が1999年に公表した『Excelによる実践経済シミュレーション分析』(技術評論社)での「拡大期と収縮期は、同じ長さでなくてもよい」という考え方の影響から70周年周期が正しいと考えるようになる。山下の理論では明治維新以降、1876年と1946年にどん底があり、ピークは2度のバブルである1919年と1989年であることから2016年にどん底を迎え、そこで大転換が起こり今の円は新円に切り替えられ、国債は切り捨てられ、再び拡大期に入るというものである。山下は2016年のどん底を「平成大津波」と呼び、リスク回避として不動産投資が最も有効であるとしている。ただし、2016年はすでに経過したが、「平成大津波」がやってくれば、すぐに国家破綻を迎え日本経済はどん底になると主張している。