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海老名市(えびなし)は、神奈川県中部の県央地域に位置する市。
人口は約14万人。2008年8月1日から景観行政団体となった。
東京から50km(鉄道で約1時間)及び横浜から20km圏内にあり、相模国分寺跡等を有する歴史の街である。なお、地名の由来については諸説ある(後節参照)。
日本の高速道路のサービスエリアでは有数の規模を持つ海老名サービスエリア(東名高速道路)があることで知られる。また、海老名駅の近くには日本初のシネコン(マルチプレックスシネマ)とされるワーナー・マイカル・シネマズの一号店(2013年7月よりイオンシネマに改称)が1993年に開業した。さらに、2002年4月19日には同駅の近くに複合型商業施設「ViNAWALK」がオープン。2015年には駅西口で大型商業施設のららぽーと海老名が誕生するなど、元々田園地帯が広がっていた駅前は急速に発展している(詳細は「海老名駅#再開発事業」を参照)。2016年には海老名駅は一部のロマンスカーの停車駅となった。2021年に、駅前にロマンスカーミュージアムが開業、2023年には小田急電鉄の本社の一部が新宿から海老名駅前のオフィスビルに移転した。
近年、海老名駅前ではマンション建設が積極的に行われており、横浜・東京のベッドタウンとして注目を集めている。同時に市内には多くの田園地帯を抱えていて、伝統的な農業緑地と都市住宅が共存している市でもある。
横浜市、小田原市、三浦市などに対して、内陸に位置するため、気温の日較差・年較差が大きい。
2016年8月9日及び2013年8月11日に観測した最高気温38.1°Cは神奈川県内の観測地点では最も高い値であり、1978年2月4日に観測した最低気温-8.9°Cは神奈川県内の観測地点では最も低い値である。ただし、神奈川県内で気象庁が気温を観測している地点は5ヶ所 と少なく、その中で内陸に位置しているのは海老名市のみであるため、「海老名市が神奈川で最も暑く最も寒い」とは断言できない。