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斉藤さん

斉藤さん



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Wikipedia

斉藤さん』(さいとうさん)は、小田ゆうあによる日本の漫画作品、およびそれを原作とした日本テレビの連続テレビドラマ。漫画雑誌『office YOU』(集英社)で2006年から2011年にかけて連載された。なお、「斎藤さん」「齋藤さん」「齊藤さん」の表記は誤りである。

新シリーズ『斉藤さん もっと!』が同誌2015年4月号より連載中。

ストーリー

東京郊外の住宅地こばと台市にあるこばと幼稚園に、周りの顔色をうかがっては相手に合わせてしまう日和見主義な主婦・真野若葉が転入してくる。前の幼稚園では息子の尊の乱暴ぶりが災いし母親たちに孤立させられた若葉は、新しい環境での表面だけは平和で穏やかな暮らしが壊れないように努力する。

そんな時、真っすぐで正義感が強いゆえ、母親たちから孤立していた斉藤全子(通称:斉藤さん)と出会う。「ダメなものはダメ」と己の正義を貫く斉藤さんを初めは周囲の母親同様、敬遠していた若葉だったが、次第に彼女に影響され、自身の日和見主義な所を恥じるようになる。かくして斉藤さんの一番弟子となった若葉は、斉藤さんの「理屈抜きの勧善懲悪」を通し、親として人として少しずつ成長していく。「子育ては運命の仕事」をモットーに斉藤さんを通して贈る「親育て漫画」である。

登場人物

斉藤家

斉藤 全子(さいとう まさこ)
本作品の主人公。曲がった事が大嫌いなNOと言える専業主婦。夫は単身赴任中の為、現在息子と2人暮らし。正義感が強く不正を許さない性格のため、友達がおらず孤立している。「相手に合わせて正しいことが見えなくなるなら友達はいらない」と言い切るなど基本的に自分の正義を貫くクールな性格だが、単身赴任中の夫からのメールを楽しみに待つ一面も見せる。結婚前は理系企業に勤めており、社内賞を何度も受賞するような理系キャリアウーマンだったが、妊娠をきっかけに全てのキャリアを捨てて子育てに励む。キャリアよりもオシャレよりも「母親で妻で十分」と言い切り、子育てという仕事に誇りを持っている。
斉藤 雪彦(さいとう ゆきひこ)
斉藤さんの夫。現在ニューヨークに単身赴任中。斉藤さんが唯一頼りにする存在。ドラマ版では存在はしているものの斉藤の電話やメールでの登場のみで姿は見せていないが、原作では何度か帰国し真野とも対面している。
斉藤 潤一(さいとう じゅんいち)
斉藤さんの息子。母に似て正義感が強く不正を許せない性格。それゆえか孤立することも多く、尊が来るまでは友達が少なかった。手先が器用で、折り紙や工作などが得意。小学校に上がってからは成績もよく先生からも信頼されるが、正義感が強いせいかしばしばクラスと対立することもある。
斉藤 笑(さいとう えみ)
斉藤さんの娘。潤一の11歳年の離れた妹。物語後期で斉藤さんの妊娠が判明し、後に帝王切開で出産した。

真野家

真野 若葉(まの わかば)
子供同士のトラブルが原因で、前の幼稚園の母親たちの間で孤立しノイローゼ気味になり、追われるようにこばと幼稚園に転入してくる。そのためか日和見主義なところがあり、無理して相手に調子を合わせ表面だけは穏やかな生活を守ろうとするが、斉藤さんと知り合い、日和見主義な自分を少しずつ変化させ成長していく。物事に影響されやすく、子供の習い事に熱心になったり、パートに出て社会進出を図ったり、セレブなパーティーに出かけたりと事あるごとに周りに左右され、子供や家庭に目が届かなくなる事がある。その度に斉藤さんの助言で目を覚まし、親として徐々に成長していく。斉藤さんが唯一親友と呼べる存在。

 

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