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葛西純

葛西純



※本ページは、人物/団体の名前でWikipedia、Google画像、YouTube検索等を行い、
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Wikipedia

葛西 純(かさい じゅん、1974年9月9日 - )は、日本の男性プロレスラー。北海道帯広市(自称:ヒラデルヒア)出身。通称「狂猿」、「クレイジー・モンキー」。プロレスリングFREEDOMS所属。血液型AB型。

概要

6m以上の高さがある後楽園ホールのバルコニーから躊躇無くボディプレスを敢行したり、割った蛍光灯などで自身の体を切り裂くなど、その過激なパフォーマンスは他者の追随を許さず、カルト的な人気を誇る日本プロレス界切ってのハードコアレスラーとして、葛西のその名が知られている。『プロレス界一傷だらけの背中を持つ男』と表現した者もある。

なお、葛西の出身地は『ヒラデルヒア』―すなわちフィラデルフィアとしているが、実際は帯広市の出身である。白のカラーコンタクトに目の周りを黒で縁取った出で立ちで試合をすることが多く、大一番では白を基調とした衣装を着用する。髪型はRIP SLYMEのPESが昔していた髪型を参考、右目のメイクは映画「時計じかけのオレンジ」のアレックス、左目のカラコンとメイクは吸血鬼やゾンビをイメージしている。

過激なデスマッチを頻繁に行い、試合後血だらけの状態のままサイン会に応じるなどの一方で、「俺っち」の一人称を使用するマイクアピールを行うこともある。

息子や娘を会場に連れて来ることがあるなど、子煩悩な一面も見せる。ブログやツイッターなどで葛西の息子は「ハッピーボーイ」と呼んでいて、売店にも訪れることもある。娘も「ジプシー嬢」と呼んでおり、ステッカーなどのグッズも発売している。

似顔絵や、イラストはプロ級の腕前で週刊ゴングでは連載も持っていた。週刊プロレスでもTAJIRIのコラムでイラストを担当しているが、その際の名前は「サル・ザ・マン」である。以前参戦していた大日本ではグッズの手ぬぐいやグラスでも選手らの似顔絵を手掛けている。「サル・ザ・マン」とは、葛西がプロレスラーになる前の素人時代に格闘技通信にイラストを投稿していた際のペンネームであった。

ランシドのヴォーカル担当、ラーズ・フレデリクセンも葛西の大ファンである。フレデリクセンは、もともとはプロレスファンで日米問わず関係者との交友関係が深かったが、葛西の試合を観てファンになり、バンド活動以外で個人的に試合観戦のため来日している。2010年6月にはコラボイベントも開催され、Tシャツも製作した。

経歴

プロレス入り以前

帯広市の高校を卒業後上京し、都内で警備会社に就職。葛西も当時からプロレスラー志望ではあったものの、173cmという身長(プロレスラーとしては小柄)から「自分がプロレスラーになれるわけがない」と思い、警備会社で働き続けていた。

1995年に体調を崩した際にたまたまHIV(AIDS)のチェックリストを目にしたところ、自分がほとんどの項目に当てはまることに気づき、HIV検査を受けに行くことになる。検査結果は陰性だったが、葛西は検査結果が出るまでの間いろいろ考えた結果、「もし命があったら自分のやりたいことをやろう」と決意し、本格的にプロレスラーとしてのデビューに向けたトレーニングを始めた。

渡米

1998年に大日本プロレスに入門。同年8月23日の鶴見緑地花博公園広場大会でプロデビューした。

2000年を前後に大日本プロレスとCZWとの抗争が勃興すると、葛西もこれに際してCZW軍側に付き『CZWジャパン』という連合を結成する。そして渡米したうえでワイフビーター宅に下宿しつつ、CZWのマットを舞台に活躍し始めた。

2001年のデラウェア州に催されたCZWのある興行の場で葛西は、蛍光灯を乗せた板に打ち付けられることによって左肘を豪快に切り開き、そこから骨が露出するという事態を見せもした。その試合は、観客持参の凶器を用いたタッグマッチで、葛西の対戦相手となったのはジャスティス・ペインとジョニー・カジミア、葛西と組んだ相手はのちに伝説となるニック・モンドであった。

ジュニアヘビー級王座とタッグ王座を獲得したこの団体にあっては、ジョン・ザンディグ、ニック・モンド、ワイフビーター、Zバール、トレント・アシッドという5名のレスラーらとともに『ビッグ・ディールズ』(Big Dealz)という連合を組んでもいた。

日本への帰還と大日本プロレス退団

2001年、葛西はBADBOY非道等とヒールユニット「赤まむし」を結成し、大日本プロレスのマットを恐怖に陥れたが2002年に大日本プロレスを退団、フリーランスを経て2003年にZERO-ONEに移籍。葛西は猿キャラで一般のプロレスファンからの知名度を得るが、バナナをプレゼントされ過ぎてバナナ恐怖症になったり、バナナをくわえたままドン荒川に首輪で繋がれて入場するなどコミックレスラーとしての面ばかりが強調され、試合内容もそのようなものが多かった。


 

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