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荒戸源次郎



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Wikipedia

荒戸 源次郎(あらと げんじろう、1946年10月10日 - 2016年11月7日)は、日本の映画プロデューサー、映画監督、俳優である。本名は吉村 敏夫(よしむら としお)。

来歴

1946年10月10日、長崎県に生まれる。船乗りだった父方の祖父は隠れキリシタンで、ポルトガル系ともいわれる外国人の血を引いていた。生後間もなく福岡市に転居し、九州大学入学時まで福岡に住む。高校時代はラグビー部に所属し、熊本のヤクザの家に寝泊りし、パチンコ屋で用心棒まがいの仕事をしていたこともある。

学生運動に身を投じ、九州大学建築科を数か月で中退して上京。唐十郎主宰の劇団状況劇場と出合い、演劇の道に進む。状況劇場では若頭的な存在だったが、公演中、劇団仲間3人に暴力をふるったため10か月でクビになった(このとき、荒戸の後釜として入ったのが根津甚八だった)。

1972年、上杉清文らと劇団天象儀館を旗揚げする。他の団員に、杉田一夫、秋山道男、櫻木徹郎、熊倉正雄がいた。1973年、大和屋竺監督、田中陽造脚本による映画『愛欲の罠』を製作、自ら主演した。

1980年、鈴木清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』を製作する。同作の映画公開のために専用の小屋を建てるという、製作・興行を一体で行う方式(シネマ・プラセット)を成功させる。1989年、監督阪本順治と俳優赤井英和のデビュー作品『どついたるねん』を手がける。その後、鈴木清順監督の『陽炎座』『夢二』、阪本順治監督の『鉄拳』『王手』『トカレフ』、そして坂東玉三郎監督の『外科室』などを製作した。

1995年、内田春菊原作の『ファザーファッカー』で映画監督デビューを果たす。2003年、車谷長吉原作の『赤目四十八瀧心中未遂』を監督し、主演の大西滝次郎と寺島しのぶの映画デビューを手がける。同作は、毎日映画コンクール日本映画大賞、ブルーリボン賞作品賞などを受賞し、キネマ旬報ベストテンでは第2位に選出された。

2005年、大森立嗣監督の『ゲルマニウムの夜』の上映を目的として、映画館の一角座が上野公園の東京国立博物館の敷地内に建てられ、その製作総指揮を執る。2007年、小説家の夏石鈴子と結婚する。2010年、生田斗真主演の『人間失格』を監督する。

2013年、劇作家の松枝佳紀の出演要請を受け入れ、劇団アロッタファジャイナの公演『国家〜偽伝、桓武と最澄とその時代〜』に最澄の師行表役として出演した。同年、夏石鈴子との離婚が成立した。2014年、状況劇場の後輩となる佐野史郎を主演に迎えた舞台『安部公房の冒険』を演出し、新国立劇場小劇場にて上演した。

2016年11月7日、虚血性心疾患のため死去。70歳没。

フィルモグラフィー

特記のないものは製作のみ担当。

映画

  • 戦国ロック 疾風の女たち(1972年) - 出演
  • 愛欲の罠(1973年) - 製作・出演
  • ツィゴイネルワイゼン(1980年)
  • 時の娘(1980年) - 出演
  • 陽炎座(1981年)

 

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