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妻屋 秀和(つまや ひでかず)は、日本の声楽家(バス)、オペラ歌手。
大阪府生まれ。島根県松江市出身。島根県立松江北高等学校卒業。高校の音楽担当で、合唱部の顧問でもあった勝部俊行(現:島根県合唱連盟理事長・NPO法人松江音楽協会理事)に声楽を師事し、その後、勝部の紹介で森山俊雄(? - 2013年)に師事する。森山の門下からは、栗山文昭(合唱指揮者)、福島明也(バリトン)、錦織健(テノール)、田中誠(テノール)、経種廉彦(テノール)ほか、錚々たる音楽家が輩出されている。
東京藝術大学卒業。同大学院修了。
1992年(平成4年)よりミラノに留学。1994年(平成6年) - 2001年(平成13年)ライプツィヒ歌劇場と専属契約しモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』ワーグナー『タンホイザー』等幅広いレパートリーで活躍。2002年(平成14年) - 2011年(平成23年)ワイマール・ドイツ国民劇場専属歌手を務め、ブレゲンツ音楽祭、ライン・ドイツ・オペラ、ハノーバー州立歌劇場、マンハイム国民劇場、ベルリン州立歌劇場、スコティッシュ・オペラ等各地でオペラに出演。
日本でのオペラ出演記録の初出は1985年(昭和60年)東京室内歌劇場ブリテン『カーリューリバー −隅田川−』修道僧の一人で名前が掲載されている。1988年(昭和63年)藤原歌劇団ヴェルディ『マクベス』刺客が公式なデビューということになる。1992年(平成4年)の渡欧までは主に藤原歌劇団に出演。その後は欧州と日本を往復するようになり、日本でも新国立劇場モーツァルト『魔笛』ザラストロ、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』ライモンド、びわ湖ホール ワーグナー『さまよえるオランダ人』ダーラント、二期会モーツァルト『フィガロの結婚』バルトロ等を務め、欧州と日本で出演したオペラを合計すると60余作、演じた役は80役、公演数は900を超え、2018年(平成30年)にはオペラデビュー30周年を迎えた。同年には新国立劇場ベートーヴェン『フィデリオ』ロッコに出演。この後、兵庫県立芸術文化センター ウェーバー『魔弾の射手』隠者、新国立劇場及び札幌文化芸術劇場?落とし公演等でのバッティストーニ指揮ヴェルディ『アイーダ』ランフィスを務める。2019年(令和元年)オペラ夏の祭典プッチーニ『トゥーランドット』ティムール、新国立劇場『タンホイザー』ヘルマン、東京二期会マスネ『エロディアード』ファニュエルで出演。
またコンサートソリストとしてもNHK交響楽団『第九』、宗教曲のソリスト等に出演。またマスタークラス等の教育活動にも取り組んでいる。ライプツィヒ在住。二期会会員。