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エンテナPLAY UNION


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ありそうでなかった形式のオムニバス公演は、演劇への入り口にもぴったり

作・演出家もキャストもすべて異なる30分の作品4本による新しい演劇体験。早くも第3回公演が実現!

4人の脚本家・演出家が自由に描いた短編作品4本のオムニバス演劇=エンテナPLAY UNION。昨年の第1回、今年1月の第2回公演に続いて、早くも第3回となる『あぁ、六月の雨〜ひとときの気まぐれ〜』が上演される。出演者も作品ごとにすべて入れ替わるこの舞台は、作る側/観る側の双方に新しい体験を提供してくれる。ここでは4作品の作・演出家とそれぞれの主演俳優、そしてプロデューサーの計9人に集まっていただき、お互いの座組に関する情報収集も兼ねた(?)インタビューとなった。


インタビュー写真

それぞれの座組の空気感を大切に

――― エンテナPLAY UNIONは、役者・歌手・声優・ダンサーなど多分野のエンターテイナーが集い、自らをプロデュースするAGN@Enthenaの市川大貴と竹田亮によって立ち上げられたプロジェクト。市川=総合演出(さらに1本で作・演出)、竹田=プロデュースという形が前回で確立し、今回も同じ体制で制作される。

市川(『シンクロナイズドインベーダー』脚本・演出)「特に狙ったわけではないんですけど、前回はたまたまテイストの違う4作品が集まりました。そもそも“こういう作品を書いてください”という注文は一切ないので」

竹田「今回も、あらすじを見る限りは全部違う感じになりましたね。プロデューサーと言っても僕はプランニングやキャスティングを担当して、芝居のことは皆さんに自由にやってもらっています(笑)。楽しくやっていただければそれは全てお客様に伝わると思うので、そういう想いでやっています」

――― 作品の内容はそれぞれの作・演出家に委ねられ、役者も含めて自分が関わる以外の作品は最終リハーサルまで見ることがない。完全に独立した4つの座組が並行して準備を進め、本番直前に1つになるというイメージだ。

竹田「それぞれの座組の中で作る空気感を大事にしてほしいので、顔合わせも場当たりも別々にやります。稽古期間中は自分たちの座組しか知らないので、いい緊張感を持って取り組んでもらえるかなと思っています。それが最後の通し稽古でみんなで集まったときに、1つのカンパニーとして結束が高まるんですよ」


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――― そんな条件の下で、作・演出家4人はどう考え、何を頼りに脚本を書いていくのだろうか。

中島大地(『prey on』脚本・演出)「他の皆さんがどう来るか、空気を読もうと思っても読む空気がないので(笑)、書くしかないという状況ですね。僕はいつも最後に言わせたい言葉だったり、お客様に何か一言持って帰ってほしい言葉をまず持ってきて、結末から書いていくんです。僕の作品は基本的にファンタジーテイストなので、30分でお客さんをその世界観に引き込まなければいけない。そのために必要な説明をどのタイミングで行って、どこにストーリーの山を持っていくかという30分間の使い方がすごく重要だなと思いながら今回は書いています」

桃原秀寿(『嘘つきアリアと不思議な幽霊屋敷』脚本・演出)「いつも“B級アクション演劇”って銘打っている通り、今回も大人から子供まで楽しめるアニメのような作品を作ろうと思っています。でも、30分で楽しませて終わらせるというのはすごく難しいですね。オムニバスだということを意識した方がいいかとプロデューサーに聞いたんですけど、しなくていいと言われたので、完全に自由に書かせていただきます」

中路貴之(『幸せの万華鏡』脚本・演出)「僕も他の方たちのことは意識せず、やりたいことをやろうと。ジャンルで言えばストレートかもしれないですね。でも30分なので、その中でスケール感とか、その30分以外のところまで想像していただけるような作品になればいいなという感じです」

市川「実は、僕は長い脚本を書いたことがないんです。書きたいものを書いて、終わるとだいたい30分くらいの内容になっちゃう。今回ももう書き上がっているんですけど、やはりそのくらいで終わっていますね」

一同「へえ〜〜っ(感心)」


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30分×4本という枠組みに胸躍る

――― 続いて、それぞれの作品で主演を務める役者たちに、現時点で考えていることを尋ねてみた。

平野隆士(『シンクロナイズドインベーダー』主演)「本がもうできてるって今聞いてビックリしていますけど(笑)、僕も他の作品のことは全然気にしないで、やれることをやりたいなと思います」

緑川睦(『prey on』主演)「この企画をいただいて、すぐに『世にも奇妙な物語』のイメージが浮かびました(笑)。自分がやらせていただく作品は、あらすじを何回読んでも、30分じゃ終わらないだろうっていう内容で(笑)。普通に1本作れるんじゃないかと思うくらい面白かったんです。今は、これをどうやって30分にするんだろうっていうワクワク感がありますね。あと、僕は怒られるのが苦手なので、チームが決まった瞬間、中島さんにLINEで“怒らないでください”って伝えました(笑)」

中島「発表されることが決まって、すぐ送られてきましたから(笑)」

緑川「どの現場でも、演出家さんには“褒められたら伸びます”と先手を打っています(笑)」

小俣一生(『幸せの万華鏡』主演)「万華鏡って不思議なイメージというか、僕の中ではどういう物語になるのかパッと浮かんでこないんですけど(笑)、おそらくヒューマンドラマ的なものが描かれるんじゃないかと……」

中路「ラブです」

小俣「あ、それ得意です!(笑) 僕自身がフィルターとなって、そういうところにどっぷり浸かれる物語を作れたらいいなと思います。中路さんとは初めてですが、僕も褒められて伸びるタイプなので、よろしくお願いします(笑)」

駒谷仁美(『嘘つきアリアと不思議な幽霊屋敷』主演)「幽霊屋敷の話だというのは初めて聞きました(笑)。今はまだ真っ白の状態です。オムニバスというのが初めてなのですごく楽しみですし、まだ台本もいただいてないので未知数で楽しみです。お芝居に対してのプライドみたいなものは特にないので、桃原さんに委ねようかなって思ってます」

桃原「僕も委ねます(笑)」

中島「誰が支えるねん(笑)」

駒谷「お互いが寄りかかれば、支え合えますよね(笑)」

桃原「うまいなあ(笑)。稽古期間が短いので、なるべく本人に近い役柄にしてあげたいなって思いながら書いています」


インタビュー写真

全員が楽しんで、それがお客さんに伝わる

――― さまざまな面で挑戦的な企画であるエンテナPLAY UNION。この日集まった9人からは、すでに熱い意気込みが感じられた。最後にそれぞれ読者へ向けて一言ずつメッセージをもらった。

桃原「かしこまらずに観てもらえたらなと思います。ぜひ、劇場に遊びに来てください」

竹田「もう取られた!そのフレーズ(笑)」

駒谷「前回、AKB時代の同期の子(大江朝美)が出演していたので観に行ったんですけど、そこには負けたくないので(笑)、いいものを作れたらと思っています」

中路「エンターテインメントにはいろんな形があっていいとずっと思っていたので、この4つの作品が、お客様の演劇に対するちょっと塞がってるような部分を開けていければいいかなと。そしてこの企画自体がもっと盛り上がっていけばいいかなと思うので、頑張ります」

小俣「僕は第1回と第2回も参加させていただいたんですけど、そこで観に来てくださったお客様がまた僕を見たときに、ちょっと違う芝居もできるんだなとか、こういう役者さん素敵だなって思っていただける芝居ができたらなと思います。中路さんが伝えたいことも熱く伝えていけるように頑張ります」

中島「まず、僕がカンフェティに来ると必ず雨が降るんだなということを伝えておきたいのと(※取材当日は雨)……これ必ず書いておいてくださいね(笑)。普通オムニバスというと、複数の脚本家が書いた作品を1人の演出家がつなげる場合が多いと思うんです。でも4人の演出家が1つの舞台を作り上げるのってたぶん珍しいと思うので、普通の舞台1本の楽しさを4つ分味わわせてあげられるような作品になればいいなと思っています。そしてこの企画が、役者としても演出家としても登竜門みたいな形になれば素敵だなとも思います」


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緑川「演劇ってちょっと敷居が高いというか、まず観てもらうことがなかなか難しい中で、言い方は悪いですがハズレの作品に当たってしまうと、演劇そのものを嫌いになっちゃうかもしれない。でもこの企画は、もちろん4本全部気に入ってもらえたら嬉しいですけど、どれか1本でも気に入ってもらえたら、演劇を好きになる入り口になると思うんです。演劇ってこんなに面白いものなんだって思ってもらえるように頑張ります」

市川「個人的なこととしては、これで3回目なので、今までの反省点も踏まえて、何度も観てくださってる方に新しいものを提示できたらと思っています。全体の話で言うと、2回やってみて思ったのが、やっぱりみんな良い意味でのライバル感みたいなものがあるんですよ。お互いの稽古を見ていなくても、だんだん耳に入ってきたりするので(笑)。そういうライバル感が稽古期間の中で盛り上がってきて、本番では助け合える仲間みたいになる。そんな公演になればいいなと思います」

平野「4人の演出家さんがやりたいことを思い切り出して、けっこう濃い30分間になると思うんですけど、とりあえず30分観ておけばいいっていう気軽さもある。だから軽い気持ちで観に来てくれたらいいですね。個人的なこととしては、どこのチームにも負けたくない!って思います。以上です!(笑)」

竹田「主演の方々はみんな、本当は出番が30分しかないような役者たちじゃないんですよ。そんな人たちが30分という制限の中でパフォーマンスするということで、たぶん最初からトップギアに入れてくると思うんです。まずはそれを楽しんでもらいたいですね。そして作る側にとっては、稽古期間が短いのと、他の作品がずっと見られないっていうこの緊張感によって、本番での新鮮さが全然違うと思うんです。だから公演期間中はずっと、役者も演出家も楽しめる。最初にも言いましたが、みんなが楽しんでいるからこそ、それがお客様に伝わるっていうのを前回すごく感じましたので、今まで演劇を観たことがない方も、ぜひ劇場にいらしていただきたいなと思います」


(取材・文&撮影:西本勲)


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PROFILE

桃原秀寿(ももはら・ひでつね)のプロフィール画像

● 桃原秀寿(ももはら・ひでつね)
6月7日生まれ、沖縄県出身。2011年に「平熱43度」を旗揚げ、主宰。作・演出を担当しつつ俳優としても活動。公演で使用する楽曲の作詞にも力を注ぐ。代表作は『熱血戦隊!ハートレンジャー!』。昨年はLIVE×STAGE『ソングドリーマーズ☆』で演出を手掛けた。

駒谷仁美(こまたに・ひとみ)のプロフィール画像

● 駒谷仁美(こまたに・ひとみ)
1988年12月16日生まれ、埼玉県出身。2005年にAKB48の1期生としてデビュー。現在はテレビドラマやバラエティのほか、『一騎当千』『ポチッとな。ーSwitching On Summerー』『ニンギョヒメ』といった多数の舞台に出演。映画『いびつ』(主演)、『メンゲキ!』にも出演している。

中路貴之(なかじ・たかゆき)のプロフィール画像

● 中路貴之(なかじ・たかゆき)
1983年2月21日生まれ、滋賀県出身。「劇団FULLMONTY」主宰。作・演出・役者・MCとマルチに活動。主な作・演出作品に、『OLD NEON-伝説の夜編-』『新・戦国浪漫イナズマ』(第25回池袋演劇祭・豊島区新聞社賞受賞)、劇団たいしゅう小説家『名主畑リーサとイザナギ君』『La・festa-人生のレシピ-』などがある。

小俣一生(おまた・いっせい)のプロフィール画像

● 小俣一生(おまた・いっせい)
1992年10月14日生まれ、東京都出身。ドラマや舞台で活躍するほか、ダンスボーカルユニット「Oma-housE」では歌手としての一面も魅せるなどマルチに活動。主な出演歴には、舞台『龍狼伝 第二章』、映画『レジェンド最凶覚醒』、TBS『放課後はミステリーとともに』『生きろ〜戦場に残した伝言〜』などがある。

中島大地(なかしま・だいち)のプロフィール画像

● 中島大地(なかしま・だいち)
1988年11月14日生まれ、佐賀県出身。2010年より舞台を中心に活動。『人狼ザ・ライブプレイングシアター』シリーズ、『DIVE@LIVE-炎-』『同 -維新-幕末狼kick』『散れ桜よ、刻天ノ証ニ』などでは出演だけでなく演出助手も担当。2013年からは船木政秀、大曽根敬大、結城駿と結成したエンターテイメントユニット「TRIBE」で活動中。

緑川睦(みどりかわ・りく)のプロフィール画像

● 緑川睦(みどりかわ・りく)
千葉県出身。主な舞台出演歴には『裏切りは僕の名前を知っているvol.2』『同vol.3』『みんなのうた』『のぶニャがの野望弍(にゃん)』『TARO』『龍狼伝』などがある。

市川大貴(いちかわ・だいき)のプロフィール画像

● 市川大貴(いちかわ・だいき)
1989年1月13日生まれ、東京都出身。役者として舞台やドラマで活躍。代表作としてはTBS系列『アルジャーノンに花束を』(2015年)の脳生理科学研究センター研究員・柳瀬賢一役などがある。エンテナPLAY UNION第1回公演では『オカルト研究#8 憑依』で脚本・演出を担当した。

平野隆士(ひらの・りゅうじ)のプロフィール画像

● 平野隆士(ひらの・りゅうじ)
1992年12月22日生まれ、栃木県出身。主な出演歴は、TV『ハガネの女』『アスコーマーチ』、舞台ではわをん企画『ハムレット』、A'company『ROCK ON!!-soul music-』『BUZZWORD-LIVE our lives-』、オトメライブ『CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜WatchOver』など。

竹田亮(たけだ・りょう)のプロフィール画像

● 竹田亮(たけだ・りょう)
1990年4月17日生まれ、沖縄県出身。俳優として、NHK『ある日、アヒルバス』、 CX系列『ストロベリーナイト』、舞台『Earth Rise 世界の始まりに君に逢いにいく』『旦那–er's High!!』などに出演。沖縄の伝統芸能を用いた演舞を披露するパフォーマーとしても活動。近年は演出・制作側にも活動の幅を広げている。

公演情報

「「あぁ、六月の雨〜ひとときの気まぐれ〜」」のチラシ画像

エンテナPLAY UNION 第3回公演
「あぁ、六月の雨〜ひとときの気まぐれ〜」


2016年6月22日 (水) 〜2016年6月26日 (日)
シアター風姿花伝
HP:公演ホームページ

18名限定!5,000円(全席指定・税込) → 3,900円さらに1,000Pゲット!(6/21 18時50分〜ポイントUP中!)

詳細はこちら

「「あぁ、六月の雨〜ひとときの気まぐれ〜」」のチラシ画像

エンテナPLAYUNION第3回公演
「あぁ、六月の雨〜ひとときの気まぐれ〜」


2016年6月22日 (水) 〜2016年6月26日 (日)
シアター風姿花伝
HP:公演ホームページ

全席指定:5,000円(税込)

※ご予約の際、お好きなキャストをお選びください。

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