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松本陽一・椎名亜音・藤堂 瞬


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外国映画のようなオシャレでロマンティックな世界が、ここに。

16人の登場人物が紡ぎ出す人生の奇跡。「数字」によって結ばれる至極の群像劇。

ぶっ飛んだキャラクターと矢継ぎ早の展開が織りなすハイスピードコメディで人気の劇団6番シード。その最新作『Life is Numbers 〜ライフイズナンバーズ〜』はこれまでとはちょっと趣向の異なる、“大人の群像劇”になると言う。来年には結成25周年を迎える人気劇団の新機軸とは果たして―― 作・演出の松本陽一、そして劇団員の藤堂瞬、椎名亜音が語る新作の世界を少し覗いてみよう。


インタビュー写真

同じ街で暮らす16人の男女を描いた心温まる物語。

――― 『Life is Numbers 〜ライフイズナンバーズ〜』はタイトル通り、数字が物語の鍵を握っている。その構想のきっかけは、作・演出の松本の何気ない日常の暮らしの中にあった。

松本「公演が終わった後に、スーパー銭湯に行ったんですよ。たぶん疲れてたんでしょうね。サウナとかいろいろ入ってたら、急に心臓がバクバクしてきて…。その時、ふっと一生の鼓動の数は決まっているって話を思い出したんです。もしその数を知ることができたらどうなるんだろうって考えて。その瞬間、『Life is Numbers 〜ライフイズナンバーズ〜』ってタイトルが浮かんできました」

――― 本作には、16人のキャラクターが登場する。突然、余命を宣告された青年とその恋人。心臓外科に勤めるエリート女医とその助手。銀行強盗を計画するダメ男たち。そんな何の接点もない、しかし同じ街で暮らしている16人の登場人物の人生が、街角にある様々な数字によって交差し、結ばれていく。

松本「イメージは、映画『ラブ・アクチュアリー』です。今まで6番シードはどちらかと言うと大人が大人げないことを全力でやるという物語を多くつくってきたんですね。でも、みんなも年齢を重ねて、世間的にも大人の劇団と見られるようになって。そろそろちゃんと大人のロマンティックな群像劇をやってみたいな、と(笑)。きっと今までの6番シードにないものを見せられる作品になると思います」

――― その中心に立つのが、余命宣告された青年を演ずる藤堂瞬。劇団本公演では初の単独主演となる。

藤堂「今年で入団8年目。今まで数々の先輩たちが主演を張る姿を見てきました。やっぱり真ん中がしっかりしていると作品も良くなるんですよね。ずっと憧れていたし、やりたい気持ちもすごくあった。だから必ずこの作品を成功させたいし、主演としても良かったねと言ってもらえるように頑張りたいなって気持ちでいっぱいです」

松本「藤堂の役は余命宣告されたものの、決して悲劇的ではなく、その後もどこか飄々と生き続けているキャラクター。そんな彼の存在がいろんな登場人物たちに派生していくという構造になっています。今までの藤堂の役どころを考えれば、新境地と言った方が近いかもしれないですね。会社の飲み会でもみんなと一緒に笑ってるんだけど影が薄い人っているじゃないですか。そういうちょっと地味な役どころ(笑)。でも、彼ならできると思ったからこそ、今回、初めて主演を任せることにしたんです」

藤堂「今回は群像劇だから、いろんな人にスポットが当たると思うんですよ。その中で心配なのは、自分が埋もれないかということ(苦笑)。お客さんが“誰を見ていいかわからない!”ってならないように、真ん中にいる人間としてしっかり存在感を出したいですね」

インタビュー写真

等身大のラブストーリーも! 異例尽くしの意欲作。

――― そして椎名亜音が演じるのが、建築デザイナー。ビジュアル撮影では、松本からこんなオーダーを受けたと言う。

椎名「松本からイメージを書いた紙を渡されたんですけど、私のところには“月9”としか書かれてなくて。詳しく聞いても、“何かあれだよ、オシャレなやつだよ!”って雑な指定のみ(笑)。で、メイクさんと衣裳さんに相談した結果、何だか浅野温子さんみたいになりました(笑)。6番シードでは設定が突飛だったりテンションが高かったり、特徴的なキャラクターをやることが多かったんですけど、今回はみんなわりと普通の役どころ。このメンバーで自然なキャラクターをやったら一体どうなるんだろうって、すごくワクワクしています」

松本「今回はラブストーリーも入ってきますしね。特に椎名の演じるキャラはラブストーリー担当。客演の高田淳さん演じるシステムエンジニアと恋人同士で、普段はビシッとカッコいい感じだけど、夜はふたりでジャージ着てファミコンやっているような役です」

椎名「松本の作品で恋愛要素が入っていること自体がもう珍しい。キャラクターの設定表に“誰々の恋人”って書いてあるだけでビックリしました。“松本さん、どうしたんだろう…!?”って(笑)」

松本「今回は、明確なコメディという感じにはならないと思います。クスッと笑えるところは盛り込みつつ、16人それぞれの人生があって、それが数字で交差していく。そんな緻密で見応えのある物語にしていくつもりです」

インタビュー写真

今だから書ける気がした。脚本家・松本の自信と挑戦。

――― 作品全体からにじみ出るのは、まるで海外の恋愛映画のような洒脱さ。昨今の小劇場界において、こうした大人の軽やかさとオシャレな空気感を前面に押し出した作品は異色と言える。

松本「今、あんまりないからこそ、やろうと思ったのはあるかもしれないですね。本来的には、パンチのある企画を立てる方が得意。今回はその真逆です。地味な作風だけど、敢えてやってみようかなと。僕の中では、小さな、ある意味ではとても大きなチャレンジではあります」

藤堂「松本さんが参考にしたと言う『ラブ・アクチュアリー』を観たんですけど、面白くて、オシャレで、要所要所で泣けるところがあって。こういう作品を今の劇団員とゲストのみなさんでつくるのかと思ったら、すごく楽しみになりました」

椎名「それぞれのキャラクターがいろんなところでつながっていて、相関図が大変なことになっているんですよ。でも、こういう何の関係もないと思っていた人たちが実はつながっていたっていう設定って、すごく面白いじゃないですか。バラバラだった点がパッと線でつながった時の爽快感は、すべてを知っている観客だけが味わえる面白さ。派手ではないけれど、最初から最後まで全部に見どころがつまっている、ある意味濃い物語になるんじゃないかと思っています」

――― だが、こうしたストーリーテリングの妙を楽しむ舞台は、そのまま作家の腕前が問われる。16人のキャラクターを、いかに全員輝かせるか。松本の筆力にかかる期待は大きい。

松本「自分で自分を褒めるみたいなんですけど、今の自分ならその力があるなって気がしたんですよね。もうちょっと昔の自分なら、全員の人生を描こうとして冗長になったり、逆に上演時間におさまりきらなくて描き切れないキャラが出てきたりしたと思う。でも、今の僕なら2時間という上演時間の中で16人の人生をテンポ良く軽やかに描けるんじゃないかって。だからこそ、今、この作品をやることにしたんです」

――― 円熟期に入りつつある劇団6番シード。その洗練されたシナリオ設計と巧みな役者の力量を味わえる舞台となりそうだ。では、最後に作品のテーマにちなんで、それぞれの好きな数字を聞いてみた。

藤堂「17ですね。20歳の時、サッカー部を辞めて、そこからはサッカーは趣味にしようと、地元の友人たちとクラブチームをつくったんです。当時、好きだったサッカー選手が、イングランド代表のテディ・シェリンガム。彼の背番号にちなんで、僕も自分の背番号を17にしました。以来、17はずっと好きな数字です」

松本「好きというのとは少し違うかもしれないけれど、僕にとって特別な意味を持つ数字が、藤堂と同じ17ですね。なぜかと言うと、作家として嬉しいのが、登場人物全員が輝いていたと言われること。それができる僕の脚本家としての最大人数が17人なんです。今回は16人。一応、1人分、余剰がある(笑)。だからしっかり全員を輝かせたいと思います」

椎名「私は生活の中で数字にあんまりこだわったことがないんですけど、6番シードに入ってから、6という数字に愛着が湧くようになりましたね。結婚式のビンゴとかで、よく景品をもらう時に数字を選んだりするじゃないですか。その時も自然と6を選んだり。これが結構いい景品が当たるんですよ(笑)。だから私にとって6はラッキーナンバーなのかもしれませんね」


(取材・文&撮影:横川良明)

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PROFILE

松本 陽一(まつもと・よういち)のプロフィール画像

● 松本 陽一(まつもと・よういち)
1974年9月18日生まれ。広島県出身。97年、劇団6番シードに入団。01年、『ホテル・ニューパンプシャー206』で脚本・演出デビュー。07年より、劇団6番シードの代表となる。スピード感あふれるノンストップコメディを得意とし、これまで50作品以上の脚本・演出を担当。映像作品の脚本や、数多くの演劇ワークショップの開催など、多岐にわたった活動を展開している。

藤堂 瞬(とうどう・しゅん)のプロフィール画像

● 藤堂 瞬(とうどう・しゅん)
1982年7月23日生まれ。千葉県出身。08年、『賊』で劇団6番シードに初参加。09年、正式に入団する。以降、劇団本公演に出演するほか、16年は『ルルドの森』『ヨミガエラセ屋』『ヅカヅカ☆ルネッサンス』に出演するなど外部作品でも存在感を見せている。

椎名 亜音(しいな・あのん)のプロフィール画像

● 椎名 亜音(しいな・あのん)
1982年9月19日生まれ。東京都出身。12歳から舞台出演を重ね、03年、劇団6番シードに入団。同年、『ペーパーカンパニーゴーストカンパニー』で劇団員としてのデビューを飾る。以降、劇団の中心メンバーのひとりとして活動するほか、16年は『Justice for』『何度もすみません』『ヅカヅカ☆ルネッサンス』など外部作品にも多数出演。

公演情報

「Life is Numbers 〜ライフイズナンバーズ〜」のチラシ画像

劇団6番シード 第62回公演
Life is Numbers 〜ライフイズナンバーズ〜


2016年9月7日 (水) 〜2016年9月11日 (日)
中野ザ・ポケット
HP:公演ホームページ

全席指定(前売):4,200円(税込)

詳細はこちら

「Life is Numbers 〜ライフイズナンバーズ〜」のチラシ画像

劇団6番シード 第62回公演
Life is Numbers 〜ライフイズナンバーズ〜


2016年9月7日 (水) 〜2016年9月11日 (日)
中野ザ・ポケット
HP:公演ホームページ

22名限定!4,200円(全席指定・税込) → 【指定席引換券】3,500円さらに1,700Pゲット!(9/6 17時20分〜ポイントUP中!)

詳細はこちら