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今井俊輔・南雲 彩・吉野 翠


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フォレスタでも共演する3人による、楽しくて贅沢なサロンコンサート

クラシックで磨かれた歌とピアノが「日本」に出会う夜

BS日テレで放送中の音楽番組『BS日本・こころの歌』。そこにレギュラー出演しているコーラスグループ<フォレスタ>のバリトン担当・今井俊輔が、同じくフォレスタにピアニストとして参加している南雲 彩、吉野 翠を迎えたサロンコンサート『Concert Dual Nature』を9月に行う。普段はオペラやクラシックの世界で活動する3人が、観客との距離が近いアットホームな空間で上質な音楽を届けてくれる。


インタビュー写真

幅広いジャンルの音楽と観客の目線を学んだ

――― 日本の風土と文化を歌い継ぐことをテーマにした『BS日本・こころの歌』で生まれたフォレスタは、番組出演のほかコンサート活動も精力的に開催し、日本中に多くのファンを持つ。全員が音大出身というメンバーたちにとって、このプロジェクトを通じて日本の歌曲や童謡に触れたことは新鮮な経験だったようだ。

今井「僕は高校まで水泳をやっていて、音楽との接点はほとんどなかった……少年隊のシングルCDを買ったことがあるくらいで(笑)、カラオケも行ったことがありませんでした。だから藝大で音楽の勉強をするようになって、オペラとかピアノ曲とかを片っ端から聴いていったのですが、その後フォレスタのお仕事をいただいたときは、また知っている曲が全然ない状態になって……そんなふうに、いつも僕はすべて新鮮にやれるのが楽しいですね」

南雲「私は日本の歌は好きで聴いていたので、音楽的には違和感なく入っていけましたが、弾くことに関してはとても苦戦しました。同じピアノでも、大学で勉強していたクラシックとは求められる要素が違うんです。まず歌の伴奏だというところが大きく違いますし、クラシックではテンポの揺れを大事にしますが、歌謡曲では基本のテンポがずっと続いていくという具合いに、同じようでいて細かい差がある。そこはとても難しく感じますし、今でもまだ勉強しているところです」

吉野「私もジャンルは関係なく聴く方なので、フォレスタのお仕事にはあまり違和感なくなじんでいけたかなと思っていますが、やはり弾くことはすごく難しいですね。彩さんの演奏を聴いているぶんには“わあ素敵!”と感じるのですが、いざ自分が弾くとなると、シンプルな伴奏ほど難しい。そこにはクラシックとはまた別の難しさがあって、なるべく客観的なアドバイスを大事にしながら完成させていくようにしています」

――― こうした経験が、普段の活動に与える影響も大きいという。

今井「いろんな人の映像を観て知識が深まったり、いろんな歌い方に触れたりして、本当にジャンルにとらわれず幅広いスタンスで歌に取り組めるようになりましたし、お客様もいろんな方向に興味を持ってくれるのが嬉しいですね。オペラが好きな人が日本の歌謡曲や演歌、ジャズなどに興味を持ったり、逆にそっちが好きだった人がオペラに興味を持ったり。あまり垣根を作らずに活動していけるようになったと思います」

南雲「TVは限られた時間で本番を収録しなければいけないし、カメラや照明のスタッフさんが周りで動き回っている中でも集中して演奏する力はついたかなと思います。あとは演奏しているときの表情ですね。楽しい曲は楽しそうに、柔らかい曲は柔らかい表情で弾いてくださいって言われると、私たちはそれを音で表現することしか学んできていないので、最初はどうすればいいのかわからなくなることもありました。
 でも何回かやっていくうちに、普段の演奏でも知らないうちにリズムをとるようになっていたり、ステージに出ていくときも少しは楽しそうに出ていけるようになったりと、そういうのは学ばせていただいているなと思います」

吉野「私もまったく同じで、以前は顔とか演奏の姿勢を客観的にとらえたことがなかったし、それを注意されることもなかったので、そこは明らかに変わったことですね。演奏に集中すると歯を食いしばることもあったりして、“もう少し口角を上げてください”って言われたり(笑)。お客様の立場から見ると、確かにそういう見た目の部分も大事だなと思うし、自分がコンサートを観ていても“あっ、ほんとだ!”と思うときがありますね」

今井「僕はカメラが来ると真顔になっちゃって、楽しそうな曲も楽しく歌ってるように見えないってよく言われます(笑)」

南雲「でも、生のコンサートではすごく表情豊かだし、お話も上手だし、もちろんオペラではジェスチャーもされますから、テレビとコンサートのギャップがすごいっていうお客様は多いですよ」

吉野「そうですね。“こんなに笑う人だと思わなかった”とか」

今井「知らなかったなー(笑)」


インタビュー写真

休憩入りの長時間公演に、恒例の“お楽しみコーナー”も

――― そんな3人が集まってコンサートを行うのは今回が5回目。初めはキャパ500人程度の会場でスタートしたそうだが、昨年12月に初めて『Concert Dual Nature』のタイトルを冠し、キャパ130人のカワイ表参道コンサートサロンに会場を移した。

今井「僕はピアノを聴くのが好きなので、とにかく“ピアノを聴きたい”という気持ちが最初にありました。それと、僕の歌とのコラボレーションも面白いなと思って2人に声をかけたんです」

南雲「ピアノ2台とか連弾で歌の伴奏をするのって、声量があって声がきちんと飛ぶ人じゃないと成立しないんです。だから私たちとしては、歌の人をいかに活かしつつ、どんな音量で弾くかというのはとても気をつかうところなんですけど、今井さんは、まあ(声が)豊かなので……」

今井「そんなことないよ(笑)」

南雲「2人でダーッと弾いても大丈夫なので、とても貴重な演奏の機会をいただいたと思っています」

吉野「2人で支えてちょうどいいなんて、普通はありえないですから(笑)」

今井「表参道にはカワイのフルコンが置いてあるのですが、それがまたいい音でね。ちょっと暗めの音で、僕は好きなんです」

南雲「小さな空間に、Shigeru Kawaiモデルの割と大きなピアノが入っているのがあそこの売りなんですよね。どちらかというと豊かで、渋めの人もいける音がする」

今井「そこで去年は1日2回、昼と夜でまったく雰囲気を変えた二面性のあるコンサートをやりました。それができたのもフォレスタのおかげで、演奏するジャンルがそれだけ広くなっているということ。本当に感謝ですね」

――― 今回の9月のコンサートは「日本」がテーマで、日本の歌曲や、日本に関連したピアノ曲などを取り上げる。公演は1回のみだが、そのぶん休憩を挟んで長時間のプログラムになる予定だという。

今井「僕が歌うコーナーでは中田喜直さんの作品を取り上げます。フランスの音楽を敬愛して、ドビュッシーなどに寄り添った作品をよく書いていた方なので、日本っぽい部分もあり、なおかつちょっと印象派っぽいものをミックスした選曲になります。ショパンのピアノ曲にそっくりな「雪の降るまちを」のように、外国曲から影響を受けたというより“まったく似てる曲”というのもやります」

南雲「“これはいいのかしら?”って思うくらいそっくりな曲がありますからね(笑)。とても面白い企画だと思います。ピアノのコーナーも日本のメロディを中心に、日本の歌曲をピアノ用に編曲したり、日本のエッセンスが含まれていると思われるクラシックの作品などを並べて聴いていただけたらいいなと思います」

吉野「そんな第1部と第2部に加えて、プログラムには載っていない第3部……“お楽しみコーナー”というのがあります(笑)」

南雲「アンコールとはまた別の、すごい量のコーナーです」

今井「ヨーロッパの音楽家のソロリサイタルとかだと、アンコールがけっこう膨大で、なんでもありの世界になることが多いんです。出演者もみんな楽しそうだし、そういうのがいいなあと思って。日本だとアンコールは1、2曲で終わるものなので、今は“お楽しみコーナー”として、長めの時間をとっています。ほんとにいろんなジャンルを聴いていただいこうという趣向です」


インタビュー写真

クラシックの技術とエネルギーをすべてのジャンルに注ぐ

――― 音楽以外に、3人のトークも楽しみの1つ。

南雲「そこは基本的に今井さんに任せているので、何を話すか、いつ私たちに話が振られてくるかわからないんですよ」

吉野「そうそう!(笑)」

南雲「急に話を振られてまごまごしたり、それに戦う私たちがいたり(笑)」

今井「戦われて動揺しちゃったこともありました(笑)。歌詞が出てこなくなって……」

吉野「「初恋」っていう日本の歌曲にちなんで、今井さんが“彩ちゃん、初恋はいつ?”って質問したら、逆に“今井さんは?”って返されて動揺して、次の曲で歌詞が飛んじゃったんです(笑)」

南雲「お客様は大爆笑でしたね(笑)」

――― そんな楽しくリラックスした雰囲気で味わう、豊かな音楽。ホールでのコンサートとは一味違う、贅沢なひとときを過ごせることだろう。

今井「僕たちがフォレスタで培ってきたジャンルの広さというのはあるんですけど、それ以前に学んできたクラシックの基本がありますので、その質は絶対に下げないようにしたい。そこの技術や根本のエネルギーをすべてのジャンルに注げるように頑張っていきますし、だからこそお客様がいろんなスタイルで楽しめると思ってますので、どうぞよろしくお願いいたします」

吉野「もうそれが締めでいいです(笑)」

南雲「私も以下同文で(笑)」

今井「ダメだよ!(笑)」

南雲「……そうですね、何も考えずに聴いていただいて、それで何かが伝わるような演奏になるように精一杯頑張ります」

吉野「さっきもお客様目線という話が出ましたが、選曲もそうですし、演奏するときの雰囲気も、お客様の目線で考えてやっていく演奏会にしたいと思っていますので、どうぞ聴きにきてください」


(取材・文&撮影:西本 勲)

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PROFILE

今井俊輔(いまい・しゅんすけ)のプロフィール画像

● 今井俊輔(いまい・しゅんすけ)
東京藝術大学声楽科主席卒業。同大学院修了。イタリアオペラをレパートリーに活動し、主な出演作に『マクベス』『カルメン』『ジャンニ・スキッキ』『イル・トロヴァトーレ』『道化師』『ラ・ボエーム』がある。テノール歌手・上本訓久と結成したユニット、グリダーレでも活動中。

南雲 彩(なぐも・あや)のプロフィール画像

● 南雲 彩(なぐも・あや)
武蔵野音楽大学付属高校卒業、同大学器楽学科ピアノ専攻卒業。ソロ演奏のほか、ピアノデュオ、器楽・声楽・合唱の伴奏、室内楽奏者としても幅広く活動している。13年には横山聡子(フルート)、加藤恵理(ヴァイオリン)とトリオ・フルールを結成し、翌年CDデビューも果たした。

吉野 翠(よしの・みどり)のプロフィール画像

● 吉野 翠(よしの・みどり)
武蔵野音楽大学付属高校卒業、同大学器楽学科ピアノ専攻卒業。同大学特修科ピアノ専攻修了。フォレスタメンバーとして全国各地のコンサートに参加する一方で、少人数メンバーによるライブハウス公演も敢行。7月には吉田静(メゾソプラノ)とのデュエットライブを行った。

公演情報

「Concert Dual Nature」のチラシ画像

Concert Dual Nature

2016年9月7日 (水)
カワイ表参道 コンサートサロン パウゼ
HP:公演ホームページ

全席自由:6,000円(税込)

詳細はこちら

「Concert Dual Nature」のチラシ画像

Concert Dual Nature

2016年9月7日 (水)
カワイ表参道 コンサートサロン パウゼ
HP:公演ホームページ

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