様々なオーディションから選抜されたメンバーで結成された劇団町ボーイズ☆(通称:番ボ)の第4回本公演が10月13日からスタートする。今回は番ボの面々が人気恋愛ドラマアプリ「天下統一恋の乱 Love Ballad」のキャラクターに扮し、開演直前に6種類13枚のカードを引いて「人狼劇」に挑戦する。新たな試みに挑む5人のメンバーに話を伺った。
――― 恋愛ドラマアプリ「天下統一恋の乱 Love Ballad」というゲーム原作があって、そこに「人狼ザ・ライブプレイングシアター」(人狼TLPT)が加わるという企画を聞いたときはどう思われましたか?
糸川「今まで恋愛ゲームの舞台とか2.5次元の舞台は単体ではあったけど、そこに人狼が組み合わさることでアドリブの芝居が加わって、舞台の展開が変わっていくのは、本当に新しいなと思いました」
松本「最初に聞いたときは、人狼ゲームと恋愛ドラマアプリをどうつなげるのかなと思いました。オープニングは脚本でがありますが、あとはアドリブのお芝居になるので、アプリに登場する戦国武将たちがどんな風に人狼ゲームをするのが想像つかなくて。でも、そのつながりがうまくいけば、いろんなお客さんが楽しめる舞台になるのではないかと」
高本「確かに僕も、人狼ゲーム自体は知ってたけどそれをどうやって舞台にするのかなと思いました。でも、稽古が始まってみると、演じながら人狼ゲームをするっていう試みって、すごく面白いものになるのではないかと思いました」
瑛「戦国時代の武将たちが集まって、『拙者は人狼でござる!』みたいなことになる様子をまず想像しました。でも、配役をいただいてからゲームをしてみたら、けっこうしゃべり方や立ち居振る舞いも現代とかけ離れたものではなかったんですね。うまくキャラクターをつかんで、いいものにできたらいいなって」
二葉「最初は人狼ゲームを舞台でやると聞いてクエスチョンマークだらけだったんです。そのあとに、キャラクターを演じながら人狼ゲームをすると聞いて、さらに不安になったんですが、稽古をしていくうちに、見せる人狼ゲームってものがあるんだってことを知って、イメージがどんどん湧いてきました」
――― みなさん、「天下統一恋の乱 Love Ballad」に出てくる戦国武将のキャラクターを演じるわけですが、その役についてはいかがですか?
二葉「全員、オーディションを受けて役が決まったんです。僕は織田信長が一番好きだったんで、オーディションを受けて、その役ができるということが素直にうれしかったです」
瑛「僕が演じる片倉小十郎は、落ち着いていて、髪形もオールバックなので、けっこう普段の俺のまんまなんじゃないかって。今日ビジュアル撮影してみて、我ながら似ているなって思いました。特にたれ目なところが合致しているなと」
高本「僕は普段はいじられキャラで口数も多いので、伊達政宗の役をもらったときに、性格的に真逆かなと思ったんです。でも、そんな真逆の役を演じるのは難しそうだけど、楽しみでもありますね」
松本「歴史上の武田信玄って、渋い感じだと思ってました。でも、アプリのキャラを見たら、性格がオラオラで、髪の毛も赤くて、『こっちこいよ』みたいな強めのキャラなので、そんな役ができることってめったにないし、新しい自分を経験できるいい機会だなと」
糸川「真田幸村のキャラにはけっこう近いかなと思っていました。でも、真田が大事なところで一手を決めるキャラなので、人狼ゲームの中で、いかにそういう部分が出せるか、考えないといけないなって思いました」
――― 実際に稽古をやってみてどうでしたか?
松本「説得力が大事なゲームだなって思いますね」
二葉「プライベートで人狼ゲームやってるところを見せても楽しくないから、ショーとして成り立たせないといけないところが難しいと思います。例えば、『狂人』というカードを引いたら、その人が動き出さないとドラマにはならないので、失敗してもいいから、とにかく動き出して、その中に個性やキャラをどう乗せていくかという稽古をしています」
糸川「それに、普通にやっていても時間が足りないのに、そこにキャラをのっけないといけないから、余計に大変ですね。人狼って人間性が出るので、焦りとか生々しさも出るでしょうね」
高本「僕らの中で話がわかっていても、お客さんには伝わってなときもあるだろうから、そういうときは、わかっていても、質問してかみ砕いたりして、お客さんと共有できるようにしないといけないなと思います」
――― 高本さん、さっきいじられキャラだって言ってましたけど、しっかりしてますね。人狼ゲームをやってみて、メンバー間で意外なところが見えたりしましたか?
二葉「それがまさに高本くんなんですよ。普段はすごいおっとりした性格なのに、人狼ゲームになると、やたらと熱くなる。口調とかも、あらあらしくなったりして……」
瑛「その口調が怪しすぎて、一番に疑われるんだよね(笑)」
高本「そういうとき、僕が人狼ですよね(笑)」
松本「そんなに普段頭よさそうなこと言ってない人の頭の良さが見えたり、口下手そうな人に言い負かされたり、いろんな一面が見えます」
瑛「人狼ゲームをやると、自分の中の人狼が目覚めるっていうね。今うまいこと言ったよね!」
二葉「そうなんじゃないですかー(笑)」
――― やってると、素が見えてきて、仲良くなったりとかは?
松本「逆に仲悪くなりますね(笑)」
二葉「常に疑いあってるんで、信じられなくなったりとか」
糸川「普段はめちゃめちゃ仲いいけど、人狼ゲームのときだけは、バチバチしちゃうから」
瑛「それだけ真剣に取り組んでるってことですね。稽古が終わったあとも、こうしたらいいんじゃないのって、向上心がすごく湧いてくるし」
――― 舞台まであと少しですが、お客さんには、どんなところを見てもらいたいですか?
二葉「今回の舞台は、何公演やっても違うストーリーが出来上がるし、僕たちと一緒にお客さんにも推理してもらえるところが新しいと思いますね」
松本「お客さんに推理してもらって、それを投票してもらうという企画もあります。当たるとグッズがもらえたりするので、そういうことも楽しみにしてもらえたらと」
高本「僕思うんですけど、恋愛ドラマアプリが好きで、人狼ゲームのことを知らない人もいると思うんです。でも、今回の舞台ではフランシスコ・ザビエールっていう役の方が、ゲームを丁寧に教えてくれるので、人狼ゲームのことを知らなくても楽しめると思います」
――― 私も人狼ゲームを知らずに人狼ゲームの舞台を見に行ったことがありますが、ルールを知らなくても、そうやって最初に説明があるのでルールがつかめるし、そのあとは推理の物語のように見えました。
瑛「それに、生の舞台って熱量が伝わってくると思うんで、その熱量をそのまま受け取ってほしいなと思いますね」
糸川「僕たちもオーディションで役が決まって、切磋琢磨しながら作っているところです。キャラを忠実に演じながらアドリブでお芝居をしますので、期待して見に来ていただけたらと思います」
二葉「それと、オープニングでは、歌や踊りや殺陣などを見せる、エンターテイメント性の高い場面もきっちりありますんで、アプリの中の人気キャラが、実際のステージで歌ったり踊ったりするところも楽しみにしてほしいです」
(取材・文:西森路代)
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9月13日、20日、27日の21時〜でSHOWROOM放送決定!!
タイトル「前略、番町ボーイズ☆です。」
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舞台の魅力をあますことなくお伝えします♪
お楽しみに。
★9/1解禁!SPOT映像はコチラ!
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