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宮下貴浩・大林素子・早乙女じょうじ


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夢と現実の街・東京。傷ついた心を優しく包みこむ珠玉のハートフルコメディ。

舞台は、夜行バスの待合室。傷を抱えた者たちに訪れる、小さな奇跡の物語。

気鋭の劇作家・演出家、えのもとぐりむ率いる「ぐりむの法則」の最新作が決まった。タイトルは『東京のぺいん』。主演にはぐりむ作品には欠かせない盟友・宮下貴浩。さらに舞台女優としてめざましい活躍を見せる大林素子、ミュージカル『忍たま乱太郎』など人気舞台に多数出演する早乙女じょうじが脇を固める。クリスマスイブの東京の夜を舞台にしたヒューマンコメディ。きっとすべての観客にとって、忘れられないクリスマスプレゼントとなるはずだ。


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演劇ビギナーも楽しめるポップでビターなぐりむワールド。

――― 宮下と言えば、えのもとぐりむが代表を務める劇団居酒屋ベースボールの看板俳優。最も多くぐりむ作品に出演する俳優として、その魅力を語ってもらった。

宮下「えのもとくんの作品って、演劇って取っつきづらいと思っている人でもすんなり楽しめるんです。それも単にわかりやすいだけじゃなく、しっかりとヒネリが効いているところが面白い。演劇的なんだけど、決してハードルは高くない。そして、どの作品にも必ずえのもとくんの“俺はこれが伝えたいんだ”っていうメッセージが貫かれている。そこがすごくいいなと思っています」

――― 大林は今年4月に名古屋で上演された『ソウサイノチチル』でぐりむ作品に初出演を果たした。実はその前からずっとぐりむファンだったのだとか。

大林「初めてぐりむ作品に出会ったのは2年前の『嘘つき歌姫』という作品。“こんな舞台観たことない!”って観終わった瞬間に虜になりました。以来、ずっといつかご一緒したいと思っていたので、『ソウサイノチチル』のお話をいただいたときは嬉しかったですね。ぐりむさんにはぜひこれからも私のことを育てていただきたいと切望しています(笑)」

――― そして早乙女は10月に上演の『コウの花嫁』に続きぐりむ作品に連続出演となる。

早乙女「こうして立て続けに呼んでいただけるのは役者としてとてもありがたいです。今回僕が楽しみなのが、宮下さんとご一緒できること。宮下さんを初めて拝見したのは、2月に上演されたキャットミント隊さんの『アンジェラ』という舞台。その中でいちばん気になる役者さんが宮下さんだったので、今回こうしてがっつりと絡めるのが本当に嬉しいです!」

大林「私の中でも宮っちは神なんです。特に大好きなのは、声ですね。台詞を口にするだけで、お客さんに魔法をかける力がある。よく小劇場界の女の子たちと話をするんですけど、その中で今いちばんご一緒したい俳優さんとして名前が挙がるのが、宮っちなんですよ」

宮下「やめてください、世界の大林素子がそんなことを…(照)。スポーツ好きの僕にとって素子さんはレジェンド。稽古場での姿勢も本当に真面目で。そんな素子さんを差し置いて、僕が主演なんて畏れ多い気持ちでいっぱいです」

早乙女「母がバレーボールをやっていたので、小さい頃、よく大林さんの試合を見ていたんですよ。だからご一緒できるのが本当に嬉しくて、きっと親も大喜びだろうな、と(笑)。うちの両親はまだ仕事をしているので、忙しくてなかなか普段は僕の出ている舞台も観に来られないんですけど、今回は絶対に観てほしいと思って、すぐメールしました」

――― ソウル、バルセロナ、アトランタと3大会連続に五輪出場を果たすなど、日本のエースアタッカーとして名を馳せた大林だが、近年はすっかり女優としての顔も定着した感がある。しかし、本人は今も「芝居は素人」と初心を忘れない。

大林「だからもっといろんな人といろんなお芝居がしたいです。初めての方とお芝居をするたびに、毎回感動が尽きない。それが楽しくてこうして演技の仕事をさせていただいているんだと思います。正直に言えば、“女優気取り”って言われ方をされることもあります。でも、そんな声にクヨクヨしていられないし、そんなふうに思っている人にこそこの舞台に立っている私を見てほしいですね」


インタビュー写真

夢見た東京で現実に負けた人々の再生に向けたドラマ。

――― 本作の舞台となるのはクリスマスイブの東京、夜行バスの待合室。そこには宮下、早乙女らが演じる夢破れたバンドマンや、大林演じる一家離散の危機を迎えた主婦など、様々な傷を抱えた者たちが集まっている。

宮下「175RのSHOGOさんと菊池正志さん、そして僕と早乙女くんの4人がバンドのメンバーです。大林さんが演じるのは、エリートの夫を持つ主婦。だけど、夫の会社が倒産してしまって、家族がバラバラになろうとしているんです。みんながそれぞれ何かしらの理由で東京から離れようとしている中、大雪の影響でバスが止まってしまって…というところから物語が動き出していきます。僕が特に泣けると思うのは、素子さんのパートです。えのもとくんは家族の話を書かせるとまた抜群に上手い。間違いなくいい話になると思います」

――― 注目は、ヴォーカル役のSHOGOが本作のために書き下ろしたというオリジナル楽曲だ。

宮下「SHOGOさんが舞台のために新曲を書き下ろすってまずすごいことですよね。既に仮歌を聴かせていただいたんですけど、本当にいい曲で感動しました。SHOGOさんがえのもとくんの作品に寄せて作ってくださったので、いい意味でみなさんがよくご存じの175Rさんにはない曲だと思います。ぜひ期待していただければ」

――― 東京は、夢の象徴だ。多くの地方出身者が、夢を抱いて東京に集い、傷を抱いて東京を去る。3人にとっての“東京”とはどんなものなんだろうか。

大林「私は東京生まれ東京育ちだから、逆に帰る場所がある人が羨ましかったんですよ。ふたりは?」

早乙女「僕は福島出身で、高校卒業のときに東京に出てきました。だけど、上京してきたものの自分が何をしたいのか全然わからない。ひとまずバイトをしながらダンサーとしての活動をスタートさせて。そこから徐々に芝居に興味を持ちはじめて、5年前から俳優のお仕事を始めたんです」

宮下「僕は地元が長野で、お笑い芸人を目指して上京したんですけど、最初は全然上手くいかなくて。友達もできないし、やりたいこともろくにできないし、全然東京に馴染めず、しょっちゅう地元に帰ってましたね。自分は何もしていないのに人のことばっかり言っている腐った数年間を過ごしていました(笑)」

大林「地元に帰りたいって思ったことはある?」

早乙女「僕は全然。ただ、最近、少しずつ役者を辞める子が周りでも増えてきて。年齢的にもそういう時期なのかなというのを感じています。だから、同じ地方出身者としてこの物語に出てくるキャラクターの心情はよくわかる気がするんですよ」


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すべての人に贈る、えのもとぐりむからの人生のエール。

――― 長い人生、無傷で生きていくことなどできない。三人もそれぞれ忘れられない傷を胸に負いながら、それでも前に向かって歩いている。

早乙女「福島出身の僕にとって震災はやっぱり大きな出来事でした。しばらくの間は福島の農作物に関しても風評被害が絶えなくて。僕が直接言われたわけでなくても、そういう声にふれるたび傷ついている自分がいましたね。でも、僕以上に傷ついている人はたくさんいるし、今もまだ故郷に帰れない人もいっぱいいる。何もできない無力感に悔しい想いをした時期もあるけれど、東京にいる僕にできることはとにかく頑張ることだって。そう考えるようになってからは一層仕事に打ちこむようになりました」

宮下「僕の忘れられない傷はお笑い芸人をやっていた時代。コンビを組んでた友人と大きなコンテストに出場したんですよ。でも、いざ本番になったら緊張で台詞が飛んじゃって。それを僕は“お前の前振りが悪かったからだ”って友人のせいにしちゃったんです。最低ですよね。あの頃は、お笑いについて否定されると東京に来た自分を全否定されるような恐怖があって、とにかく何でも人のせいにしてた。以来、その子とも疎遠になっちゃって。ずっと消えない苦い想い出になっています」

大林「私は選手時代に所属していた会社から解雇されたことが一番大きな傷ですね。当時、女子バレー界はプロ化の動きが起こっていて、私はその旗振り役のような存在でした。会社にとってそれが快くなかったのかもしれません。Vリーグ発足記念パーティーに選手代表として出席したその翌日に、突然の解雇通告。それまで練習に使っていた体育館もいきなり立入禁止だって言い渡されたんです。あのときはもう何もかも信じられない気持ちになりました。でもおかげでセリエAに行くことができたし、大人の世界で口約束なんてものは信用ならないんだということが身に沁みてわかった。あの解雇騒動があったからこそ、人として強く大きく成長できたような気がします」

――― 観る人にとっても、心の奥底に隠した傷と向き合う勇気をもらえる時間となりそうだ。

早乙女「東京出身の人はもちろんですが、東京で頑張っている地方出身の方ならより一層共感できる作品だと思います。きっと観た後には、これからも頑張ろうっていう気持ちで胸がいっぱいになるんじゃないかな」

大林「いろんな人たちが登場しますが、その中に必ず自分に近いキャラクターが一人はいるはず。たっぷり感情移入していただきながら、最後には元気が出るような、そんなお芝居ができたらと思っています」

宮下「『東京のぺいん』っていうタイトルには“no pain”、つまり“nopain,nogain(痛みなくして得るものなし)”って意味も含まれていると思うんです、これから何をやろうという方も、何かを諦めそうになっている方も、きっと刺さるものがたくさんある。えのもとぐりむの発するメッセージをぜひ受け取ってほしいなと思います」


(取材・文&撮影:横川良明)

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PROFILE

宮下 貴浩(みやした・たかひろ)のプロフィール画像

● 宮下 貴浩(みやした・たかひろ)
1981年2月27日生まれ。長野県出身。劇団居酒屋ベースボール所属。11年3月以降、現在に至るまで劇団居酒屋ベースボール本公演およびプロデュース公演全作品に出演している。近年の出演作に『アンジェラ』『アンダードッグ』『ヨミガエラセ屋』『人魚外伝〜Anecdote of Mermaid〜』『珍渦虫』など。

大林 素子(おおばやし・もとこ)のプロフィール画像

● 大林 素子(おおばやし・もとこ)
1967年6月15日生まれ。東京都出身。ソウル・バルセロナ・アトランタの3大会連続五輪出場を果たした他、95年にイタリアセリエA・アンコーナに所属、日本人初のプロ選手となるなど、女子バレーボールのエースとして長年活躍。引退後は、スポーツキャスター、タレント、女優と幅広く活躍。代表作の『MOTHER〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜』は初演の09年から8年連続で主演を務めている。

早乙女じょうじ(さおとめ・じょうじ)のプロフィール画像

● 早乙女じょうじ(さおとめ・じょうじ)
1986年12月8生まれ。福島県出身。12年、ミュージカル『テニスの王子様』に出演、注目を集める。以降、ミュージカル『忍たま乱太郎』シリーズや『ラズベリーボーイ!!』シリーズなど話題の舞台に多数出演し、人気を博す。16年の出演作に『ヒストリーズ・ジャパン 2016』『大きな虹のあとで』『コウの花嫁』 などがある。

公演情報

「東京のぺいん」のチラシ画像

ぐりむの法則
東京のぺいん


2016年12月7日 (水) 〜2016年12月11日 (日)
新宿村ライブ
HP:公演ホームページ

16名限定!S席6,000円 → 5,000円さらに800Pゲット!さらに購入24時間以内にREC投稿で200Pゲット!(12/1 13時35分更新)

詳細はこちら

「東京のぺいん(一般販売)」のチラシ画像

ぐりむの法則
東京のぺいん(一般販売)


2016年12月7日 (水) 〜2016年12月11日 (日)
新宿村ライブ
HP:公演ホームページ

前売:
S席(指定)一般 6,000円
       学生・ Grimm's Law カスタマーメンバー 5,000円
A席(自由)一般 5,500円
       学生 ・Grimm's Law カスタマーメンバー 4,500円
A席高校生以下 4,000円(税込)

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