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プロレスリングWAVE


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リングに上がる選手の物語、熱い技の応酬、心躍るエンタメ!

1回見に行けばハマること間違いなし、年末はWAVEのプロレスで盛り上がる!

プロレス好きな演劇人・演劇ファンが多いのはご存じだろうか?役者同士が台詞や感情をぶつけ、熱い魂をもって物語を作るように、技と技をぶつけ合い、闘争心を抱きリングに立つ。。掘り起こせば起こすほど、そこには選手やチームのストーリー・感情が見えてきて、プロレスも演劇も楽しみ方の共通点があることが分かってくる。今回は、プロレスを見たことのない人でも気軽に楽しめる、総合エンターテイメント団体『プロレスリング WAVE』の人気選手、夏すみれ・飯田美花にプロレスの楽しみ方、演劇との共通点を語ってもらった。


インタビュー写真

エンタメ感の強いプロレス

――― まずは、お2人の経歴を教えてください。

夏「中学を卒業してから、地元の名古屋でフリーターをしていて、20歳の頃に今の団体でプロレス界に入門しました。2013年10月30日がデビュー日で、つい先日3周年を迎えました!」

飯田「地元の青森で高校を卒業して、そのままプロレスの道に進みました。最初はNEOという女子プロ団体に入ったんですけど、入った時に解散することが決まっていて。とりあえずデビューして解散まで試合をした後に、栗原あゆみ選手(引退)の下について、フリーで2年やっていました。そのあと、今の団体に所属することになって、4年目ですね。」

――― プロレスをやるきっかけはなんだったんでしょうか?

夏「19歳ぐらいまではプロレスを知らずに生活をしていたんですけど、たまたま知り合いに誘われてプロレスを見に行って、その時にたまたまWAVEの代表の桜花由美が闘っていて、かっこいいと一目ぼれしたのがきっかけです。その日の内には、プロレスをやるって決めて、その1年後に入門しました。」

飯田「もともと家族がプロレス好きで、夜ご飯の時に録画したプロレスを見ていました。ずっとそんな感じで、好きになったり離れたり、そんな時期を繰り返していました。高校卒業するぐらいにプロレスをやりたいなと思いながらも、進学校で大学も受けていたので誰にも相談できなくて進路に迷っていたんですよ。建前で大学を受験したんですけど落ちたので、それを機に親を説得してプロレスラーの道に入りました。
 高校卒業してから1か月ほど個人で練習をして入団した後に、栗原あゆみ選手についていきました。その栗原あゆみ選手が引退するというタイミングで、デビュー当時からWAVEには試合を呼んでもらった縁もあって、声をかけてもらって入団しました。」

――― そのお二人が所属されているWAVEですが、どんな団体なんですか?

飯田「女子プロレス団体ではあるんですが、女子プロレスとは謳っていないので、最近男子も入り、デビューしています。とはいえ、女子の団体の中でも、選手の人数が1番か2番に多い方ですね。キャリアも若い選手、長い選手もいるのと、コミカルなこともセクシーなことなど色んな事をやっているエンタメ団体でもあります。」

夏「例えば、ワイシャツマッチっていうのがありまして、選手が水着の上に大きめの男性用ワイシャツを着て試合をするんですけども、リングから落ちたら、水鉄砲で水をかけられるという。あとは、浴衣マッチという両肩が出たら負けみたいなこともやっています。今は、しっかりとした試合も多くなっていますけども。」

飯田「もちろん女性でも楽しめる内容です!」

インタビュー写真

演劇とプロレスの共通点

――― 今年は、『リング・リング・リング2016』にも出演したということで、演劇デビューされましたね。

飯田「私たちはちょうど千秋楽が出演回になって、最後のカーテンコールに出ていったら、スタンディングオベーションで、こういうの初めてで…」

夏「泣いちゃいましたね。」

飯田「やっててよかったなって思いました。舞台稽古の合間にもプロレスの試合が入ってるような過密スケジュールで1ヶ月やっていたので、頑張ってよかったと本当に思えました。演技はもともと入る予定ではなかったんですよ。女子プロレスのお話だったので、テレビで見ている女子プロレスのシーンを自分たちが再現をしていたんですけど、途中で「台詞が入るから」みたいに言われて、びっくりはしました。本当に一言、二言なんですけど、めちゃくちゃ緊張しました。」

――― 試合の方が緊張するような気もするのですが。

夏「あんまり試合は緊張しないですね。」

飯田「するときはするけども…」

夏「普段はあんまりしなくないですか?」

飯田「そんなにしなくなって、薄れてきましたね。舞台は全く別のものなので、半端なく緊張しました。」

夏「プロレスにはない、噛んだらどうしよう…っていう緊張ですよね(笑)」

飯田「周りがしっかりとした役者の人たちだったので、プレッシャーがありました。」

インタビュー写真

――― 演劇好きな方にもプロレスファンが多いのですが、ずばりお二人から見る、プロレスの魅力ってなんでしょうか?

夏「プロレスは試合の勝敗をただ見せるだけではなく、なんでその試合に至ったのか、その選手がなんでこの試合で闘っているのか、どうしてこの対戦カードになったのかとか、全部ストーリーとして楽しめる部分があります。例えば、チャンピオンと挑戦者のタイトルマッチでも、その2人には色んなストーリーがあって…とか選手や歴史を掘り返してみるだけでも面白くて、そこには、ただの格闘技ではなくて、それこそ演劇に通ずるような、心の感情で見るようなものだがあると思います。なので、見ていても闘っていても楽しめると思います。」

飯田「ただ勝ち負けだけのものではないので、相手の技を受けて、こっちも技をかけて、っていう選手対選手の技のやりとりは感じてもらいたいです。演劇でも役者同士のセリフのやり取り、間の取り方、表情の作り方とか、そういったところはすごく似ていると思うので楽しめると思います。自分が目立って勝てばいいというわけではないので。」

――― ただ一方的に勝つだけではダメなんですね。

飯田「自分だけが目立とうと、自分だけ技をかけ続けても、試合としては一方的で面白くないでしょうし、お客さんの反応を見ながら、相手の技も受けたりします。」

夏「大前提で勝ち負けは大事な部分はあるんですけど、「それだけか?」ってなってくると決してそれだけではなくて、例えば負けても勝者以上に評価を得る場合がプロレスだとありえるんですよ。頑張り度であったり、試合でお客さんを魅了できたら。ただ自分が強くて勝ちたいだけの試合をやっても、お客さんは満足しない。敵は対戦相手だけではなくて、お客さんも敵になりうるので(笑)」

飯田「お客さんと対戦相手の空気を読めないと、うまく試合展開はできないかもしれませんね。」

夏「なので、感情移入して見てもらった方が楽しいと思います。」

飯田「手拍子をしたり、声援をかけたりと、いろんな楽しみ方があります。たまにその声援に対して選手が返したりしますので。」

夏「悪役のレスラー(ヒール)もいるので、そいつがムカつくのであれば、とことんムカつくと叫ぶだけでも楽しめると思います。応援している選手に対しても感情移入しながら見るとさらに楽しんでもらえると思います。」

――― さきほど表情という言葉ができてましたが、今取材している感じと実際に試合をやっているときの表情や迫力は全く違いますよね。

飯田「プロレスをやっているときは、普段とは違いますね。」

夏「違いますね。以前は考える余裕がないぐらい目の前にいる相手に何かしなきゃいけないって思っていたんですけど、前にヒールの相手と対戦させてもらったときに、すごい武器を使ってきたんですよ。そうすると、自分の感情が高まって、相手が憎いっていう感情に変わってきて、「なんでこんなことをするんだ!」と思って、相手に対して、のめり込む感じが芽生えて、それ以来、そういう感覚が出ることが多くなりました。」

飯田「うん、そうなりますね。」

夏「逆に相手が楽しそうにやっていると、こっちも楽しくなるんですよ。楽しそうに技をかけてくるので、こっちも楽しく技をかける(笑)その雰囲気にのめり込みながら試合をしていけるというのはありますね。」

飯田「普段、人のことを殴ったりはできませんからね。リングでは、日常茶飯事なので。」

夏「飯田さんは、笑顔で人の腕を絞り上げたりとか。」

飯田「自分でも意識はしていないんですけど、技をかけるときにニヤニヤしているんですよ!楽しいんだなと。」

夏「普段はみんな違うんですけどね、リングに上がると変わりますね。」

インタビュー写真

何も考えずにまずは見てほしい

――― 今回は『年末大感謝祭’16 THANKsGIVING WAVE』ということで、どんなイベントになりそうですか?

夏「お祭り感の強い、ワイワイとした感じですよね。後楽園のような大きな場所だと、普段はタイトルマッチなどが組み込まれているので、空気的にピリッとするんですけど、今回は祭色が強く、プロレス初心者の方や普段見ない方がふらっと来るにはちょうど良い大会だと思います。」

飯田「本来の後楽園での興行は座席によってお値段が幅広く設定されているんですけど、年末のは指定席4,000円と自由席3,500円なので、本当に気軽に見やすいと思います。あと、後楽園ホールはお酒も飲めるので、肩ひじ張らずに楽しめます。」

――― 特に今回の読者はプロレスを見たことない方が多いとは思うのですが、そんな方にも楽しめるような、見てもらいたいポイントとかはありますか?

飯田「例えば、ほとんど見たことない方が見に来ると、選手の印象だけを覚えてもらうことが多いですよ。あの人、かっこよかった、面白かったみたいな。そういう感じだけでもいいんですよね。」

夏「本当に初めて見にくる方は、何も知らずに、何も考えずに見ていいと思うんですよ。リングから響く音だったり、肌を叩いたときの弾けるような音だったりとか、そういったところを、とにかく見てもらって楽しさが分かってくると思います。後は、人が人を投げ飛ばす姿って爽快ですよね。」

飯田「生で見たら、音がすごいと思います。私も初めて生で見た時は音にびっくりしたので。」

夏「とにかく見て聞いたままを楽しんでもらうのが一番いいと思います。」

――― それでは、最後にカンフェティ読者に一言、頂いてもいいですか?

夏「私も全くプロレスを見たこともないまま普通に生活をしていて、でも1回見ただけで、ドハマりしてしまって、自分が同じリングに立ってしまうぐらいのめり込みました。プロレスを知ってからの生活は、プロレスを見ることがすごいストレスが発散になっていて、仕事でストレスが溜まっても、週末にプロレスを見に行けば、自分の代わりに違う人が違う誰かを投げたり技をかけて、それを見るのがストレス発散だったんですよ。だから、ぜひ大人の方にこそ見ていただきたいですし、お子さんもいらっしゃる方はご家族で見に来ていただけると嬉しいので、ぜひ会場にお越しください。」

飯田「1回来てもらって、そこで判断してほしいですね。色んなイメージがあると思うんですけど、実際に見たら思っていたネガティブなイメージとは違うことも多いことってあるじゃないですか。きっと、意外と気楽に見られるなと思うので、1回見に来てもらいたいです。女の子の友達でも「女の子同士で闘うのは…」って見る前は引き気味でしたが、見てみると意外と楽しかったと言ったり、過激なものではないので、気軽に見に来てください。」



(取材・文:熊谷洋幸/撮影:安藤史紘)

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PROFILE

夏 すみれ(なつ・すみれ)のプロフィール画像

● 夏 すみれ(なつ・すみれ)
1992年8月6日生まれ。愛知県出身。2013年4月にプロレスリングWAVEに入団。同年10月に後楽園ホールにてデビューを果たす。

飯田 美花(いいだ・みか)のプロフィール画像

● 飯田 美花(いいだ・みか)
1992年3月23日生まれ。青森県出身。2010年11月にNEO女子プロレスに入団、デビューを果たす。その後、2013年6月にプロレスリングWAVEに入団。