公演内容 | 保科 洋:交響的断章(改訂版)(1972/1999) 兼田 敏:嗚呼!(1985) 保科 洋:Lamentation To? (Theme and Variations) (1999) 保科 洋:交響曲第2番(2016・HWO委嘱作品・世界初演) |
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公演ホームページ | http://hwohp.com/hwo/Top_1.html |
出演 | 広島ウインドオーケストラ / 指揮: 下野竜也 |
スタッフ | 広島ウインドオーケストラ |
公演スケジュール | <公演日> 2016年4月28日 (木) <公演日・開演時間> 18:45 開演 ※上演時間 約2時間 |
チケット |
前売:一般2,800円 学生1,800円 当日:一般3,000円 学生2,000円(税込) <カンフェティ取扱チケット> 全席自由(一般):2,800円 全席自由(学生):1,800円(税込) |
会場 | 広島市西区民文化センター ホール |
備考 | |
団体概要 | 2016年に80歳を迎える作曲家・保科洋の特集です。 プログラムの最初と最後に、初期の名作《交響的断章》と、広島ウインドオーケストラのために書き下ろされる最新作《交響曲第2番》を配し、半世紀近くにわたる保科洋の音楽世界を俯瞰しようとする企画でありつつ、その中に兼田敏(1935〜2002)との盟友関係も織り込んでいるのが広島ウインドのコンサートの一味違うところです。 東京藝大の同級でもあった兼田と保科は、かねてから、生きているうちにお互いの葬送曲を贈り合おうと約束していました。兼田の《嗚呼!》は、1986年度全日本吹奏楽コンクール課題曲として書かれた曲ですが、保科に贈呈されたスコアは《嗚呼! 保科洋君!》というタイトルだったとのこと。対して呑気に構えていた保科ですが、やがて兼田の体調不良を知り、その頃作曲中だった《管弦楽のための変奏曲》のフィナーレに葬送行進曲を置き、吹奏楽版を《Lamentation To-》と名付け、兼田に贈りました。主題〜4つの変奏〜終曲という構成の交響作品でありながら、名状しがたい寂寥感をたたえたこの曲は、保科洋の作風の一つの到達点と言えるでしょう。 純粋な音のドラマとダイナミックなリズム、旋法的な和声、しなやかな抒情、そして何よりも美しい旋律。独自のスタイルで吹奏楽曲に革新をもたらし、精力的な活躍を続ける保科洋の現在を、ともに聴き、ともに祝おうではありませんか。 |