公演内容 | 生演奏は1度きり。しかしそれを2度聴くことができたら、音楽の体験は変わるだろうか。そんな素朴な好奇心からclaviarea は「くりかへす悦び」を2011年に開催し、予想以上の反響をいただいた。 第2弾となる本公演でも、前半に耳に新しい3 曲が演奏され、耳を休めたあとの後半に同じ3曲がもう一度演奏される。前半に初めて聴く音楽は、断片的な、あるいは印象的な記憶として残るが、二回目に聴くときにはその輪郭や内容をよりはっきりと受け取ることが出来るだろう。そして自宅で録音を聴くのとは異なり、より空間的な、そして集中的な中でこそこの「二度聴き」の面白さは発揮されるはずだ。 「くりかへす悦び」は、そんなありそうでない濃密な聴き方を体験できる。 プログラム 松平頼曉:デュアル・ミュージック(2016・新作初演) 黒田崇宏:グラデュアリズム(2016・委嘱初演) アレックス・ミンチェク:茎(2000・日本初演) |
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公演ホームページ | http://claviarea.com/ |
出演 | 中村和枝(ピアノ・歌) |
スタッフ | 主催・企画: claviarea(クラヴィアーレア) / 制作協力: ナヤ・コレクティヴ |
公演スケジュール | <公演日> 2016年11月3日 (木・祝) <公演日・開演時間> 11月3日(木・祝)15:30/18:30 ※上演時間 約2時間 |
チケット |
前売:一般2,500円、学生1,500円、2公演通し券4,000円 当日:一般3,000円、学生2,000円(税込) <カンフェティ取扱チケット> 全席自由(一般):2,500円 全席自由(学生):1,500円(税込) |
会場 | 両国門天ホール |
備考 | |
団体概要 | claviarea(クラヴィアーレア) ピアニストと作曲家という19世紀後半以来分業化されてきた関係を新しく見直し、共同体的な活動を営むことを主眼においた、ピアニスト中村和枝と作曲家山本裕之によるユニット。中村はピアニストとしての既存のコンサートスタイルからの脱却をめざし、山本はコンサートの企画そのものを自らの「作品」と位置づける。2002年以来の公演数は東京をはじめ日本各地において延べ14公演を数える。2011年1月に初CD『松平頼暁・24のエッセーズ』をリリース、「レコード芸術」2011年3月号にて「特選盤」に選ばれた。「claviarea」の由来はラテン語のclavis(鍵盤)とarea(プレイグラウンド)を合体させた造語。ピアノという鍵楽器を用いて自由自在に遊ぶ、という意味が込められてる。 |