公演内容 | 『フィクション』(新作) 過保護な毒に少しずつ侵されて、みな同じ方向にぞろぞろと歩く。 この先にあるのはどんな情景だろう。遠くない未来を想像してみる。 「この物語はフィクションです。」と思考を停止させられる前に。 自分の足で立って歩いて行けるように。 『Walter』(2016) その瞬間、彼らは境を超えた。強いられた対立は、意味を持たなかった。 第1次世界大戦中、フランス北部の最前線。ドイツ軍の慰問に訪れたテノール歌手の歌声は彼らに一日限りの平和をもたらした。2016年お茶の水女子大学芸術・表現行動学科創作舞踊公演のための振付作品をカンパニーのレパートリーとして再構築する。 『Coco』(2016) 自己と他者(=個々)との狭間で摩擦と協調を繰り返しながら、理想像や居場所(=此処)求め彷徨う。「個々」も「此処」も見失いそうな時、あの子が現れた。 2016年パリで初演。編成や構成を変えて4度目の再演を試みる。 |
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公演ホームページ | http://tarinofdancecompany.net/stage/stage201706fiction/ |
出演 | 荒俣夏美 / 石井武 / 岩瀬菜々子 / 後藤愛香 / 高橋純一 / 中西涼花 / 野瀬山瑞希 / 藤森美貴子 / 長谷川まいこ / 坂田守 |
スタッフ | 振付・構成: Tarinof dance company(長谷川まいこ・坂田守) / 舞台監督: 柴崎大、小黒亜衣子 / 照明: 丸山武彦(mll) / サウンドデザイン・音響: 竹本仁 / 衣裳: 富永美夏 |
公演スケジュール | <期間> 2017年6月17日 (土) 〜2017年6月18日 (日) <公演日・開演時間> 6月17日(土) 15:00/19:00 6月18日(日) 14:00/18:00 ※上演時間 約90分 |
チケット |
前売:一般 3,800円 学生 3,300円 当日:一般 4,300円 学生 3,800円 ※金額はすべて税込み <カンフェティ取扱チケット> 全席自由(一般):3,800円(税込) |
会場 | SpaceEDGE |
備考 | |
団体概要 | 振付家・舞踊家の長谷川まいこと坂田守が主宰するダンスカンパニー。演出・構成・振付は2人が共同で手掛け、2013年の設立以降これまでに東京とパリを中心に6 カ国で30回 以上の公演を行う。 2014年『Nisya』が3つの国際振付コンクール(フランス・ヴィジール「CHOREGRAPHIQUES DU FESTIVAL D’ICI DANSE A VIZILLE 2014」、イタリア・カリアリ「CORTOINDANZA 7th EDITION 2014 National and international projects of contemporary dance in the Mediterranean basin at Itary Cagliari」、セルビア・ベオグラード「18th Festival of Choreographic Miniatures at Belgrade」)で、それぞれ第1位を受賞。イタリアとセルビアのフェスティバルではレジデンスアーティスト権も取得し、翌年『HAI』を計5都市で上演。2016年スペインの国際ダンスフェスティバルMASDANZAのファイナリスト。 特異な身体性とダークな質感をまとった振付を通して、現代社会への批判的な視点や日常に潜む違和感をあぶり出すことをテーマに作品を創作している。 |