公演内容 | 花の都フィレンツェで繰り広げられる様々な人間ドラマ。 ツェムリンスキーの悲劇とプッチーニの喜劇を一挙上演! 新国立劇場が今シーズンから1年おきに行うダブルビルの新制作公演、初回となる今回はフィレンツェを舞台にした2作品を上演いたします。 『フィレンツェの悲劇』は、夫婦と妻の愛人の3人が繰り広げる倒錯の世界を描いたオスカー・ワイルド原作のオペラ。世紀転換期のウィーンで活躍したツェムリンスキーの豊潤で官能的な音楽が魅力的な作品です。 一方、『ジャンニ・スキッキ』は、富豪の遺産相続をめぐる騒動と若い男女の恋物語を描いたプッチーニ唯一の喜劇。ラウレッタのアリア「私のお父さん」はコンサートで歌われることも多い人気曲です。 後期ロマン派を得意とする沼尻竜典の指揮に、イタリアで生まれ育った粟國淳の演出。脂の乗り切った2人がタッグを組むのも大きな魅力です。キャストには、セルゲイ・レイフェルクス、カルロス・アルバレスという世界的な名バリトンをそれぞれのオペラに迎え、齊藤純子、砂川涼子、村上敏明ら実力派日本人歌手が加わります。 『フィレンツェの悲劇』/アレクサンダー・ツェムリンスキー 全1幕<ドイツ語上演/字幕付> Eine florentinische Tragödie / Alexander ZEMLINSKY 『フィレンツェの悲劇』織物商人シモーネが旅から帰ると、妻ビアンカの許にフィレンツェ公爵の息子グイード・バルディがいる。シモーネはグイードが買い物に来ただけのように振る舞い、一番高い物を売りつけようとすると、グイードはビアンカを所望する。シモーネは紛らわせようと宴を供するが、二人の様子を見て疑いを強め、席を立ってしまう。帰ろうとするグイードはビアンカに長いキスをし、ビアンカは愛を誓う。シモーネとグイードは決闘で剣を交えるが、最後にシモーネはグイードを絞め殺す。ビアンカはシモーネの強さに恍惚とし、グイードの死骸のうえで二人は見つめあう。 『ジャンニ・スキッキ』/ジャコモ・プッチーニ 全1幕<イタリア語上演/字幕付> Gianni Schicchi / Giacomo PUCCINI 『ジャンニ・スキッキ』裕福な商人ブオーゾ・ドナーティはまさに死んだばかり。親戚が集まって悲しんでいるが、実は皆考えていることは遺産のこと。甥のリヌッチョは遺言状を見つけ、それをかたにジャンニ・スキッキの娘ラウレッタとの結婚を認めるように伯母ツィータに迫る。ツィータはしぶしぶ認め、いざ遺言状を開くが遺産は修道院にと書かれている。書き換えてしまおうとたくらみ、それをジャンニ・スキッキに依頼する。現れたジャンニ・スキッキは断るが、かわいい娘のラウレッタに頼まれ引き受ける。しかしブオーゾになりすまして遺言を口述する段になると、すべてはジャンニ・スキッキに遺すと言い出す。親戚たちは怒り狂うがすでに後の祭り。最後にジャンニ・スキッキが口上を述べ、幕が降りる。 |
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公演ホームページ | https://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/9_011637.html |
出演 | フィレンツェの悲劇: ヴゼヴォロド・グリヴノフ、セルゲイ・レイフェルクス、齊藤純子 / ジャンニ・スキッキ: カルロス・アルバレス、砂川涼子、寺谷千枝子、村上敏明、青地英幸、針生美智子、吉原圭子、志村文彦、大塚博章、吉川健一、中島郁子、鹿野由之、大久保光哉、高橋正尚、水野秀樹 / 管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団 |
スタッフ | 指揮: 沼尻竜典 / 演出: 粟國淳 |
公演スケジュール | <期間> 2019年4月7日 (日) 〜2019年4月17日 (水) <公演日・開演時間> 04月07日(日) 14:00 04月10日(水) 19:00 04月14日(日) 14:00☆ 04月17日(水) 14:00☆ 予定上演時間:約2時間35分(休憩含む) ☆:託児サービス利用可 ※開場は、開演の45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。 |
チケット |
S席:27,000円 A席:21,600円 B席:15,120円 C席:8,640円 D席:5,400円 (全席指定・税込) <カンフェティ取扱チケット> S席:27,000円 A席:21,600円 B席:15,120円 (全席指定・税込) |
会場 | 新国立劇場 オペラパレス |
備考 | ※就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。 ※壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台・字幕が見えにくい場合がございます。ご了承ください。 ※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。 やむをえない事情により出演者が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
団体概要 |