公演内容 |
江戸時代の筝曲『飛燕曲』に、初めて振付し上演いたします。振付は若静紀の師である、山村若佐紀(紫綬褒章・ 旭日小綬章)。李白の〈清平調〉が歌詞になっており、飛燕とは絶世の美女といわれた前漢時代成帝の妃の名です。 そして観世流の能楽師、大槻文藏師(人間国宝・文化功労者)による仕舞『葵上』と、地唄舞『葵の上』を、 続けてご覧いただきます。『葵上』は、源氏物語〈葵の巻〉を題材に、元東宮妃の六条御息所が光源氏への強い 思いにより生霊となった哀しみ苦しみを描いています。 箏と三味線、中国と日本、そして能と上方舞の表現のコントラストを味わっていただけましたら幸いに存じます。 解説には、能の評論や演出で活躍されている明星大学教授の村上湛氏。地方には気鋭の若手演奏家、菊央雄司師 をお迎えします。 ≪演目≫ 「飛燕曲」 上方舞:山村若静紀、唄・筝:菊央雄司 「葵の上」 上方舞:山村若静紀、唄・三味線:菊央雄司 「葵上」 仕舞:大槻文藏 解説:村上湛 |
---|---|
公演ホームページ | http://wakashizuki.jp/ |
出演 | 山村若静紀 / 大槻文藏 / 菊央雄司 / 村上湛 |
スタッフ | |
公演スケジュール | <公演日> 2019年11月6日 (水) <公演日・開演時間> 11月6日(水)18:30 ※開場は、開演の30分前です。 ※上演時間 約90分 |
チケット |
全席自由:5,000円 全席自由(学生):2,000円 (税込) <カンフェティ取扱チケット> 全席自由(前売):5,000円 全席自由(学生):2,000円 (税込) |
会場 | 銕仙会能楽研修所 |
備考 | |
団体概要 | 日本舞踊家 山村若静紀による会。主宰の山村若静紀は、3歳より日本舞踊を始め、山村若佐紀(旭日小綬章受賞)に師事。京都・大阪の花街を中心に舞い伝えられてきた上方舞・山村流の師範として、大阪・東京に稽古場を開く。また、舞踊公演への出演や門弟の育成はもとより、上方の伝統芸能の魅力を広く語ることのできる演者のひとりとしても人気を得ており、様々なトークイベントや講座でその面白さや見所を伝えている。本名の堀口初音での著書に、上方歌舞伎や文楽、落語、能楽などをインタビューを交えて紹介した『上方伝統芸能あんない』(創元社)。 |