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椿鬼奴

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Wikipedia

椿 鬼奴(つばき おにやっこ、1972年(昭和47年)4月15日 - )は、日本のお笑いタレント、女優。吉本興業所属(東京吉本)。東京NSC4期生(夜クラス)として卒業。

来歴

生い立ちからデビューまで

東京都渋谷区生まれ。代官山町の裕福な家庭で育つ。

桐蔭学園中学校・高等学校に入学。弓道部に所属し、高校1年のときは神奈川県大会で優勝するなど各種大会で優秀な成績を収めている。中高一貫の名門校に入ったものの、6年間全く勉強せず、大学受験では中学1年で習う基礎が全く分からない状態だったという。be動詞などがわからず、大学受験では20校以上失敗。両親からは大学だけは行ってほしいと懇願され、予備校に通い一浪の末に清泉女子大学に進学。学生時代アメリカ・ロサンゼルスにホームステイした経験がある。ヘヴィメタルを中心とした洋楽を好むようになる。

鉄鋼会社勤務の父親が株式投資を始め、バブル時代は株の儲けで特に裕福に暮らすことができたが、バブル崩壊後に父親は株で大損し、借金返済のため自宅マンションを売却した。その後両親は離婚、20歳のときに母親と弟と共に家を出て3人で日吉 (横浜市)に引っ越した。アルバイトをしながら大学を卒業し、就職活動はせず1か月無職で過ごすが、友人の誘いによりインターネットカフェでの2年間のアルバイトを経て、ペットフード輸入販売会社の社長の娘である友人の誘いで就職しOLになった。

OLとして働いていた時期に「OL生活に彩りを」と思い、フィットネスクラブや英会話スクールに通っていた。それらに飽きた頃、前述の友人が雑誌『ケイコとマナブ』に載っていた吉本興業の芸人養成所を偶然見つけ、勧められたことをきっかけに芸人に興味をもつ。最初は「お稽古ごと感覚」で東京NSC4期生に入学したが、NSC在籍中に勤めていたペットフードの会社が倒産したため、芸人を本格的に志すことになった。26歳でデビュー。

芸能活動

デビュー当時は「金星ゴールドスターズ」というコンビを組んで活動していた。

キュートンとして活動する上で通り名をつけることとなり、最終候補「鬼」と「泥」のうち、「泥」は濁音が先頭にあるのが気に入らなかったため「鬼」を選んだ。

2005年には、M-1グランプリに出場するために増谷キートンとのコンビ『BODY』を組んだ。2006年度、2007年度は準決勝まで進出している。増谷とBODYを組むとき、○○BODYと名乗るために再び本名を公開した。また、くまだまさしと一緒に『熊田まさしまさよ』としてM-1グランプリに出場した経験もある

芸人としての活動以外にも芸能活動の幅を広げ、2010年8月9日発売の週刊誌『週刊ポスト』ではグラビアページを飾った。また、2012年9月にはテレビドラマ『赤い糸の女』に準レギュラー出演し、難役を演じた。

2004年に結成した音楽グループ「金星ダイヤモンド」では、フロントマンを務めるほか、すべての曲の作詞を担当している。ドラムは元レベッカのギタリスト友森昭一が担当している。

2012年より、椿鬼奴、レイザーラモンRG、藤井隆の3人で、好きな洋楽をカラオケで歌うだけのイベント「Like a Record round! round! round!」を随時開催している。2014年には、藤井が主宰する音楽レーベル「SLENDERIE RECORDS」所属のユニットとして(ユニット名はイベント名と同名)、KOJI1200(今田耕司)の「ナウ ロマンティック」のカバーや、オリジナル曲「kappo!」をリリースしている。

2015年5月29日、『徹子の部屋』に和服姿で初出演し、「録画している番組はほとんど『徹子の部屋』」であるほど番組の大ファンであると明かして感涙した。

芸風

ショートボブに眉頭を鼻筋まで延ばしたような独特のメイクに、黒のミニワンピース、肩からは黒い羽のストールという衣装で、ハスキーボイスから繰り出す「セクシー講座」なる漫談を得意とする。「セクシーその1!」から始まる振り付けつきの「セクシーの秘訣(いわく108あるとのこと)」を展開する。「好きなもの? 男のワガママかな」が決めゼリフである。この格好は映画・『シカゴ』のキャサリン・ゼタ=ジョーンズをイメージしているという。


 

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