柴田 理恵(しばた りえ、1959年1月14日 -)は、日本の女優、お笑いタレント。富山市特別副市長。北海道羅臼町の昆布大使。
来歴
1959年1月14日、富山県婦負郡八尾町(当時)に柴田家の1人娘として誕生。母の実家は老舗旅館で、夏休みには接客を手伝っていた。富山県立八尾高等学校を経て、明治大学文学部演劇学科に進学する。
大学卒業後は劇団東京ヴォードヴィルショーに入団するも、1984年に脱退し、佐藤正宏や久本雅美らとともにWAHAHA本舗を旗揚げする。以降、WAHAHA本舗の看板女優として舞台に立ち続ける。外部公演や映画、テレビドラマのほか、日本テレビ『今夜は最高!』へのレギュラー出演をきっかけにバラエティ番組にも進出した。
2005年5月に東京都内の総合病院で子宮動脈塞栓術を受けたが2泊3日で退院し、すぐにテレビドラマの撮影に参加した。その後、筋腫は徐々に縮小し、子宮は2年で治療前の4分の1の大きさに縮んだ。
2006年6月にアメリカで公開されたユニバーサル・ピクチャーズ製作の映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』では高校教師役を演じ、ハリウッドデビューを果たした。
2013年8月、北海道羅臼町の羅臼漁業協同組合から羅臼昆布大使に任命される。2016年6月には富山市特別副市長に就任し、市長の森雅志から手すきの八尾和紙でできた委嘱状を受け取った。
2014年、舞台『淑女のロマンス』での演技が評価され、第14回バッカーズ演劇奨励賞を受賞する。
ビデオリサーチによる2017年2月度の「タレント人気度調査(女性部門)」では、42位にランクインした。
人物
- 28歳の時に、学生時代の同級生だったWAHAHA本舗の舞台監督と結婚し、劇場に観客を入れて「公開結婚式」を執り行った。婚姻に際しては夫側が改姓したため、柴田の名字は結婚後も変わっていない。
- 1987年に創価学会に入会し、のちには芸術部中央委員に着任する。
- 2016年2月に白内障手術を受けた結果、8歳の時から悩まされていた近視が改善され、近視用の眼鏡をかける必要がなくなった。ただし、白内障を手術したことで眩しさに敏感となり、屋外ではサングラスが手放せなくなる。さらには老眼が進んでいることから老眼鏡をかけているほか、仕事では伊達眼鏡もかけている。
- 吉田鋼太郎と生年月日が同じである。しかし、長きにわたって共演の機会が存在せず、2018年4月26日放送の『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)でようやく初対面を果たした。
- 着物を好み、プライベートでしばしば着用しているほか、着物のリメイクも行っている。
愛犬家
- 2005年に愛知県名古屋市内でロケを行っていたところ、不法投棄のゴミの山の中に子犬が捨てられているのを見つける。その子犬の左の後脚には障害があり、切断手術が必要な状態だった。柴田は子犬を動物病院に預けたが、引き取り手が見つからなかったため、自らが引き取って「晴太郎(はるたろう)」と命名した。名前の「晴」の字は、この子犬を見つけた際に加藤晴彦とロケをしていたことに由来する。柴田が酒に酔って帰宅すると、晴太郎は柴田だけが理解できる「犬語」で説教を始めたとのこと。2019年6月27日、柴田に拾われてから14年後に晴太郎は亡くなった。
- 2020年4月に『爆報! THE フライデー』(TBS)の企画を通して保護犬のリモート譲渡会に参加し、同年5月、晴太郎の小さい頃と似ている黒い子犬を譲り受ける。この犬は当時生後3か月で、栃木県の山中で保護された犬だという。前年に亡くなった晴太郎から1文字を取り、柴田はこの犬を「晴の輔(はるのすけ)」と命名した。
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