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折江忠道

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折江 忠道(おりえ ただみち、1949年(昭和24年)9月1日 - )は、日本の声楽家(バリトン)、オペラ歌手、音楽教育者。藤原歌劇団総監督、公益財団法人日本オペラ振興会常務理事(2020年(令和2年)6月24日現在)。京都市立芸術大学[]、昭和音楽大学教授。

経歴

東京都新宿区四谷出身。家は中華料理屋で音楽とは無縁の環境だったが、幼少の頃から聖イグナチオ教会に出入りし音楽に興味を抱く。高校で合唱部に入り、男声合唱に熱中した。甘い響きが持ち味であるテノール歌手を目指し、東京藝術大学の声楽科に入学。畑中良輔に師事。当初はドイツ歌曲を専攻していたが、畑中から「フランスの方が向いている」と言われフランス歌曲を専攻する。大学院時代に留学について畑中に相談に行くと、今度は「イタリアがいい」と勧められ、同大学大学院修了後に渡伊し、1979年(昭和54年)からミラノ・ヴェルディ音楽院で学ぶ。1981年(昭和56年)からジャンピエロ・マラスピーナの指導を受け、テノールからバリトンに転向した。

1982年(昭和57年)アレッサンドリア国際コンクール優勝。コンクールの優勝特典によりアレッサンドリア劇場 モーツアルト『ドン・ジョヴァンニ』のタイトル・ロールでオペラデビュー。同年ヴィオッティ国際音楽コンクール第2位。1983年(昭和58年)アレッサンドリア国際コンクールで再度優勝。以来ヨーロッパ各地の歌劇場でプッチーニ『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』、ヴェルディ『リゴレット』などの主要な役を務めた。また、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場主催でロッシーニ『小荘厳ミサ』、フォーレ『レクイエム』などのコンサート、音楽祭、テレビ、ラジオに多数出演した。1992年(平成4年)にはミラノでRAI(イタリア国営放送)にてオーケストラとコンチェルトで共演。

藤原歌劇団の当時総監督だった五十嵐喜芳から「日本に帰ってこないか」と誘いを受け、何度か断ったが、1997年(平成9年)に帰国を決めた。

日本で本格的なオペラに出演したのは1988年(昭和63年)藤原歌劇団 ヴェルディ『椿姫』ジェルモンが最初である。同役は持ち役の一つとしてたびたび歌っている。他、ヴェルディ『マクベス』タイトル・ロール、『ドン・カルロ』ロドリーゴ、プッチーニ『トスカ』スカルピア男爵、『蝶々夫人』シャープレス、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』エンリーコ、『愛の妙薬』ベルコーレ、『ドン・パスクアーレ』タイトル・ロール、ビゼー『カルメン』エスカミーリョ、ロッシーニ『ランスへの旅』トロンボノク男爵、ヴェルディ『ファルスタッフ』タイトル・ロールなどをレパートリーとし、イタリアオペラを中心に、日本を代表するプリモ・バリトンとして演奏活動をしている。

2015年(平成27年)2月、藤原歌劇団の総監督を務めていた声楽家の岡山廣幸が急逝し、その後を受け2015年4月より藤原歌劇団公演監督、次いで2016年(平成28年)4月に総監督に就任した。2021年(令和3年)現在、総監督の重責を務めつつ、歌手としてもステージに立ち続けている。

コンサートにおいても『第九』やNHKニューイヤーオペラコンサートなど数多く出演している。リサイタルも、2018年(平成30年)5月1日には川崎市新百合21ホールにて「郡愛子と折江忠道の“非"常識コンサート−オペラから歌謡曲まで−」、同年5月5日にはびわ湖ホールでソロリサイタル「歌手たちの競演 折江忠道(バリトン) −歌手生活41年 折江忠道七変化−」、2019年(令和元年)9月23日には高槻現代劇場にて「三井ツヤ子&折江忠道 ノスタルジアの昼下がり−2019−」、を開催するなど、現役の歌手として活動中である。

音楽教育者としても、2015年(平成27年)3月まで7年間京都市立芸術大学教授を務めた(2021年(令和3年)現在は名誉教授)。2015年4月7日には京都府民ホールアルティにて門下生などによる「折江忠道とゆかいな仲間たち」が開催された。出演者は西村明浩、砂場拓也、田中千佳子、下林一也、畑奨、川崎慎一郎、大谷圭介、乗松恵美、渡邉寛智など。現在も昭和音楽大学教授として後進の指導にあたっている。門下生には他に丹呉由利子、村田孝高、やまだちひろ、大井卓也、大石洋史、上江隼人、井本孝弥、小原裕之、八代孝平、池田真己、砂田麗央、北薗彩佳、土橋美幸などがいる。

受賞歴

  • 1982年 アレッサンドリア国際コンクール優勝
  • 1982年 ヴィオッティ国際コンクール2位
  • 1983年 アレッサンドリア国際コンクール優勝
  • 1988年度 第16回ジロー・オペラ賞

オペラ出演歴(日本)

昭和音楽大学オペラ情報センターの記録による。

 

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