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劇団NLT(げきだんエヌエルティー)は、日本の劇団。1964年(昭和39年)1月10日に三島由紀夫により結成されたNLT(Neo Litt?rature Th??tre)が母体である。三島らが脱退した後は喜劇を専門に公演を行っている。2021年現在の代表は川端槇二。
1963年(昭和38年)12月に文学座を退座した青野平義、三島由紀夫、賀原夏子、中村伸郎、南美江、丹阿弥谷津子、村松英子、矢代静一らにより、1964年(昭和39年)1月10日に「グループNLT」として結成された。NLTとは「Neo Litt?rature Th??tre」(日本語では新文学座)の頭文字をとったもので、名付け親は岩田豊雄(獅子文六)。
1968年(昭和43年)4月、賀原らとの路線対立から、三島、中村、南らが「グループNLT」を脱退したことにより、現在の「劇団NLT」に名称が変更され、喜劇専門の劇団となる。この時より「コメディ路線」を歩み始めたとしている。脱退した三島らは同年の4月17日に「浪曼劇場」を正式結成した。
賀原を中心として、主にブールヴァール(フランス喜劇)を上演。賀原の死後も、この路線は踏襲されている。また、黒柳徹子が「劇団NLT」としての旗揚げ公演に客演して以来、多くの公演に出演している。
また、NLT文芸演出部には、翻訳家の黒田絵美子や脚本家の池田政之がいる。
1972年、「池袋アートシアター」がリフォームする際に全面協力。現在の名称「シアターグリーン」と命名し、?落し公演も務めた。
俳優教室を開校していた時期もあり、同講座で受講した者や本劇団出身者には、藤岡弘、や佐々木剛など、のちに特撮作品で主演をつとめた俳優も多い。
1965年 「サド侯爵夫人」で昭和40年度芸術祭演劇部門賞受賞。
1966年 「リュイ・ブラス」における演技で村松英子が第1回紀伊国屋演劇賞受賞。
1967年 「朱雀家の滅亡」における演技で中村伸郎が第2回紀伊国屋演劇賞受賞。
1970年 「マカロニ金融」で昭和45年度芸術祭優秀賞受賞。
1976年 「ササフラスの枝にそよぐ風」における演出で利光哲夫と賀原夏子が昭和51年度芸術祭優秀賞演出部門賞受賞。
1989年 「毒薬と老嬢」で平成元年度芸術祭演劇部門賞受賞。
2019年 「やっとことっちゃうんとこな」における作・演出で池田政之が第20回テアトロ演劇賞受賞。
※同作は、若手俳優たちが劇中で歌舞伎を演じるという新劇史上初の試みが高く評価された。