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黒田 博(くろだ ひろし)は、日本の声楽家(バリトン)・オペラ歌手・音楽教育者。国立音楽大学教授。二期会会員。2016年(平成28年)から二期会幹事長(任期:2022年(令和4年)3月31日まで)。息子も声楽家(バリトン)の黒田祐貴。
京都府京都市出身。京都市立下鴨中学校卒業。1981年(昭和56年)京都府立朱雀高等学校卒業。1985年(昭和60年)京都市立芸術大学卒業。卒業時に音楽学部賞受賞。蔵田裕行、佐々木成子に師事。1988年(昭和63年)東京芸術大学大学院オペラ科修了。中山悌一、原田茂生に師事。
1989年(平成元年)より2年間イタリアScuola Musicale di Milanoへ留学。ロゼッタ・エリー、カルロ・メリチャーニ、アルド・プロッティに師事。
数多くのオペラに出演実績があり、昭和音楽大学オペラ情報センターだけでも86件の出演歴がある。モーツァルトを得意とし、『フィガロの結婚』フィガロ、アルマヴィーヴァ伯爵、『魔笛』パパゲーノ、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールなどは自身の“陣地”だという。他にもレパートリーは現代作品やミュージカルまで幅広く、2021年(令和3年)7月にはテアトロ・レアル、ベルギー王立モネ劇場、フランス国立ボルドー歌劇場との共同制作公演 東京二期会オペラ劇場ヴェルディ『ファルスタッフ』タイトルロールに出演予定である。
オペラだけでなくコンサートにおいてもバロックから現代、ミュージカルまで幅広く出演しており、ソロリサイタルにも取り組んでいる。また、オペラ歌手による男声クラシカル・クロスオーバーユニット「THE JADE(ザ・ジェイド)」のメンバーとしても活動している。
音楽教育者として後進の育成にも注力している。2004年(平成16年) - 2008年(平成18年)国立音楽大学非常勤講師。2007年(平成19年) - 2009年(平成21年)東京学芸大学准教授。2009年(平成21年) - 2016年(平成28年)国立音楽大学准教授。2009年(平成21年) - 2020年(令和2年)現在東京学芸大学非常勤講師。2016年(平成28年) - 2020年(令和2年)現在国立音楽大学教授。門下生に小林啓倫、宮城島康、高橋正尚、新造太郎、岸本大、金澤桃子、大畑理博、石福敏伸、渡辺祐介、五味由利子、岩?恭男、正部家喬久、Takanori、志賀勇太、照屋博史、和田央、中溝ひろみ、村上惇、Yukina、山田健人、千葉菜々美、戸森冴耶、管真実子などがいる。論文の執筆も手掛けている。
数々の楽界の重責やコンクール審査員を務めるなど、楽界への貢献も顕著である。
※注記のないものは昭和音楽大学オペラ情報センターの記録による。