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見沢知廉



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Wikipedia

見沢 知廉(みさわ ちれん、1959年8月23日 - 2005年9月7日)は、日本の新右翼活動家、作家。元一水会相談役。元統一戦線義勇軍総裁。本名は高橋 哲夫(たかはし てつお)。 旧姓は平井。

経歴

生い立ち

1959年、東京都文京区千駄木に2人兄弟の長男として生まれる。父は芸能プロダクション経営者。母はもともと宝塚志望だったが厳格な父親に禁じられて断念。このため、母は息子に自らの夢を託し、幼い哲夫を劇団ひまわりや劇団若草などの児童劇団に通わせた。小学生の時は表向きおとなしい優等生で、日本進学教室や四谷大塚に通って受験勉強に励み、その傍らでヒトラーの『わが闘争』やドストエフスキーの『罪と罰』を耽読した。

母方の祖父に倣って将来は早稲田大学に入れたいとの母の希望により、早稲田中学校に入学。中学時代、父の経営する会社が倒産して一家離散し、両親が離婚して母に引き取られ、高橋に改姓。中学3年の時、右翼組織の活動を手伝うようになるが、右翼に失望し、反体制の思想が芽生え始める。

不良

中学3年時からヤクザを親にもつ級友の影響でグレはじめる。その後付属の早稲田高等学校に進学後はヤンキーとなり、カツアゲ、万引き、シンナー吸引などの非行に走る。非行に走った理由は、両親の不和問題や高校の管理教育に対する反抗とされる。暴走族でも活動し、ブラックエンペラー白山支部、千駄木極悪、ZERO根津の集会に参加していた。高校2年時、学校には行かず、本ばかりを読む中で、ドストエフスキーと出会い将来、小説を書こうと決意する。

左翼

高校2年時の学期末試験中にテスト用紙を破り、教壇で試験批判のアジテートをして試験をボイコットする。直後、屋上で「昭和維新の歌」を歌っていたところ、同級生の新左翼活動家に「決起したな。これでお前も左翼だ。こわっぱ教師なんか相手にするんじゃなく、国家権力と闘おう」とオルグされ、戦旗派に加盟する。1978年の三里塚闘争での成田空港占拠闘争に参加した。

右翼に転向

しかし1979年には戦旗派を離れる。理由は「左翼では民衆の心はつかめない。だから右翼に行く」というもの。これは三島由紀夫の自決について、戦旗派の上級メンバーが「茶番」と決めつけたことに対して「人が命がけでやったことを茶番とは何だ。こいつらは人の心が分からない」と失望したためとされる。早稲田高校は退学処分となり、定時制高校に第4年次編入学して卒業。中央大学法学部二部に進学するが、結局除籍中退。

1980年、三島事件に感銘を受けた事を機に、右翼学生団体・日本学生同盟に加入。左翼から右翼に再び転向したが、連合赤軍には共鳴していたという。

殺人と懲役

1982年、新右翼の一水会-統一戦線義勇軍書記長に就任。偽名の「清水浩司」を名乗り、日本IBM、イギリス大使館等への火炎瓶によるテロ活動を行う。同年秋、スパイ粛清事件で殺人を起こし逮捕。殺人罪ならびに火炎びんの使用等の処罰に関する法律違反で懲役12年の判決を受け、川越少年刑務所-千葉刑務所-八王子医療刑務所-千葉刑務所で服役、1994年12月8日に満期出所。

刑務所生活では、千葉刑務所の懲罰房がもっとも長く、3000日(約8年)の間服役していた。この懲罰房で執筆活動を行う。千葉刑務所で、狭山事件で無期懲役となった受刑者や新宿西口バス放火事件で無期懲役となった受刑者やあさま山荘事件で無期懲役となった吉野雅邦などの囚人に出会っている。服役中に本名を高橋哲央に改名。

作家

釈放後の1995年に、獄中で執筆した『天皇ごっこ』を発表。第25回新日本文学賞の佳作に選ばれる。1996年、獄中手記『囚人狂時代』を発表し、8万5千部を売り上げる。当時は月収100万円に達したこともあるが、税金の支払が翌年に発生するということも知らず、全額使いきってしまっていたという。1997年、『母と子の囚人狂時代』、『獄の息子は発狂寸前』などを発表。同時期に『調律の帝国』で三島由紀夫賞候補に選ばれたが落選。このとき見沢自身は受賞を確信し、受賞パーティーの会場のホテルまで予約していたという。以降は講演会等を中心に活動していた。

講演活動以外にも、その後慶應義塾大学文学部(通信教育課程)に入学し、学生として勉学し直していたが心身の不調に悩み、1998年には立教大学で講演中に脳梗塞で倒れ、救急車で搬送された。抗うつ薬を濫用し、不摂生な生活を送ったために原稿の締切も守れなくなった他、招かれたイベントには無断欠席を繰り返すなどしたため仕事が減少した。


 

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