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空豆

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Wikipedia

ソラマメ(空豆、蚕豆、英: Broad bean または Fava bean、学名: Vicia faba)は、マメ科の一年草または越年草。別名、ノラマメ(野良豆)、ナツマメ(夏豆)、テンマメ(天豆)、シガツマメ(四月豆)、コヤマメ(高野豆)、トウマメ。

名称

和名のソラマメの由来は、豆果(さや)が空に向かってつくため「空豆」、またはサヤの中の見た目がカイコの繭に似ていることから「蚕豆」という字があてられたなど諸説ある。酒処では「天豆」と表示している場合も多い。

歴史

北アフリカ、地中海、カスピ海沿岸、北部アラビア地方の西南アジアが原産地と推測される。また、大粒種はアルジェリア周辺、小粒種はカスピ海南岸が原産地であるとする二源説もある。イスラエルの新石器時代の遺跡からも出土している。インゲンマメが普及する以前は、ソラマメは古代エジプトやギリシア、ローマにおいて食されていた。エジプトやトロイ遺跡から化石が出土していることから、世界最古の野菜の一つとされている。古代ギリシアやローマでは、葬儀にソラマメが使われていた。紀元前3000年以降中国に伝播、日本へは8世紀ごろ渡来したといわれている。インド僧・菩提仙那が渡日し、行基に贈ったのが始まりともいう。古くから世界各地で栽培され、食用にされている。現在は南米、北米、ウガンダ、スーダン、中華人民共和国などで栽培されている。

特徴

高さ60 - 100センチメートル (cm) ほどになる。秋に播種する。茎は分枝し、1本に複葉が20枚以上つく。花期は3 - 4月で直径3?cmほどで薄い紫の花弁に黒色の斑紋のある白い花を咲かせる。収穫は5月ごろから。上を向いていた莢がふっくらして、重みで水平よりもやや下を向き、筋(縫合線)が黒褐色に変色してきたら収穫適期である。長さ10 - 30?cmほどのサヤには3 - 4個の豆(種子)が含まれている。豆には特有の香りとほのかな甘味がある。元来初夏の数週間だけの味覚であったが、ハウス栽培と流通技術の発展から、秋の一時期を除いて一年中食べられるようになった。

青果として利用されているのは、打越一寸、仁徳一寸、陵西一寸などの大粒品種が多い。ふつうのソラマメは、サヤも実も緑色であるが、サヤが緑色で中の実が赤くなる「初姫」という品種もある。

食用

野菜として食べる緑色の未熟な豆は、主な旬が5 - 6月で、サヤの色が濃い緑色でふっくらとしてツヤがあり、産毛に覆われているものが市場価値の高い良品とされる。生のそら豆は野菜として扱われるが、「そら豆がおいしいのは3日間だけ」といわれるほど鮮度落ちが早い。豆がサヤから出て空気に触れると、すぐにかたくなってしまうため、調理して食べる前にサヤから豆を出すのが良い。豆の端部にある筋状のつめの部分は、俗に「お歯黒」とよばれている。若いものほど「お歯黒」は緑色で色が薄く、若い豆は瑞々しい味わいで、豆が熟れると「お歯黒」は黒くなっていく。「お歯黒」が黒くなった豆は食感がかためではあるが、味わいは濃厚になり、スープや煮豆にすると美味しく食べられる。

塩ゆでするか、さやごと焼いて、中のマメをそのまま食べる。豆類の食物としては最も大きな部類なので食べごたえがある。揚げて塩をふったものはいかり豆(フライビーンズ)と呼ばれる。また、煮物や炒め物、スープなどに広く用いられ、アジアでは豆板醤の原料として利用される。ヒヨコマメと共に、中東のファラフェルの材料になる。完熟豆は煮豆などの加工品となる。大粒品種を用いて甘く煮たものは、おたふく豆(お多福豆、於多福豆、阿多福豆)と呼ばれる。

エジプトではソラマメが国民的な朝食であり、煮込んだソラマメをオリーブオイルとレモン果汁で和えたフール・メダンメスがある。

ただし人体において、酸化還元酵素のグルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼに欠陥があると、ソラマメを食べて溶血性貧血を起こし死に至ることがあり、これをソラマメ中毒と言う。かつてイスラエルの建国当時、国外からの移民にこのソラマメ中毒が多発し、死に至ることもあったため、イスラエルではそら豆の入ったファラフェルは作られなくなった。

大豆アレルギーを回避するための代用食品の原料にも用いられる。


 

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