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二山治雄

二山治雄



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Wikipedia

二山 治雄(にやま はるお、1997年 - )は、日本のバレエダンサーである。7歳のときに静バレエ・アートにてバレエを始め、小学校5年で長野県長野市の白鳥バレエ学園に入学して研鑽を積んだ。2014年2月、17歳のときにローザンヌ国際バレエコンクールで1位を受賞した。同コンクールにおける日本人出場者では、1989年の熊川哲也、2012年の菅井円加に続く3人目の1位獲得者である。同年4月には、ユース・アメリカ・グランプリでシニアの部金賞を受賞した。

経歴

初期のキャリア

長野県松本市の出身。4人きょうだいの末の子で、姉が3人いた。保育園では日本舞踊を習い、踊りに興味を抱くようになった。父は当初、姉たちを守れるように空手道場へ通わせようかと考えていたが、本人は舞踊の方を好んでいた。

地元のバレエ教室である静バレエ・アートでバレエを始めたのは7歳のときで、そのきっかけは当時好意を抱いていた女の子がやっていたからであった。小学校5年生のときに、自宅のある松本市から片道1時間以上かかる長野市の白鳥バレエ学園に入学して研鑽を積んだ。

指導者の塚田みほりは白鳥バレエ学園の主宰者塚田たまゑの娘で、名教師として知られるマリカ・ベゾブラゾヴァに師事した人物だった。塚田は入学当時の二山について「いい筋肉をしているし、身体能力は半端じゃない。ただ、どんくさかった」と評していた。塚田の指導は厳しかったが、二山は素直に聞き入れていた。白鳥バレエ学園のクラスには男の子もたくさん在籍していたため、彼らからも良い刺激を受けた。

小学校6年のときからは、バレエコンクールにも挑戦するようになった。プロとして踊ることを意識し始めたのは、中学3年生くらいであった。二山本人によれば、身長が高くなく日本人ということでいろいろなハンデがあるのではないかと不安だったという。その点については、二山の母も同様の思いを抱いていた。それでも白鳥バレエ学園の教師から後押しもあって、ローザンヌを目指すことを決意した。

二山は進学先として、松本市にある私立松本第一高校の食物科を選んだ。高校進学後に二山は「本格的にやりたい」と白鳥バレエ学園に申し出て、実家に近い松本市の支部と長野市の本部の双方に週6日間通うことにした。ローザンヌ国際バレエコンクールの前には、深夜2時頃まで練習に励んで白鳥バレエ学園に泊まり込み、そこから学校に通って睡眠時間は3-5時間という努力を続けていた。

ローザンヌ国際バレエコンクール

第42回ローザンヌ国際バレエコンクールはスイス・ローザンヌのボーリュ劇場を会場として、2014年1月27日から2月1日の日程で開催された。日本などのアジア勢や北アメリカからの出場者はビデオで、南アメリカやヨーロッパ諸国からの出場者はそれぞれアルゼンチンとドイツで実施されたプリ・セレクションで事前審査を受けた。

コンクールにエントリーしたのは、15の国々から73名の若きダンサーたちだった。本選への出場権を得たのは70名で、実際に舞台に立ったのは69名だった。そのうち、日本からの参加者は参加国中最多の21名であった。

出場者は男女それぞれが「A(15-16歳)」、「B(17-18歳)」に分けられ、コンクール審査員との顔合わせともなるクラスレッスンなどを受けた。1月29日からは、クラシック・ヴァリエーションの指導が行われた。指導担当者は、男子がパトリック・アルマン、女子はモニク・ルディエールであった。1人当たり6分の持ち時間の中で1度通して踊り、それぞれに向けたアドバイスを受けた。30日には、コンテンポラリー課題曲(3曲のうちから1つ選択)の指導が実施された。

出場者が実際に舞台に立ったのは、1月31日の準決選からであった。出場者たちは衣装とメイクを舞台用に整え、ボーリュ劇場の舞台で踊った。二山はクラシックのヴァリエーション課題曲に、『ラ・バヤデール』からソロルの踊りを選んだ。コンテンポラリーは「ほぼ初心者の状態」だったというが、本人の個性である柔軟性を生かした課題曲(『ディエゴのためのソロ』)を選んだ。

二山自身は準決選について緊張のあまり自分に入り込むことができず、「悔いの残る踊りでした」と述懐していた。結果は当日中に発表され、男子13名、女子7名の計20名(うち日本人は二山を含めて男女各3名の計6名)が翌日の決選に進んだ。

二山は決選の前、指導者の勧めで美術館に行き、気分転換を図った。これが功を奏して、決選は楽に挑むことができた。鍛錬による体幹部の強さと柔軟性に富んだ身体を存分にコントロールした彼の踊りは高い評価を受け、1位受賞を果たした。受賞決定時にはすごく驚いたといい、「期間中ずっと不安だったのですが、周りの方々の応援や支えがあってこその受賞なので、これからも忘れないようにやっていきたいと思います」と感謝の言葉を述べていた。なお、このコンクールでは日本人出場者の中から前田紗江(15歳)が2位、加藤三希央(18歳)が6位に入賞を果たしている。

ローザンヌ受賞以後


 

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