瀧川 鯉八(たきがわ こいはち、1981年3月27日 - )は、落語芸術協会所属の落語家。本名は、吉田 誠。瀧川鯉昇の7番弟子であり、真打。鹿児島県鹿屋市出身。
人物
- 法政大学在学中に落語研究会に所属。春風亭柳昇の弟子三人による『柳昇チルドレンの会』で聴いた瀧川鯉昇に衝撃を受け入門を決意。
- 林家きく麿に顔が似ている。きく麿の真打昇進パーティで受付を担当したところ親戚が間違えるほどのレベル。これをきっかけに《新作カフェVol.2》林家きく麿・瀧川鯉八 二人会が開催されている。
- 同じ落語芸術協会に所属する三遊亭小笑は中学時代の幼馴染である。神田伯山の新作講談「グレーゾーン」には、主人公として吉田誠(鯉八の本名)と柿本力(小笑の本名)が登場する。
- 落語芸術協会若手ユニット「成金」所属。
創作話芸ユニット「ソーゾーシー」に所属している(春風亭昇々、瀧川鯉八、玉川太福、立川吉笑)。落語
昔昔亭桃太郎曰く「桂花ラーメンみたいな落語家」。神田伯山は『新作落語の天才』と呼んでいる。
落語家となった理由は一人でできるから。前座修業は「4年間こなせば自由を与えられる、単純なルーティンワークとしてこなした」と述べている。
「誘われた」ことを理由に前座2年目から新作落語を行っており、「古典落語は相対的評価の面があるけど、新作落語は絶対評価しかない」ことを理由に、以降も自身で書いた新作落語のみを持ちネタとしている。
古典落語を行わない姿勢について師匠からは、『わけのわからない落語をやったまま、突っ走ってくれ』との言葉をもらっている。
芸歴
- 2006年8月 瀧川鯉昇入門 前座名「鯉八」
- 2010年8月 二ツ目昇進
- 2011年11月 平成23年度 NHK新人演芸大賞落語部門 決勝進出
- 2012年7月 CD『新宿末廣亭深夜寄席 ~百花繚乱編~』に自作口演『やぶのなか』が収録される。
- 2013年7月 書籍『新作落語傑作読本(3)』(落語ファン倶楽部・編)に自作『暴れ牛奇譚』が収録される。
- 2015年10月 平成27年度 NHK新人落語大賞 決勝進出
- 2015年12月 第1回渋谷らくご大賞(おもしろい二ツ目賞)受賞