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根本 要(ねもと かなめ、1957年5月23日 - )は、日本のシンガーソングライター、スターダストレビューのボーカル・ギター。血液型はA型。既婚。デビュー当時は眼鏡を掛け、1984年からサングラスに変更。そして2017年以降はサングラスを外して素顔で活動するようになり、現在に至る。
埼玉県行田市出身。音楽好きの2人の兄の影響で音楽に興味を持つようになり、中学時代には八木橋百貨店屋上で開かれたフォークロックコンテストに出場して優勝した。優勝をきっかけに地元の音楽サークルの大人とも交流するようになった。
埼玉県立不動岡高等学校に入学後、柿沼清史らとバンドを結成、この年八木橋百貨店地下に開店したライブハウス「木偶いん堂」のステージに立った。このバンドは人気を集め、1975年の文化祭で開催したコンサートでは会場の教室に収まらないほどの客を集めた。2014年のアルバム『SHOUT』に収録された曲「熊谷の風」には、当時の体験が反映されている。
大学に進学するつもりはなかったが、友達ができるからと兄に勧められ、日本大学芸術学部に入学。しかし、友達ができたので2年で中退。スターダストレビューでのデビュー前、「クレージー・パーティー」名義でアニメ映画「がんばれ!!タブチくん!!」(1979年・1980年)の全3作の主題歌を担当(根本要名義で作詞・作曲も担当)。この当時、第2作・第3作の主題歌「がんばれば愛」を作曲した大瀧詠一は、「非常に声の高い人」という印象を持ったと言っている。
巧みな話術ゆえにコンサートでは長く喋り過ぎることがしばしばあるが、「今日はあまり喋りません。純粋に音楽を楽しんでください。」と言うと、客からはブーイングが起こる。このようにステージトークも期待されている、ミュージシャンとしては稀有な存在(他にはさだまさし、松山千春、やしきたかじん、武田鉄矢ら)。コンサートに占めるトークの割合は3割に達し、対策として舞台に回転灯が設置された(喋り過ぎると光る)。ライブアルバム『No Ballads』や『Stage Bright』、デビュー35周年記念『スタ☆レビ -LIVE & STUDIO-』の初回限定盤では根本のMCのみを収録した通称「MCD」がボーナスディスクとして付属している。
メディアではラジオをメインに活動している。MBSラジオ「MBSヤングタウン」火曜日のラジオパーソナリティも長期に亘り務め(1987年1月〜1993年12月)、RKB毎日放送でもレギュラー番組「LIVEやろうぜ」を受け持った。現在は、KANとFM COCOLOにて、「KANと要のWabi-Sabiナイト」を放送中。他の番組は後述。
前述のように、歌もさることながら話術も卓越しており、その両方を活かせるラジオでより持ち味を発揮しているといえる。現在の最長寿番組はJFN系37局中24局ネットのFM『要のある音楽』(1998年4月〜)。埼玉のFM局・NACK5では、2016年5月現在、月曜深夜0時〜1時に「NACK de ROCK」を放送中。