山田 宗樹(やまだ むねき、1965年11月2日 -)は、日本の小説家。愛知県犬山市出身。愛知県立丹羽高等学校卒業。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了。
製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。運命に翻弄される女性を題材にした『嫌われ松子の一生』(2003年、幻冬舎刊)が2006年に映画、ドラマ化されて大ヒットとなり、2007年3月には『黒い春』(2005年、幻冬舎文庫刊)がWOWOWのドラマW枠でドラマ化された。
文学賞受賞・候補歴
- 1998年 - 『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞受賞。
2012年 - 『百年法』で第3回山田風太郎賞候補。2013年 - 『百年法』で第66回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、第10回本屋大賞第9位、第26回山本周五郎賞候補。2016年 - 『代体』 で第7回山田風太郎賞候補。著作
単行本
- 直線の死角(1998年5月 角川書店 / 2003年5月 角川文庫)
- 死者の鼓動(1999年3月 角川書店 / 2010年10月 幻冬舎文庫)
- 黒い春(2000年3月 角川書店 / 2005年10月 幻冬舎文庫)
- 嫌われ松子の一生(2003年2月 幻冬舎 同年6月 新書判 / 2004年8月、新版2023年7月 幻冬舎文庫 上・下)
- 天使の代理人(2004年5月 幻冬舎 / 2006年4月 幻冬舎文庫 上・下)
- 聖者は海に還る(2005年3月 幻冬舎 / 2008年4月 幻冬舎文庫)
- ゴールデンタイム―続・嫌われ松子の一生(2006年5月 幻冬舎 / 2008年10月 幻冬舎文庫)
- ランチブッフェ(2006年7月 小学館)/ ミレニアム・レター(2020年3月 文春文庫)
- 収録作品:二通の手紙 / 混入 / ランチブッフェ / 電脳蜃気楼 / やくそく / やまの子
- ジバク(2008年2月 幻冬舎 / 2010年4月 幻冬舎文庫)