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ポプラ(白楊、白楊樹 英語: poplar)は、真正双子葉類キントラノオ目ヤナギ科ヤマナラシ属またはハコヤナギ属(学名:Populus)に属する樹木(ハコヤナギはヤマナラシの別名)。
「ポプラ」とは、ラテン語の「人々、共同体、国民」などを意味するpopulus ポプルス に由来し、古代ローマでしばしば公共の集会所の周囲に植えられたからであるという。北半球の温帯に約100種が分布する。
日本のポプラ属は、ヤマナラシ、ドロノキの2種が自生する。一般には明治期に導入された外来種をポプラと呼ぶ。和名のポプラは、狭義にはこの属の一変種であるセイヨウハコヤナギを指す。
落葉広葉樹。葉は広三角形。雌雄異株で、春に花を咲かせる。花が終わるとすぐに綿毛付きの種子を大量に付ける。この種子が風に飛ばされて空を舞い、並木など多数のポプラのある所では、地面が真っ白になることもある。このため、英語でコットンウッドともいう。
成長が速い利点の反面、材は柔らかくて緻密さに欠け、燃えやすく強度や耐久性で劣り、用途が限られる。また寿命は比較的短く、数十年から100年程度で老木となり、台風などで倒れやすい。
外来ポプラの和名は現在まで整理がなされていないため、同一種でも別名や別表記が多く、学術論文ですら混乱しており、植物園などの表記にも不統一なものが多い。以下の名称も統一名称ではない。
YListに掲載された主な種・変種などを下記に記す。