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キョン(?、英名:Reeves' muntjac、学名:Muntiacus reevesi、中国名:小?、山羌、??)は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目)シカ科ホエジカ属に分類されるシカの一種。環境省指定特定外来生物。
学名や英語名は東インド会社の茶の鑑定人で、1812年に広東を訪れ、この種の記録を残したイギリス人ジョン・リーヴスにちなむ。タイワンキョンとも呼ばれる。
中国南東部及び台湾に自然分布。模式産地は広東省広州市。日本(房総半島、伊豆大島)やイギリスに移入。
日本での化石記録はないが、リュウキュウムカシキョン(Dicrocerus sp.)の化石が琉球列島で見つかっている。
体色は茶褐色で、覆面は黄色を帯び、四肢は黒褐色。眼の上から頭頂部にかけて黒い線がある。
体長47-70cm、体高45-50cm、体重12-17kg。オスにのみ短い角(2尖の7〜8cmの角で内側に湾曲)と牙(上顎犬歯)がある。目の下方に臭腺(眼下腺)の開口部があり、これがつぶった眼のように見えるため、四目鹿(ヨツメジカ)とも言う。
歯式は、0/3・1/1・3/3・3/3=34。
2亜種ないし3亜種とする説もあったが、IUCN (2016) では以下の4亜種に区別される。分布はIUCN (2016) に、亜種の命名者はGrubb (2005)・Groves & Grubb (2011) に従う。