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山田 貴敏(やまだ たかとし、1959年3月4日 - )は、漫画家。岐阜県岐阜市出身。岐阜県立長良高等学校卒。中央大学商学部中退。モータースポーツA級ライセンス取得。
中央大学在学中は漫画研究会に所属。この時の仲間に山本貴嗣、ひろもりしのぶ、河合単らがいた。
大学4年から本格的に漫画を書き始め、処女作『二人ぼっち』で講談社新人漫画賞佳作を受賞、『マシューズ -心の叫び-』(『週刊少年マガジン』)で同賞に入選しデビューした。1990年から『マッシュ ―時代より熱く―』の連載開始で小学館へ移籍、以降は『週刊少年サンデー』などで執筆している。
出世作は『Dr.コトー診療所』で、単行本は売り上げ部数累計1,200万部を超える大ヒットを記録した。テレビドラマ化され、さらに2004年度、第49回小学館漫画賞一般部門を受賞し、大ヒットしたが、その後は相次ぐ事故や病気のリハビリで作画が困難なため、長期休載が続いている。
本人は実直な作風からは想像がつかない陽気な人物で、ビデオ投稿番組に「結婚式で着ぐるみが脱げなくなった情けない新郎」という題材で登場したことがある。無類の動物好き漫画家として知られる。
酒好きではあるが、仕事場、自宅では一滴も飲まないという。ただ、酔って帰って花壇に財布を埋めてなくしたことがあるという。また、岐阜県の人々から「岐阜のぶなが大使」と称されている。
CBCラジオの『つボイノリオの聞けば聞くほど』に、準レギュラー並みに出演していたことがある。ゲリラ出演もある。番組のグッズ製作にもいくつか携わっている。
2016年、脚本、演出も担当し、本人初の舞台作品として上演される『W』を手掛けた(漫画家と舞台のコラボレーション企画『漫劇』にて)。『Dr.コトー診療所』休載以来で最初の作品であり、ミスインターナショナル鳳恵弥が主演、アカデミー賞俳優の黒田勇樹も本作で本格俳優復帰となる。