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杉下右京

杉下右京



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Wikipedia

杉下 右京(すぎした うきょう)は、テレビ朝日系の刑事ドラマ『相棒』の主人公の一人。警視庁特命係係長。「陸の孤島」と揶揄される窓際部署「特命係」に在籍しながらも、卓越した捜査能力と強い正義感で数々の難事件を解決する。

経歴

東京大学法学部を首席で卒業後、国家公務員I種試験の合格を経てキャリアとして警察庁に入庁。警察官拝命後、最初に関わった事件は「昭和五十九年 文京区強盗殺人事件」である(S5-1)。20代後半のころ、3年間のスコットランドヤードでの研修に参加していた(S1-7)。この時はオックスフォード大学名誉教授の吉岡国光夫妻のもとで過ごしており、子供のいない夫妻から可愛がられていた(season2 DVD特典映像)。

その後、警視庁刑事部捜査第二課に出向して活躍を見せた。出向中、外務省高官の北条邸人質篭城事件において、当時公安部参事官だった小野田公顕が非公式に結成した緊急対策特命係に作戦参謀として招集され犯人との交渉にあたるが、政治的理由から早期解決すべく強行突入を望む小野田と対立し、作戦参謀を解任される。その後、小野田が決行した強行突入により隊員と人質に多数の死者を出す惨事となり、右京はその責任を全て擦り付けられる形で特命係へ押し込められる事になった。事件から15年後、当時の人質の変死事件に関連して薫と共に警察庁勤務の内示を受け捜査に着手、一連の事件に隠された北条晴臣の不正や殺人行為を明らかにし、過去の因縁に終止符を打った(S1-最終話)。

捜査終了後、警視庁警察学校の教官に異動となるが自ら休職してロンドンに渡航し、吉岡の妻・アリスの墓参をしている(season2 DVD特典映像)。浅倉禄郎から過去の事件の再捜査を依頼されたことで帰国し、その解決後は小野田による計らいで特命係に再度異動となった(S2-1、2)。内閣官房長官の圧力により懲戒処分を受けた(S3-4、5)他、警察庁FRSセンターの分析官として、尊と共に警視として警察庁復帰の内示が出た(S8-最終話)事もあるが、何れも立ち消えになっている。享が「ダークナイト」事件を起こした際には上司としての責任を問われ無期限停職の処分を受けた(S13-最終話)。

停職期間中は渡英してスコットランドヤードに捜査協力をしていた。帰国後、亘と一緒に殺人事件を捜査し、事件解決後に停職処分が解除され復職した(S14-1)。その後ある事件において、亘が裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S14-15)事が警察上層部に発覚し、右京も「連帯責任」として亘と一緒に謹慎処分を受け、再び懲戒免職の危機に晒される。しかし、直後に発生したテロ事件の解決に貢献した事を評価され、峯秋の根回しにより減俸処分に留まった(S14-最終話)。

人物

極めて理性的で冷静沈着。誰に対しても丁寧に、時には慇懃無礼に接しつつ思ったことをずばりと言ってのける。大抵のことに動じることはなく周囲を振り回すマイペースな変わり者で、その強烈なキャラクターについていけずに配属された部下が次々に辞めていくことから、彼が籍を置く特命係は「人材の墓場」と呼ばれている。不躾な質問や相手の心情を考慮しない辛辣な発言をして、会話相手を怒らせる事も多い。やや口が軽い一面もあり、他人のプライベートを勝手に喋ってしまうこともある。一人称は「僕」。二人称は相棒に対しては「君」、それ以外は「あなた」。普段は紳士的で温厚な態度を崩さず、部下や子供に対しても敬語で接する。また、自他の生命を粗末にしたり、自らの行いを省みない犯人に対しては声を荒らげて激昂することがある。

出世や手柄には全く興味を示さず、自ら解決した事件の手柄を他部署に横取りされても意に介さない。その一方で「情より法」「人は犯した罪を法で裁かれなければならない」という信条を持ち、「真実の追求による正義」を最重視している。しかし、組織の論理・政治的利害などの事情を全く顧みないため、上層部と対立して圧力がかけられることも多い。さらに、興味本位で醜聞を暴き立て、被害者の感情・関係者の立場を顧みずに断罪しようとする過激な側面もあり、関係者や相棒から深刻な反発を招くこともある。峯秋は、享が「ダークナイト」事件を起こした切っ掛けを「右京への対抗心」だと推察し、その様な危険性を孕んでいる右京の正義感を「劇薬」と評した(S13-最終話)。

止むを得ない事情で罪を犯した人間についても、その動機や心情を汲み取りつつも決して犯罪を正当化しない(S5-1、劇場版IIなど)。状況や犯人の動機次第では、直ちに逮捕せず自首を勧める、もしくはさせるように仕向けたり、罪の重さによっては逮捕を見送ったりするなど右京なりの柔軟さを見せることもある(S5-1、19、劇場版II、S13-2など)。一方で、自殺で罪を償おうとすることに対しては否定的であるが、自殺を止めたことが最善であったか思い悩むことや、自殺を試みた犯人を必ずしも否定しないこともある(S3-9、S11-11)。復讐殺人に関しても決して容認しないが、切実な理由で復讐を遂行しようとした人物の想いを汲み取って捜査に臨むこともある(劇場版II)。

人命が失われる事態を嫌い拳銃は決して携行せず、警察官の義務である射撃訓練すら忌避している(S2-4)。また、過去のトラウマから籠城事件に対する強行突入はあくまで最後の手段とみなしている。

特命係に配属される部下に対しては「来る者拒まず、去る者追わず」を原則としている一方、亘に対しては例外としてこの原則を自ら破り、歴代の相棒では初めて慰留の言葉をかけている(S20-最終話)。

趣味・嗜好

チェスや落語、クラシックやレコード鑑賞などが趣味である。特に落語は同じ趣味を持つ米沢と話が盛り上がり、調査協力の謝礼として落語がらみの物品をあげることもある。

警察庁時代の研修以降度々イギリスを訪れており、特にS8以降は概ね3年に1回のペースで半年ほど渡英するのが恒例となっている。

幽霊や超能力を否定せずに深い関心を寄せており、心霊現象が絡んだ事件の際には嬉々として捜査に参加する。自身は幽霊を実際に目撃した経験がないことを悔しがっているが、本人はそうと知らずに幽霊の少女と接したことがある(S11-18)。

宮部たまきとは元夫婦で、彼女が切り盛りしていた「花の里」を行きつけの店とし、芝居やコンサート、食事に連れ立って出かけるなど離婚後も良好な関係にあった。「花の里」が閉店した(S10-1)際には、長年の習慣が崩れたことで推理のスランプに陥ったが、本人が宣言するまで周囲には全く気付かれていなかった(S10-12)。「花の里」が再閉店した際にも、普段ではありえない凡ミスを自覚なく繰り返して尊や亘などに心配されていた(S18-最終話)。

作中では右京の私生活などが触れられる事は少なく、出身地や自宅、少年期・青年期などの情報は明らかにされていない。右京と血縁関係のある人物としては、遠縁の杉下花が登場している。


 

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