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あやまん監督・山田能龍・關根史明


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常に新しい表現を追求する役者集団が、初のコメディーに挑戦。

人が評価する自分と、自分が評価する自分。どちらが本当の自分なのか?

主宰・關根史明を中心に、公演ごとに作・演出を外部から招くスタイルで知られる劇団、護送撃団方式の新作は、山田ジャパンの山田能龍がペンを執る『メンタルトレーナーのくせに』。近年、舞台女優としてのキャリアも重ねるあやまんJAPANのあやまん監督も参戦する同作は、これまでよりわかりやすい方向に舵を切ったコメディーになるという。早速3人に集まってもらい話を聞いた。(取材・文・撮影:西本 勲)


――― 作・演出に山田氏を起用した理由について。

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關根「いわゆる小劇場という界隈で僕ら役者がずっとやってきた作品は、ちょっと芸術志向なものだったり、一般のお客さんには少し距離のあるものでした。でも前々作あたりから演劇ファンの方々に満足していただくだけでなく、一般のお客さんが見てもわかりやすく、より喜んでもらえるものにしたいと思い始めたんです。どういう作品を観たいですか、というアンケートでも、回答のトップに挙がるのはだいたいコメディーや恋愛もの、あるいはそれらを混ぜたラブコメディー。きっとそれが、小劇場の外側にいるお客様の答えだろうと。そんな中、たまたま山田さんと知り合う機会があって、作風としてコメディーが得意だと伺ったので、もしよかったらうちでコメディーを書いてくださいませんかとお願いしました」

山田「山田さんがやりたいようにやってくださいという、すごくありがたい言い方をされて。とはいえ普通のラブコメはなかなか難しいと思ったので、生きていく上で誰もがテーマになる他者とのコミュニケーションにおいて、より内圧が高いメンタルトレーナーを設定に持ってきました。基本は群像コメディーですけど、メンタルトレーナー=“メンタルをコントロールできなきゃいけない人”ということで、他者から良いと評価されるように自分をコントロールするのか、自分を大事にして思うままにいくのか、結局どっちがいいの?っていうのを提示する舞台になるのかなという気がしています」

――― キャストの1人として名を連ねるあやまん監督は、2013年から山田ジャパンの舞台に連続出演。あやまんJAPANでの“夜の盛り上げ役”とは違う一面を見せている。

インタビュー写真

あやまん「幼稚園に入る前くらいからテレビごっこみたいなのをやっていたり、小学校の謝恩会では脚本を書いたりして、お芝居や演劇には興味を持っていました。なので、こうして舞台に立たせていただくのは光栄ですし、頑張りたいと思っております。といっても、まだ山田さんの作品にしか出たことがない……1人の男しか知らないので、こうやっていろんな男を覚えて、女優としてもキャリアを積んでいきたいなと思っているところです」

山田「そういう例えやめてくれへん?(笑) もともと彼女たちがちょっとお芝居の入ったライブみたいなのをやっていて、その演出をする機会があったんです。そこで感触を得て、山田ジャパンの作品に出てもらう流れになったんですけど、見せ方というか、舞台での立ち方が最初から上手かった。そこに演劇的スキルを渡してあげたら、案の定“化けた”という印象です。誰よりも真面目に取り組むんですよね」

あやまん「いやいや、そんな、全然ですよ」

關根「参考資料で過去の舞台の映像を観させていただいて、作品自体も面白かったんですけど、そこに出ていたあやまんさんがすごく良かったんです。何も喋らなくても、そこに立っているだけで存在感があるというか、華がある。“ああ、いい女優さんだな”という印象を強く受けたので、あやまんさんにもお声がけしていただけないかと山田さんにお願いしました。僕の中では、あやまんJAPANのというよりも、女優・あやまん監督さんっていう感覚で見ています」

あやまん「……それは私へのプロポーズってことでよろしいですか」

インタビュー写真

山田「そういうのを拡大解釈って言うんや(笑)。この取材を受けている時点ではまだ顔合わせ前なので、アイコンとしてのあやまんの役割を劇中でもしっかり果たさせるべきかどうか、まだ迷ってるんですけどね。暗い役も合うと思うし」

あやまん「メンタルをコントロールするということに関して言えば、私はたぶんメンタルトレーナーなんですよ。もちろん皆様が日々生きている中でそういうことはあると思うんですけど、いろいろと常に、めっちゃ自分をコントロールしてる。例えば、私はTwitterとかでネガティブなことを発する人がすごく苦手なんです。自分もすごく疲れたり嫌なことがあって、そういうことを言いたくなるときもあるんですけど、それを呟いたとて誰が幸せになるんじゃいと思うと、ぐっと飲み込んでしまう。そういうことを日々やっているうちに、本当の自分がわからなくなってくるわけです(笑)。自分勝手に生きてる人たちを見るとすごく羨ましくもあるけど、そういうふうにはしたくない。だから、人が評価する自分と、自分が評価する自分のどちらが本当なのか? その答えは、逆に私が知りたいくらいです」

――― メンタルトレーナーという設定から、大きなテーマへと繋がるこの作品。その目指すところは?

關根「コメディーだと思って観に来た人に、それ以上のものを持って帰ってもらえる作品を目指したいですね。特に、初めて演劇を観るという方にはぜひ観ていただきたい。映画やテレビとは違う、目の前の人間が動いていて、物語がある……そういうライブ感っていいなと感じていただけるような舞台にしたいと思います」

山田「別に何かを批判するわけではないんですけど、初めて演劇を観る人が“よくわからなかった”っていう舞台が仮に3本続いたら、もう演劇という枠ごと好きじゃなくなると思うので、そこの手ほどきはサボりたくないですね。入口は油断させて、中に入って噛み付くというのが僕のスタイル。今回も、基本は群像コメディーで楽しくご覧になれますので、そこは安心してください。あと、護送さんは今までコメディーをやったことがないということなので、それも楽しみです。そういう人たちって、意外とコメディーの宝石をいっぱい持っていたりしますから」

あやまん「今回は一応ラブコメディーということになっているみたいなので、あやまんと關根さんのラブシーンがあるとかないとか、山田さんのことですからすっごい激しいベッドシーンがあるとかないとか……って聞いています。先ほど關根さんがあやまんに華を感じると言ってくださったので、あやまんの花びら大回転でお送りしたいと思います。ぜひご覧ください!」

山田「最後のコメントがそれか……」

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PROFILE

あやまん監督のプロフィール画像

● あやまん監督
六本木で“試合”という名の飲み会を中心に活動する素人女性エンターテインメント集団・あやまんJAPANを結成。2013年より現在の5人体制となり、2014年には株式会社あやまんJAPANを設立して、真のパフォーマンス集団を目指し活動中。

山田能龍(やまだ・よしたつ)のプロフィール画像

● 山田能龍(やまだ・よしたつ)
1976年生まれ。大阪府出身。いとうあさこ等が所属する劇団・山田ジャパンの主宰で、全作品の脚本、演出を担当。外部も含む多くの舞台をプロデュースする傍ら、TVドラマや映画への執筆、アーティストのライブツアーやPVの脚本、演出なども手がける。

關根史明(せきね・ふみあき)のプロフィール画像

● 關根史明(せきね・ふみあき)
1985年生まれ。東京都出身。2010年、“我々は役者である”という言葉をメインテーマに掲げて役者6名で旗揚げした護送撃団方式の主宰。劇団内に作・演出家を設けず、公演ごとに作風を変えることを特徴としている。外部の舞台や映画への出演も多数。

公演情報

「メンタルトレーナーのくせに」のチラシ画像

護送撃団方式 第6回公演
メンタルトレーナーのくせに


2015年1月28日 (水) 〜2015年2月1日 (日)
シアターグリーン BOX in BOX THEATER
HP:公演ホームページ

14名限定!3,500円(全席自由・税込)→ 2,800円さらに2200Pゲット!(1/29 14時50分〜ポイントUP中!)

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