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ニジーローモーチャー


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障害とはなんなのか。偏見と差別とはなんなのかを問う、現代劇。

「あの日から、オカンがオカンじゃなくなった。」 一冊の本から始まるストーリー

FTMのタレントとして活躍する若林佑麻と、演劇ユニット・ニジーローモーチャーのプロデューサーの出会いからスタートした舞台『イッショウガイ』。脚色と演出は、数々の社会的なテーマを扱ってきた劇団時間制作の谷碧仁が手掛ける。この舞台に出演する土屋シオン、田名部生来と、企画・脚本の若林、プロデューサーの丸若に話を聞いた。


インタビュー写真

――― この舞台のはじまりはどんなきっかけがあったんでしょうか?

若林「今回、企画と脚本を担当する私とプロデューサーの丸若さんとは、三年前に知り合ったんですけど、苗字に同じ若の字がついて、背が小さくて眼鏡でセクシャルマイノリティ(※丸若は恋愛対象が男性)でって共通点がたくさんあったので、すごいなと思って。そのころから何か面白いことをやりましょうって言ってて、でもしばらくは何をしたらいいか分からなかったんですが、今年の初めに企画を出してみたんです」

――― 今、話せるところで、どんなお話になりそうでしょうか。

若林「トウマという小説を書いている男性と、マユという女子高生の話が、交差していくお話です」

丸若「今回、若林が書いた脚本を、脚色されるので、また違った話になっていくかと思うんですけど現時点では」

若林「僕が脚本を書いて、脚色を劇団時間制作の谷碧仁が担当をします」

――― 田名部さんと土屋さんのおふたりをキャスティングすることになった経緯は?

丸若「プロットがあがってきて、ヒロインのマユっていう子のイメージにあう女優さんを探してたときに、田名部さんのことを思い出して」

若林「面白い子がいるよって。」


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――― 田名部さんの連載のエッセイを読ませて頂きましたが、すごくざっくばらんで率直な感じで面白いですよね。

田名部「そうなんですよ。書いたものをそのまま載せてもらってて。さらけ出すのがモットーで、ファンの方にも素を見てもらっているので。私は握手会の短い時間の中で、“僕はゲイなんです”ってカミングアウトされることも多かったんですよ」

丸若「あらやだ(笑)」

若林「そこは、田名部さん演じるマユと共通してるかもしれないですね。すごくハッピーで、でもどこかしら闇を抱えてて、それを周りに見せずにいるような人で」

丸若「マユは家族の中でも、ポジティブなオーラが強くて、責任感もあって、友達の中でも中心にいるような感じのキャラクターですね」

若林「土屋さんに関しては、これも三年くらい前にイベントでお会いしていて。ちょっと中性的な感じとかが、トウマという役にぴったりだなと。本当に土屋さんに出てほしいと思って」

土屋「僕は、“『毒きのこちゃん』って劇団に所属している猪股和磨っていう方とよく一緒してて、若林さんとも共通の知り合いだったんで、そこを通じて連絡してもらってて。自分たちで何かをクリエイトしようとしている人からのラブコールはうれしかったですね」

田名部「私も自分に任せていただけるのがやっぱりうれしくて、この作品にふれてまた自分の考えがどうなっていくだろうと思ったらぜひ携わりたいと思いました」


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――― 土屋さんの役はどんな役ですか?

若林「トウマは説明が難しいんですよね」

丸若「今の段階だと、いいことをしてるつもりなんだけど、周りが見えていないから、いろいろぶつかりながら進んでいるような人でもありますね」

若林「そこがいいところでもあるんです」

――― 土屋さんは、自分の役について聞いたり、プロットを読んでみてどう思われましたか?

土屋「前しか見えないことって、誰にでもあることかと思うんですけど、僕も言いたいこと言っちゃうタイプで……。例えば、あることに賛否両論あったりして、そういうことを見てて、いろいろ思いを馳せてたんですけど。自分と異なった価値観を持った人のことを否定することって、不毛だと思うんですよ。でも、それを不毛だと思った自分は、また別の誰かの価値観を否定してるんだと思うと、それってすごく難しいことだなと。ブーメランを投げたら、特大のものが返ってくることってあるなって。それで、今回のお芝居も、そういうことが書いてあるんじゃないかと思って」

若林「本当にそんな感じのことを今回の脚本にも書いてるんです。今回のお芝居で僕らの投げたものが、特大のブーメランになって返ってくることがあるかもしれないと思うと、怖い部分もあるんですけど、ありきたりのことをやっても、誰からも賛同を得られないというのが、共通認識としてあるので、やるからにはちゃんと攻めようと。そうじゃないと、かかわってくださっている方にも失礼だなと」

――― 今回、谷さんに脚色してもらおうと思ったのは、どのような経緯があったのでしょうか?

若林「谷さんは、動物の殺処分とか、高校生のいじめとか、統合失調症とか、社会的なテーマを舞台で扱っていて、胸をかきむしられるような話が多いんです。でも、僕が書くのはハッピーな話なので、その真逆の要素が一緒になったらどうなるのかなと思ったんです。谷さんは、目をそむけたくなるようなところも、見ろって突きつけるような人で、そこが大好きなので」


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――― では最後に、このお芝居に興味を持った人に一言お願いします。

田名部「期待を持ってオファーしていただいたのかなと思うので、たくさんの愛情を持って作品に向かっていけたらと思います。見にきていただいた方にも、希望を持ったり、楽しかったなと思ったり、何か感じてもらって、明日からの人生に響くような作品になればと思います。私自身も頑張りたいと思います」

土屋「人間ってしんどいことがあっても、楽しいことを感じられると思うんです。だから、ひとつの見え方やテーマに縛られず、多面的な人間の感情をプロの役者としてとらえて、みなさんに楽しく見ていただけるように頑張りたいと思います。年末に、僕たちにみなさんの時間をいただけたら」

丸若「自分たちにしかできないことを形にできるのではないかと思っています。そこに、さらに素敵なキャストさんが加わって、舞台にしていくというのは、こんなに楽しみなことはないと思います。今回は、企画と脚本の若(若林)に任せられてやっているので、前回(2014年12月上演の『ニューヨークで猫を殺す方法』)とはまた違った意味で、責任を持ってやらないといけないと思って臨んでいます。ぜひ観にきてください」

若林「企画を立ててから、今日みたいに撮影をしたり取材を受けている段階ですでにうれしく思っているんですけど、全力でこの作品に向き合いますので、ぜひ観にきてください。ご覧いただいた方に、ちょっとでも生きる力を持ってもらえたらいいなと思っています」


(取材・文&撮影:西森路代)


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PROFILE

丸若 薫(まるわか・かおる)のプロフィール画像

● 丸若 薫(まるわか・かおる)
1987年4月4日生まれ。東京都出身。ニジーローモーチャー主宰。『ニューヨークで猫を殺す方法』(作・演出:保木本真也 監修:伊勢直弘)をプロデュース。俳優としての出演作に、ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』小野誠也役、舞台『青の祓魔師』三輪子猫丸役などがある。

若林 佑麻(わかばやし・ゆうま)のプロフィール画像

● 若林 佑麻(わかばやし・ゆうま)
1991年11月5日生まれ。大阪府出身。2014年より、タレント活動を開始。『OUT IN JAPAN』や『東京レインボープライド』にも参加。出演作に、劇団癖者 旗揚げ公演『ちゃいろくて、あまいの』、天才劇団バカバッカ『ハッピー・ウエディング!』やACT公演『バース・デイ』などがある。

土屋シオン(つちや・しおん)のプロフィール画像

● 土屋シオン(つちや・しおん)
1992年8月7日生まれ。神奈川県出身。若手男性俳優集団D-BOYSのメンバー。出演作にドラマ『仮面ライダーフォーゼ』、舞台『私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。』、ミュージカル『さよならソルシエ』などがある。2017年は、映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイド with レジェンドライダー』が公開予定。

田名部生来(たなべ・みく)のプロフィール画像

● 田名部生来(たなべ・みく)
1992年12月2日生まれ。滋賀県出身。2007年〜2017年6月までAKB48のメンバーとして活動。卒業後は、かねてからの希望であった女優の道に。出演作に『マジすか学園』、円谷プロダクション製作『独りぼっちの地球人 feat.ULTRASEVEN』、ユーキースエンタテインメント『鉄道員-ぽっぽや-』、劇団岸野組『伝六捕物帖 KOI/KATAKI』がある。

公演情報

「『イッショウガイ』」のチラシ画像

ニジーローモーチャー
『イッショウガイ』


2017年12月22日 (金) 〜2017年12月28日 (木)
新宿シアターモリエール
HP:公演ホームページ

一般席:5,800円
(全席指定・税込)

詳細はこちら

「『イッショウガイ』」のチラシ画像

ニジーローモーチャー
『イッショウガイ』


2017年12月22日 (金) 〜2017年12月28日 (木)
新宿シアターモリエール
HP:公演ホームページ

16名限定!一般席5,800円 → 【指定席引換券】5,000円さらに300Pゲット!

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