お得な公演チケットサイト Confetti(カンフェティ)

オープン3周年記念キャンペーン TicketsTodayを訪問して2,000カンフェティポイント獲得

PICKUP 

小野寺修二


キメ画像1

小野寺修二× 若手「白い劇場」シリーズ待望の再演!!

若手舞台人と共に追究する、舞台ならではの〈格好よさ〉

 カンパニーデラシネラを主宰し、演劇とダンスの間にある独自の手法で観客を魅了する小野寺修二氏。様々な俳優/ダンサーとコラボする彼が、「白い劇場」シリーズで取り組んだのは若手の舞台人だ。2014年から始まった本企画は、小野寺氏の美学と若い才能の融合が高く評価された。本公演はその代表作の2本立てとなる。今回は、小野寺氏と、同カンパニーの作品に出演する傍ら演出助手も務める藤田桃子氏にお話を伺った。


インタビュー写真

――― 「白い劇場」シリーズはどのような意図の下始められたのですか?

小野寺「普段会わない人と会えるチャンスを探して始めました。最終的にはカンパニーを作ろうと思っていたので、焦って形にするのではなく、3年かけて色々な人達とお互いの気持ちを通わせながら一緒に作業してみようと。その際年齢というのは一つの目安にしました。できるだけ違う世代の人達と、偉そうににならずにできるかなって(笑)」

藤田「『白い劇場』という名前を付けたのは、何か漠然とゼロから立ち上げたいと思ったからです。デラシネラとは別の段階へ行こうと思ったけど、明確に目標が見えていなかったのでそう付けたのですが、結果的にぴったりだったなと思っています」

――― やってみて得られたものは何でしょう?

小野寺「まず、やってみて、自分自身新たなスイッチが入ったというか。出来上がった人とやる時と違い、どうなるかが見えない。自分も周りもちゃんと歳をとってきて、あまり馬鹿なことをしないという意味で大人の作り方をしていたのかもしれないのですが、若い人とやるとちょっと無理してみても良いかなって思える。一からごく当たり前と思われることを皆で検証してやるのも新鮮でいい機会だったかな。これまでは自分と異ジャンルでこれまで活躍されてきた人達をどれだけ素敵に見せられるか、そして自分のやり方とその人達のやり方をぶつけて咀嚼できるか、という作業をしてきました。
 でも今回はスタイルがまだ決まっていない、どうやって良いか迷っている人たちもいたので、やり方を一緒に探しながら進んだ気がします。若い人とやるからこそ、何を美しいとするかとか何を大切と取るかとか、シンプルな中に見つけたかった。今までやってきたことを整理する時間になりました」

――― 今回2本立てで上演される『椿姫』と『分身』は、内容については全く違う作品ですが、トレイラーを拝見すると同じような衣装と大道具ですね。

小野寺「三年間のプロジェクトということで、自分たちで決めたタスクがいくつかあって、作品は机と椅子だけでやろうと。なるべくチケット料金を安くしたいというもくろみがあって。衣装もちょっとリニューアルしてますが、ほぼ同じですね。それを使い回して違う作品をどれだけ作れるか、というやり方が逆に新しい可能性を生んだ気がしています」


インタビュー写真

――― 特に『椿姫』はオペラの影響で豪華な衣装と装置のイメージがあったので、新鮮でした。トレイラーを拝見するとちょっとマイムっぽいですよね。

小野寺「特に意識していた訳ではないけど、マイムっぽいと言われるのは嬉しい!」

藤田「メンバーが演劇の人とダンスの人と半々くらいなので、ちょうどいい感じで歩み寄ってマイムが取っ掛かりになっているのかもしれないです。『椿姫』というとまず頭に浮かぶのは豪華絢爛で、足していったらキリがないものを、着の身着のままなのにその豪華さが見えてくると良いね、という感じで作ったんです。その考え方はマイムですよね」

小野寺:そういうマイムの精神のようなところに戻りたいなと常々思ってはいるんです。ダンスの枠に入ることも多いけど、やっぱり語法はマイムになる」

――― ダンスと呼ぶにしろマイムと呼ぶにしろ、小野寺さんは文芸作品を舞台に翻案することが多いですね。今回は両方とも19世紀半ばの文芸作品ですが。

小野寺「最初は、演劇の人がいる時に同距離で考えられる点があればと文学、小説とか映画を取っ掛かりとして扱っていたんです。あと、古典を選んでいるのにはこだわりがあります。普遍的に、長く残っているものには理由があるんだろうと。今を描きたいというのは少し違って、古典だけど今も共感できるものを引っ張り出したいという思いがあるんですね。つい選んじゃう」

――― 文芸作品を舞台に上げるにあたり、舞台作品ならではの強みというか、魅力は何でしょう?

小野寺「舞台で物語を伝えることに従事しすぎちゃうと本とか映画に負ける気がする。物語は説明してくれるけど、説明されちゃうとそれまでだから、過剰に渡すのではなく、お客様が考える余地がある表現って豊かだと思う。物語を超えてもっと豊かなものがあるし、上手く誘えたら舞台は強いって言える気がする。そう思って見ていただくと、〈格好よさ〉の定義が変わって来るんじゃないかな。バラバラの事実から色々なものが見えて、お客様の中でお話として繋がっちゃったという方が、スリリングだと思う」

――― お客様へのメッセージをどうぞ。

小野寺「生の舞台にしかできない身体表現を探している団体なので、想像力豊かに観ていただいて色々なご感想を伺えればと思います。」


(取材・文:關 智子/撮影:間野真由美)


キメ画像2

PROFILE

小野寺修二(おのでら・しゅうじ)のプロフィール画像

● 小野寺修二(おのでら・しゅうじ)
演出家。カンパニーデラシネラ主宰。日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95 年〜06年、「パフォーマンスシアター水と油」にて活動。その後文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で世代を超えて注目を集めている。第18 回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。主な演出作品は『あの大鴉、さえも』『オフェリアと影の一座』『ロミオとジュリエット』『変身』、『ふしぎの国のアリス』等。2015 年度文化庁文化交流使。「白い劇場」シリーズは2014 年に発足し、若手のダンサー、俳優達と共に精力的な活動を行なっている。『椿姫』で「CoRich舞台芸術まつり!2016春」グランプリを受賞。

藤田桃子(ふじた・ももこ)のプロフィール画像

● 藤田桃子(ふじた・ももこ)
日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター「水と油」に参加。06年、同カンパニーの活動休止後は、主にカンパニーデラシネラの作品に出演。出演作として、『あの大鴉、さえも』(小野寺修二演出)、『異邦人』『ロミオとジュリエット』(カンパニーデラシネラ)、『ハウリング』(井手茂太演出振付)など。

公演情報

カンパニーデラシネラ
『椿姫』『分身』


2018年3月16日(金)〜21日(水・祝)
世田谷パブリックシアター
HP:公演ホームページ
58名限定!一般4,000円 → 2,950円 さらに100Pゲット!