お得な公演チケットサイト Confetti(カンフェティ)

PICKUP

キ上の空論


キメ画像1

「観るとあそこに居たいと思ってしまう」役者から愛される中島World

マジ衝撃的!「キ上の空論」最新作は、観終わった後にひっくり返るような驚きが待っている!?

2013年に旗揚げされ、2017年は念願だった東京芸術劇場に進出し着実にファンを増やし続けている「キ上の空論」。毎回作品タイトルにカラー(色)を入れ作風を表現してきた中島庸介が初めて描く色のない物語とは。 初の吉祥寺シアターに挑む主宰の中島と中島作品ではお馴染みの須田拓也と岩井七世に話を聞いた。


インタビュー写真

“パン”と手を叩く動作一つで時間軸が飛ぶ。映画を見ているみたい

――― 2017年は振り返るとどんな年でしたか?

中島「東京芸術劇場の上演は劇団を立ち上げて3年で立つと決めていたので目標が叶ったこともそうですし、会社も立ち上がったので色々転機になる年でしたね。作品的には『青の凶器、青の暴力、手と手。この先、』が自分の中で納得が行く作品ができたと思っているので、満足でき手応えがありました。2018年に向けてステップアップの年になったのかな」

須田「2017年は舞台に8本出演しまして、そのうち中島作品は2本ですね。コントは2回しかしていないのに人生で初めて忙しい毎日をおくっていました!本多劇場、サンケイブリーゼ、東京術劇場と役者として立ちたい舞台にほぼ立って充実していましたね」

中島「これでやめられるね」

須田「やめないわ!(全員爆笑)まだまだこれから!事務所の偉い人に初めて褒められました!」

岩井「今気が付きましたが、キ上の空論の中島さんと出会ったのは去年なんだなと。それが意外なくらい濃密な時間だった気がします。フラッと2016年の『幸福の黄色い放課後』を観に行って、それが衝撃的に面白かったんです。その後にすぐ出演しましたがそれが去年とは不思議ですね。『幸せの黄色い10日後』では本番も稽古も楽しくて毎日ゲラゲラ笑ってて、そんなキ上の空論と早くも芸術劇場に上がれて嬉しかったですね」

――― 2人が思う中島Worldの魅力とは?

岩井「演出で“パン”と手を叩く動作一つで時間軸が飛ぶんです。はじめはびっくりしました、映画を見ているみたいで」

中島「音をきっかけにシーンや時間軸が10分後や次の日になったり、すぐ切り替える演出をつけます」

岩井「セットは変わらないのに時間が変えられるって演劇の面白さですよね」

中島「暗転は使わずにステージ美術も抽象的にして、シーンをあえて定めないようにしていますね」

岩井「やってみると凄く難しかった!パンッで切り替わらないといけないから、例えば教室からいきなり電車に乗っているとか、感情と場所と時間が移動できてしまう。一瞬で切り替わるのは観ていて楽しいですが、そのメリハリをつけるのに最初は時間がかかりました。時間がさかのぼって行く作品でラストシーンから始まる事もあって面白かったですね」

須田「見ている人も途中まで気がつかなかった、もう一回観ようってなるよね」

岩井「みんな驚いていましたし、リピーターが多かったです」

中島「時間軸をいじる作品が多いので、演出を先に考えて脚本を書くことが多いかもしれない」

岩井「最初見たシーンがラストシーンだったことを知るとゾワッとしたり(笑)」

須田「僕は演じる側からの意見になりますが、中島作品は観るとあそこに居たいと思ってしまうんです。僕の出会いは、相方が先にリジッター企画の方に出ていまして、観に行く度にめっちゃ出たいと思うようになって、“出してください”って直談判しに行きました(笑)」

中島「嬉しいですよね。直談判する役者さんが意外と多くて、他団体の芝居の観劇後とかに話かけられます(笑)」

須田「なんで僕見ている側なんだろうって思っちゃうの」

岩井「わかります!言ってみたいセリフもたくさんあるんです」

須田「あとお客様目線で言うと、それぞれ色んな捉え方ができて正解が一つではなく観ている人によって感想も違うんです。そこも魅力のひとつですね」


インタビュー写真

タイトルに込められた意味と挑戦

――― 本作では色がないことがテーマになっています。これはキ上の空論・第2章のはじまりという所から無色になったのですか?

中島「書きたいものがたまたまそうで、人ではない幽霊的な物が出てきたりするので透明かなと。いつも色でくくっていたので、いつか透明を使おうと思っていて今回になりました。2章という事ではなくて作風でつけました。今作の特徴として年齢層をグッと上げた所ですね。しばらく高校生のお話が続いたので雰囲気を変えようと思ったのが挑戦の一つなのかな。もちろん主演の有馬自由さん、黒川深雪さんは僕がずっと気になっていた役者さんで、そういう方々に力を貸していただくことはキ上の空論の中では珍しい挑戦ですね」

――― そして出演者は年齢に幅がある15人がそろいました。

中島「“まち”を表現したかったのと、主人公はコンビニの店長さんなので、いろんなお客さんが来るようにしたいなと」

――― 2人のキャラクターについて教えてください。

中島「須田さんは芸人さんという職業からか、お客さまをニコニコさせるキャラクターに置く事多いのですが、今回はそういうお笑いの要素みたいなものを封印しようと」

須田「すごくいい役なんです!今まで演じたことがない感じの役ですね」

中島「アフロじゃなくします」

須田「それが一番の挑戦ですね。あ、観に来た人がびっくりするから言わない方がいい?」

中島「うん、言って大丈夫(笑)」

須田「それ僕の中だけのびっくり?」(全員爆笑)

中島「役者さんにはいつも挑戦をお願いしていて、前回の役とはなるべく変えるようにしています。七世さんはいつもヒロインなど重要な役をお願いしていますが、今作では可憐なイメージではなく田舎の工場に勤めている、どちらかといえば華やかではないキャラクターになります。工場員の衣裳を着たり」

岩井「嬉しいです!なかなかそういう衣裳を着るようなポジションに置いてくれる作品がなかったので楽しみですね」

中島「地味という言い方は違うと思うのだけど、飾り気がない、よくある世界とか悩みを描きたいんです。タイトル通りみんな無色であってほしくて、僕の地元の岐阜を舞台になるべくリアルに、ありのまま演じてもらえたら」

――― そうなると方言指導が中島さんから入ると?

中島「そうなんです、僕が独りで全役のセリフを読みます」

須田「セリフの音声データを全員に送ってくれるんです。でも無感情でイントネーションだけ(笑)覚えたつもりでもセリフで言おうとすると難しいよね」

――― では方言のセリフ回しも見所ですね。

岩井「楽しみですね、なかなか岐阜弁のお芝居は観たことがなかったので」

中島「方言っていいよね、俳優さんも方言を楽しんでくれる方が多くて。あとはお客様も楽しいかもと思って、狙って台詞を書くこともあります。岐阜弁には汚い言葉があって“クソが”とか使ったりするので、綺麗な女優がそういうセリフを言ったりすると笑っちゃいます。そして須田さんがボケないところも見所です」

須田「そっかボケないね」

岩井「中島さんは、みんなの得手を一回うばって武器無く闘わせるみたいな所があるような。最初に持っている武器を伸ばした方が簡単なのに、そこがまた面白いんです。あまりやらされない事をやらされるから、逆に嬉しいしチャンスになる、これで自分が広がったら楽しいですよね」


インタビュー写真

一緒にやりたかった方ばかりに集まっていただいて完璧なキャスティングになっています

須田「稽古が本当に楽しみです!」

中島「そうですね、みなさんとお芝居をする事が楽しみです。役者さんから学べることがたくさんあるので、特に有馬さんからは色々勉強できそうかなと。有馬さんに軸になっていただいて、周りの方がいい意味で遊んでもらえれば。群像劇なのでみなさんの見せ場がありますし!」

岩井「今まで一方的に舞台を観ていたり出会いたかった役者さんとかと今回ご一緒できたり、須田さんともちゃんと共演するのは初めてですよね。キ上の空論で共演できるのは最高に幸せだなと最近とても思っていて、まさか中島さんがまた私を呼んでくださるとは!3連続出演は嬉しいです。新しい引き出しが見つかるようにがんばります!」

中島「七世さんは見た目はお綺麗な感じですが中身は少し抜けていて(笑)壁の無い人で誰とでも仲良くなれる、とても素敵な女優さんです!彼女がいると稽古場の雰囲気がとてもいいんです」


岩井「不器用だと思っていたので嬉しいです」

中島「須田さんもそうですね、本当にいるだけで場が明るくなります。僕は稽古場の雰囲気をとても大事にしていまして、のびのびやっている中で力が発揮できれば一番いいなと思っているので、彼がいると勝手に笑いが起きます」

須田「中島さんが美味しくいじってくれるので助かってます!」

――― では最後にメッセージをお願いします。

中島「以前から一緒にやりたかった役者ばかりに集まっていただいて、自分の中では完璧なキャスティングになっています。そして納得のいく脚本になりました。あとは役者さんの力を借りるだけです。キ上の空論では初の吉祥寺シアターで上演します。自信はあります!絶対に観て欲しいです!」

岩井「素晴らしいキャストできっと観た後に全員愛せるのではないかと。それもキ上の空論の魅力かと思っています。私自信がとても楽しみです。まず一度、中島さんが書く脚本と演出を観て欲しいと思いますので、是非足をお運びください」

須田「今作はマジ衝撃的です。観終わったあとに全員ひっくり返るんじゃないかと思えるくらい、脚本を読んでいてビックリしました!1度でなく2度観ても面白い作品で鳥肌が立ちます!」


(取材・文&撮影:谷中理音)


キメ画像2

PROFILE

須田拓也(すだ・たくや)のプロフィール画像

● 須田拓也(すだ・たくや)
1978年8月18日生まれ、埼玉県出身。お笑い好きの男で結成したコントグループ「パップコーン」メンバー。2003年から活動を開始し、舞台、ライブを中心に活動中。役者としても幅広く活躍中。近年の作品に、舞台『8』、キ上の空論#7『青の凶器、青の暴力、手と手。この先、』、劇団鹿殺し『電車は血で走る』『無休電車』、劇団☆錦魚鉢『あきこのアナの中 〜again〜』など。

岩井七世(いわい・ななせ)のプロフィール画像

● 岩井七世(いわい・ななせ)
1989年4月23日生まれ、神奈川県出身。NHK『天才てれびくん』シリーズやティーン向けファッション誌でレギュラーモデルとして活躍後、モデルのほか映画やドラマ、舞台など様々なジャンルで活動中。近年の作品に、映画『この世界の片隅に』、キ上の空論『幸福の黄色い10日後』、舞台『少女ミウ』、キ上の空論『青の凶器、青の暴力、手と手。この先、』などがある。

中島庸介(なかしま・ようすけ)のプロフィール画像

● 中島庸介(なかしま・ようすけ)
1985年9月19日 生まれ、岐阜県出身。作家・演出家・俳優。「リジッター企画」「キ上の空論」主宰。18歳から独学で演劇を学び、2009年東京進出と同時に演劇ユニット「リジッター企画」の作・演出家として活動開始。2013年に個人ユニット「キ上の空論」を旗揚げ。全作品の脚本・演出を手掛ける。2015年にはチャットモンチー・福岡晃子が音楽を担当した「東京虹子、7つの後悔」でMItaka“Next”Selection16thに参加。2017年に「オフィス上の空」を設立。演劇にとどまらず幅広く活躍中。

公演情報

「おかえりのないまち。色のない」のチラシ画像

キ上の空論
おかえりのないまち。色のない


2018年3月10日 (土) 〜2018年3月18日 (日)
吉祥寺シアター
HP:公演ホームページ

18名限定!5,000円(全席指定・税込) → 4,200円 さらに200Pゲット!

詳細はこちら

「おかえりのないまち。色のない」のチラシ画像

キ上の空論
おかえりのないまち。色のない


2018年3月10日 (土) 〜2018年3月18日 (日)
吉祥寺シアター
HP:公演ホームページ

全席指定(前売):5,000円(税込)

詳細はこちら