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鳳 恵弥・渡辺裕之・山本圭壱


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移転を間近に控えた今だからこそ、記憶に留めておきたい。

かつての築地市場と、そこで生き抜いた人々の物語

 2017年に上演され、好評を博した『こと〜築地寿司物語〜』。その前日譚にあたる舞台が、築地本願寺ブディストホールで3月に幕を開ける。創業から90年以上、現在も営業を続ける築地玉寿司の礎を築いた、実在の日本初女寿司店店主・ことと周囲の人々が、厳しい時代を明るく強く生き抜く様を描く本作。前作に引き続きことを演じる鳳恵弥、新たに出演する渡辺裕之、山本圭壱に話を聞いた。


インタビュー写真

大正末期〜昭和を明るくたくましく生き抜いた女性、こと

――― 第2弾、おめでとうございます。まずは今のお気持ちをお聞かせください。

鳳「こと役を演じたことが、どれほど自分を成長させたか分かりません。本当に幸せを感じていますし、もう一度演じられる機会をくださった築地玉寿司の皆様、そして応援してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」

渡辺「大正末期から戦争を挟んだ昭和初期の物語です。このデジタルな時代に、裸電球の白熱球の雰囲気って、なんかホッとするんですよね。そういう“古き良き時代”の江戸っ子のきっぷの良さとか、ホッとする人情味とかを描けたらいいなと思ってます」

山本「お寿司は毎日でも食べられるくらい好きだし、昔、築地市場が見えるマンションに住んでいて、築地はすごくなじみもあって好きな所なので、築地のお寿司屋の大将役っていうのは素直に嬉しいですね。とにかくチームワークで、鳳さんを祭り上げて。いいものをなと思ってもらえるように頑張っていきたいと思います」

――― ことは日本初の女寿司店店主だったそうですが、どんな印象を持っていらっしゃいますか。

鳳「“日本の女は強かった”を体現した、まさにスーパーヒロインでした。男勝りでチャキチャキしてて、海の男たち相手の仕事なのでお酒をしっかり嗜む豪快な部分もあって。ただ、生まれながらにして強い、という方はほとんどいらっしゃらないですよね? いろんな人々と出会い、様々な経験を経て、自分の中の誇りに気づいて芯を持って、そこから強くなっていくと思うんです。今回の舞台は、前作から時代を遡った話になるので、ことが迷ったり悩んだりということを経て、成長する姿が描かれると思います」

――― 渡辺さん、山本さんの役柄は?

渡辺「僕の役は、何人かの実在の人物を足して1人の人間にしたような感じらしいんですけど、医者でありながら、築地の顔役、まとめ役だったという。まあ、はっきりとは言えないような稼業というか。そういうのが当たり前の時代だったからね」

鳳「その人たちがいなければ今の築地はできなかった、という方々らしいです」

山本「僕は、ことのご主人、玉寿司さんの初代大将だった栄蔵役です」

鳳「今回は“のれんの始まりの物語”なんですけど、栄蔵さんは、のれんを出して、グングンとお店を成長させるんですけど、若くして亡くなってしまったんです。最後の言葉は『玉寿司を頼むよ』だったとか」

山本「若かったんですね」

鳳「さらに、栄蔵さんが亡くなってすぐにお店も東京大空襲で焼けてしまうのですが、ことさんは周りから止められても暖簾をつなぐために立ち上がったそうですよ。愛ゆえですよね」


インタビュー写真

渡辺「今も多少はあるけど、昔は特に、女性が寿司屋なんて許されない時代だったから、大変だったと思うよ。栄蔵さんは、それほどお歳ではなかったんだよね? なんで亡くなったの?」

山本「お寿司の食べ過ぎで痛風とか?」

鳳「違います(笑)。ちなみに山本さんは痛風は大丈夫ですか」

山本「大丈夫です、こう見えてガンマGTPはわりかし低めです(笑)」


実在する人物、実際にあった出来事を描くことの難しさと責任

――― 現時点で、ご自身なりの課題や目指すところというのは?

鳳「私はもう、課題がありまくりです。1番は、今回、私はことさんの15歳から90歳くらいまでを演じさせていただくらしいので、それをどうしようと思って。15歳の役作り、90歳の役作りに向き合わなくてはいけないんですけど」

渡辺「年寄りは大丈夫だけど、若い時の役作りって難しいよ」

鳳「そうなんですか?(脚本・演出の)園田先生からは、15歳はいけると思うって言われてるんですけど」

渡辺「だって、15歳の時の自分って覚えてる?」

鳳「そう言われると遠くなってしまってます……。とはいえ、ここまで幅広い年齢をやらせていただくのは貴重な機会だと思うので、しっかり気合を入れて演じていきたいです」

渡辺「僕が思っているのは、実在する人物、実際にあった歴史を演じるっていうことに、すごく責任を感じながら演じていかないとならないってことですね。築地でいうと、そこで商売してる人、買い物に来てる人、食事に来てる人……そこに関わってきた人は何千万人っているわけじゃない。そういう人たちに対しての責任を僕らは担ってる。だから、誰かが書いたいい芝居ってだけじゃなくて、事実がある、歴史があるってものを描くのは、すごく難しいです。どこに焦点を当てて、どこを面白くさせていくか? 最後にホッとしてもらうために、どこを厳しく描いていくか? そのポイントを見極めながら作っていかなきゃいけないと思う。その場その場で面白く演じようとかウケ狙いとかで演じちゃいけない芝居なんだと思っています」

山本「こんないい話の後で申し訳ないんですけど、僕は、セリフ覚えるのが本当に苦手で……。ただ、年末に出た舞台で一緒になった方から、青ペン使ったら覚えやすいとか色々聞いたので、それを試しながら……」

渡辺「青ペン?」

山本「はい、青ペンでセリフを書くと、頭に入りやすいって聞いたんですよ。だけど、それまで僕、ずっと赤使ってたんです」


インタビュー写真

――― 広島カープファンですから、当然赤ですよね(笑)。

山本「そうなんですよ〜。でも、今回は見といてください。私の台本、青一色にします! それで迷惑かけなくてすむかな?」

鳳「でも、芸人さんなら、普段からセリフ覚える機会も多そうですよね?」

山本「いや、僕らの場合は全然違う感じなんですよ。漫才とかだったらA、Bって分けてセリフ割り振って、って感じだろうけど、僕らみたいなのは、入口と出口の言葉さえあっていれば、間に多少何かがあってもいいんです。ここへ行けば次のブロックに行けますよ、みたいな感じなので」

鳳「じゃあぜひ今回は、そういう部分も園田さんに盛り込んでもらえたらいいんじゃないですか」

渡辺「入口と出口の間の役者さんが相当大変そうだ(笑)」

――― 山本さんは芸人魂的に、お笑いの要素とか面白いシーンが欲しいとかの希望はないんですか。

山本「いやいや、そこは消さないと。あくまで山田貴敏先生が書いて下さったビジュアルイラストのままの実直そうな栄蔵さんのイメージで」

渡辺「そうなの? 俺はいいと思うよ。お笑いの要素って程度にもよるけど、アメリカ映画だと、泣かせるためにまずどんだけ笑わせるのかっていうのが大事じゃない。涙とか感動に持ってくための笑いは、俺はいいと思う。実直な人物だからって実直に描くだけじゃつまんないでしょ。舞台は、笑いがなきゃダメなんです。笑わせるための舞台じゃなくても、一生懸命やってるだけだとお客さんも飽きてきちゃうから」

――― 先輩のお許しが出ました。

山本「じゃあ、全開に! ぐんぐん肩を作って、曲げまくりたいと思います!」

鳳「栄蔵さんがどれだけスベッても、私が豪快に、なんなら客席より大きく笑って救う!っていう気持ちで支えていきます(笑)」


見る人が自分の人生を振り返るきっかけにして欲しい

――― それでは最後に、座長の鳳さんから読者の方へメッセージを。

鳳「ことさんや周りの人たちが明るく強くたくましく生きていく姿が描かれるので、ご覧になった皆様も、きっとご自分の人生の中で誇りに気づいた瞬間や、ご自身の芯の部分って何だろうかと、改めて感じたり考えたりしていただく、そんなきっかけになる舞台にできればと思っています。間もなく移転してしまう築地を自分の心に残す意味も込めて、ご期待いただければと思います!」



(取材・文:土屋美緒 撮影:友澤綾乃)


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PROFILE

鳳恵弥(おおとり・えみ)のプロフィール画像

● 鳳恵弥(おおとり・えみ)
1981年生まれ、東京都出身。2002年準ミス・インターナショナル日本代表。初舞台後、モデルとしてもTV、CMへの出演を経て、つかこうへい劇団(13期)入団。以降、女優としてドラマや映画、舞台と本格的に活動を続けるほか、プロデュース、キャスター、執筆活動、演技やダイエットほか様々な指導業務も行なっている。

渡辺裕之(わたなべ・ひろゆき)のプロフィール画像

● 渡辺裕之(わたなべ・ひろゆき)
1955年生まれ、茨城県出身。リポビタンDのCMで一躍人気となり、映画「オン・ザ・ロード」の白バイ警官役で俳優デビュー。テレビドラマ「愛の嵐」で女性人気が爆発し、以降「嵐シリーズ」はじめ数多くのドラマ、映画等に出演。シリアスからコメディまで幅広い作品に欠かせない俳優として活躍中。

山本圭壱(やまもと・けいいち)のプロフィール画像

● 山本圭壱(やまもと・けいいち)
1968年生まれ、広島県出身。高校卒業後、東京ヴォードビルショーに在籍。ここで加藤浩次と出会い、後に「極楽とんぼ」を結成する。銀座7丁目劇場から深夜バラエティを経て、「めちゃイケ」シリーズ他数々の番組に出演し活躍。06年からの休業を経て、15年に芸能界復帰。テレビ・舞台・ライブ・映像作品などで活動中。

公演情報

「舞台【こと〜築地寿司物語〜】続編」のチラシ画像

舞台【こと〜築地寿司物語〜】続編

2018年3月1日 (木) 〜2018年3月11日 (日)
築地本願寺 ブディストホール
HP:公演ホームページ

13名限定!S席8,000円 → 8,000円 +500Pゲット!

詳細はこちら

「舞台【こと〜築地寿司物語〜】続編」のチラシ画像

舞台【こと〜築地寿司物語〜】続編

2018年3月1日 (木) 〜2018年3月11日 (日)
築地本願寺 ブディストホール
HP:公演ホームページ

S席:8,000円(最前3列)
A席:5,500円
学割:4,000円(各回枚数限定)
(全席指定・税込)

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