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谷 健二・山本浩貴・富山えり子


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映画『リュウセイ』の監督が手がける初めての舞台作品は「選挙」がテーマ

映画ではできない、舞台だからこそできることに挑戦したい。

これまで数々の短編映画を監督し、初の長編作品『リュウセイ』が昨年全国公開されて注目を集めた谷 健二が舞台製作に挑戦。絶大な権力を持つ市長の後継者争いをテーマにした『VOTE』は、劇団PU-PU-JUICE主宰の山本浩貴が脚本を手がけ、演出を谷自身が担当。キャスト陣も、小劇場で活躍する中野マサアキ・成松修をはじめ、ドラマ『ごめんね青春!』(TBS)の富山えり子、今回が初舞台となるモデルの根本弥生に、関口アナム・布施紀行・宇野愛海とフレッシュなメンバーが参加している。


インタビュー写真

――― 映画作りで着実に歩みを進めてきた谷が、ここへきて舞台にチャレンジする背景には、映画ではできないことをやりたいという思いがあるという。

谷「今後も映画を中心にやっていくつもりですが、前から役者さんと長い時間しっかり向き合って芝居なり舞台なりを作ってみたいとずっと思っていたんです。映画の場合、舞台のように1ヶ月も2ヶ月も稽古して、それを現場に持っていくというケースはあまりないですから。役者さんが何を考えて、どういうふうに演じていて、それに対して演出したときにどうなるだろうと思ったのが1つ。もう1つは、今回選挙の話ですが、それを映画でやるのはおそらく難しいかと。そんな気持ちで始めたのがきっかけです」

――― この「選挙」というテーマは、谷自身の身近な経験から生まれたものだそう。

谷「昨年、勤めていた会社を辞めてお店を始めてから(今回の取材場所となった南青山CUT)、以前よりも税金のことなどが切実な問題になったり、よく行くコンビニで外国人のアルバイトが多くなったのを見て日本の政策について考えたり、そんなふうに政治を身近に感じることが増えてきて……あと、一度一緒に仕事がしたかった山本さんが政治家の秘書をやっていたのも大きいです」

山本「1年という短い間で、怒られっぱなしの使えない秘書でしたけど(笑)。その当時よく思っていたのが、テレビとかのメディアを通してなんとなくとらえている政治と、内側から見るものは全然違うんだということ。ニュースに出てくる話題ってだいたいネガティブだったり、面白くないことが多いじゃないですか。でも中には、世の中をなんとかしようと思って真剣に頑張っている人もいるし、それこそ自分みたいな人間が秘書をやっていたことも含めて、そういう部分がもっと世の中に伝わればいいのになと思っていました。だから、たまたま谷さんから今回の話を聞いて、自分が経験してきたことをちょっとでも出せればいいなと」


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――― そんな中、市長の後継者を目指す3人のうち1人を演じるのが富山えり子。先の『ごめんね青春!』で注目され、映画出演もある彼女だが、舞台役者としてもキャリアを重ねている。

富山「最初に選挙のお話だというのを聞かせていただいて、たぶん周りの秘書とかだろうと思ってたら、えっ、私、立候補するの?って(笑)。こないだまで高校生役をやってたけど大丈夫かな?(笑)とか、ちょっとしっかりしなきゃいけないって今から思っています」

谷「少し前に富山さんの一人舞台を観に行って(マメヒコの一人劇『お天道さまとお月さま』)、作演出を含めた全体も良かったんですけど、とにかく芝居が良かった。感動しました」

富山「ありがとうございます。舞台はお客さんの反応がダイレクトに来るし、何度も稽古を重ねる中でいろいろなことを試したり、本番が始まってからも変わっていける可能性がある。そこが舞台の面白いところだと思います。あと、映像はやはり最後に監督に委ねますけど、舞台は最後に役者に委ねてもらえるので、役者の修行にはとてもいいのかなっていうのもありますね」

山本「舞台は始まったら止められないし。そういう意味でも最後は役者さんのものですよね」 谷「やっていくうちに気付くこともたくさんあるだろうと思っているし、役者さんの意見も吸い上げたいし、お芝居に対しても正面から捉えたい。もちろん、そこから映画に持ち帰れるものもあるだろうし、出会った役者さんと、また何かもの作りをしたいという気持ちは大きいです」

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――― いろいろな意味で新しい挑戦になりそうな今回の舞台。最後にそれぞれの意気込みを聞いた。

谷「僕は映画を作るときに、その中身が何であっても、観た人がどういう行動を起こすのかということを考えようとしています。それは舞台でも同じで、今回は少しでも政治に興味を示してもらえたらいいなと。たとえばテレビで政見放送をやっていたら、ちょっと観てみようかなっていうくらいの気持ちになってくれたらいいなと思います。あとは最初に話したように、いい意味で舞台でしかできないことをやりたい」

富山「私は選挙権を持ってから一度も棄権したことがなくて、でも熱心かって言われるとそうでもないんですが(笑)、とりあえず文句は言えるように選挙だけは行こうと思って行っているので……若い人の投票率が下がっている中、これを観ていただくことで少しでも投票率アップに貢献できたらいいなと思います(笑)。あとはもちろん、作品を面白くするのに貢献できるように頑張ります」

山本「政治の世界にも良い部分と悪い部分があるというか、それこそ会社員とかいろんな仕事と同じで、その中で一生懸命生きてる人たちがいる。本人は必死だけど、それが端から見ると面白かったりとか、政治家でも常に真面目でガチガチにやってるだけじゃなくて、息抜きすることもあったりとか、そんな姿も描けたらいいなと思います。それを見て、谷さんや富山さんが言うように投票に行ってみようかなとか、何でもいいので考えるきっかけになるような、今までにない政治ものができたら面白いですね」

(取材・文・写真:西本 勲)

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PROFILE

谷 健二(たに・けんじ)のプロフィール画像

● 谷 健二(たに・けんじ)
1976年生まれ、京都府出身。SEVEN FILM主宰。大学卒業後に上京後、広告業界で働きながら多数の自主映画にかかわり、2014年からフリーに。遠藤要、佐藤祐基、馬場良馬らが出演した初の長編作品『リュウセイ』(2013年)は、第28回高崎映画祭“若手監督たちの現在”などで上映され、全国劇場公開を果たした。

山本浩貴(やまもと・こうき)のプロフィール画像

● 山本浩貴(やまもと・こうき)
1977年生まれ、東京都出身。2006年に設立されたエンターテインメント集団PU-PU-JUICEを主宰する俳優・脚本家・劇作家・演出家。外部作品への出演や脚本・演出、テレビや映画への出演も積極的に行う。2011年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品作『サムライ・ダッシュ』では監督・脚本を担当。

富山えり子(とみやま・えりこ)のプロフィール画像

● 富山えり子(とみやま・えりこ)
福島県出身。2010年、劇団鹿殺し『電車は血で走る』で舞台デビュー。2013年、こゆび侍『きれいなお空を眺めていたのに』で、王子小劇場が主催する佐藤佐吉賞の優秀助演女優賞を受賞。2014年、宮藤官九郎脚本のドラマ『ごめんね青春!』に出演。今春、三原光尋監督の映画『あしたになれば』出演。

公演情報

「「VOTE」」のチラシ画像

SEVEN FILM第一回プロデュース作品
「VOTE」


2015年5月20日 (水) 〜2015年5月24日 (日)
下北沢・B1劇場(本多劇場グループ)
HP:公演ホームページ

全席自由(一般):4,000円(税込)
全席自由(学生):3,000円(税込)

詳細はこちら

「「VOTE」」のチラシ画像

SEVEN FILM第一回プロデュース作品
「VOTE」


2015年5月20日 (水) 〜2015年5月24日 (日)
下北沢・B1劇場(本多劇場グループ)
HP:公演ホームページ

12名限定!4,000円(全席自由・税込) → 3,400円さらに2,400Pゲット!(5/19 17時40分〜ポイントUP中!)

詳細はこちら