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錦織激団


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錦織激団、劇団レトロノート、外組が初コラボレーション

俺たちの汗と面白さは最高のエンターテインメントだ!

氣志團・綾小路 翔の懐刀、錦織純平率いる「錦織激団」最新作は、ばけものと戦うことが日常となった世界を舞台に、そこで普通に生きる男達の姿をコミカルに描く。男盛りの3劇団、錦織激団、劇団レトロノート、外組の最強コラボレーションで贈る異色のドタバタファンタジーとは。


インタビュー写真

みんな濃い物を持っているので全部出せれば面白い

――― 前作『愛しのジャスティス』から2年を経ての新作です。こうして揃うことはお久しぶりですか? 

錦織「個別に打ち合わせとかでは会っていましたね。しかし『愛しのジャスティス』から2年とは早い! 中学1年が中学3年になってるね」

ヒロキチ「早いよね!」

――― 純平さんの作品にはそれぞれ関わってきたと思いますが、3劇団が初コラボレーションとなったきっかけは?

錦織「映画『アベンジャーズ』を観ていて、いろんな人が集まって力を合わせる話っていいなと思い、劇団名を掲げてやろうかなと。でも人数が多すぎても大変なので、少人数の劇団はないかなって思ったら身近にいたんです」

一同「(笑)」

ヒロキチ「前から一緒にやりたいねって話はしていてね」

――― コラボとなりますと今までと関わり方など違いはありますか?

中村「せっかく3劇団集まっているので、全員演出というつもりでがんばりましょう」

錦織「(笑)責任転嫁じゃないですか」

ヒロキチ「ぐっちゃぐちゃになっちゃうよ!」

中村「ベテランばかりなので何も言わずともみなさんが勝手に動いてくださるかと」

錦織「うん、その期待はありますよね」

中村「そうすれば最後にはまとまるのではないかな。ウチの劇団員(レトロノート)とはあまり共演はなかったよね。皆さんと関わるのはほぼ初めてになります」

ヒロキチ「そうそう、舞台の仕込みのお手伝いとかで会ったりはありましたけどね」

錦織「それぞれが舞台にずっと立っていて経験があるので、お互いの色が出ればいいな。『みんな濃い物を持っているので全部出せれば面白いよね』と、スタートした企画です」

純平さんの隠れている何かを引っ張り出せたら

――― 物語は、ばけものがでたことで平和ではなくなった時代。世界は絶望に包まれたが、突如現れたある男がばけものを倒した。その討伐方法を一般化した政府は、報酬と引き換えに成人男性にばけもの退治を強制していくが……。たまり場を舞台に、戦いが日常となりその日を生きる男達の姿がコミカルに描かれる。役者たちは頭も身体もフル回転しそうだ。

中村「ばけものが出て、普段着で戦いに行くことが日常の世界観です」

錦織「携帯電話が鳴るのと一緒で戦うことに慣れた世界。携帯も何だかんだ慣れましたよね。出た当時はこんなのいるの?って思いましたから」

――― この物語で書きたかったこととは何でしょう?

錦織「僕が本を書く時は指が勝手に動くんです」

ヒロキチ「どこの文豪?」

中村「どうするんだこれ(笑)」

錦織「(笑)僕は真面目に深く考えてしまうと面白くならないので、いつも深く行きそうなところを浅くするようにしています。意味合いとかテーマを入れずに、今この瞬間に自分がワクワクするものを書いているという感じですね。今回のテーマ……うん、汗はかきたいですね」

中村「そうだね、みんなには汗をかいてもらおう」

錦織「僕たちは汗しか魅力がないんです!」

ヒロキチ「いま汗、鼻水みたいな作品は減ったよね」

錦織「斜に構えてカッコいいと言われたかったけど一度も言われなかったので、コメディに方向転換しました(笑)」

――― 純平さんの作品はコメディの中にも哀愁があってという印象がありますが、いかがでしょう?

錦織「コメディと哀愁って紙一重って感じがしますよね」

インタビュー写真

中村「脚本を貰った時、純平さんぽいなって思いました。本人は浅い浅いって言いますけど、実際読めばワクワクするし、きっとこういう意味があるんだろうって思う所がたくさん出てくるんですよ。そういうことですよねって聞くとはぐらかすけど、そんなはずはないんです、ね、文豪」

錦織「指が動いちゃうんですよ〜」

中村「(笑)純平さんの隠れている何かを引っ張り出せたら面白いなって思っています」

ヒロキチ「『愛しのジャスティス』の時もめちゃくちゃ考えるイメージがありました。口ではないないって言っているけど、ふと見ると考え込んでいる文豪の姿を見ていました」

錦織「指が勝手にね〜(笑)。僕の本で公平さんに演出をお願いするのは2回目ですが、ホントに読み込んでくれるので、ありがたいです!」

――― アニメや特撮ドラマの様な印象を受けましたが、演出についてなど考えていることはありますか?

錦織「僕が最初から思っているテーマは“おもちゃ箱”。何でも出てくるっていう所は常にありまして、でも何でも出すとまとまらないんです」

中村「そこについてはこの間の打ち合わせで話しました。でも初稿を読んだ段階で何となくイメージはわかって……」

錦織「本当に読み込んでくれるんですよ」

中村「こうやって褒め合っていくんです」

ヒロキチ「若い頃にずっと叩かれてきたからもういいよね」

錦織「そうそう(笑)。基本的には演出家が中心になった方が僕の考えと違う方向になって面白いかなとは思っています。あと公平さんがやる作業は、付いている色を抜いていく作業だと思う」

ヒロキチ「(笑)確かに出演者のみんな濃い!」

中村「梨里香(劇場ハーベスト・加藤梨里香)が大丈夫かちょっと心配」

ヒロキチ「おじさんの中にひとりだけ二十代の女の子が出演するからね。いるだけで明るくなりそう」

我々の世代にしかできないものをやりたい

――― 強い個性が集まるので熱い稽古になりそうですか?

錦織「僕は意外とバランスを取ってしまう人間で、嫌なことがあってもニコニコしちゃう平和主義です。で、飲み屋でブツブツ言っちゃうタイプ」

一同「(爆笑)」

ヒロキチ「何かあったら『ちょっと飲みに行きますか!』ってね」

中村「稽古はいつも平和だよね」

錦織「ギクシャク感は作品に出てお客さまに見えてしまうと思っているのでね」

中村「外組の稽古はどうなの?」

ヒロキチ「外組は今年10周年ですが、付き合いは20年近いんです。もうケンカをする熱い時期も過ぎて今が一番いい状態ですね。若い時は色々あった」

中村「外組はそれを乗り超えた良い味がありますよね。ウチも穏やかな芝居が多いのに昔はとがってた。そういう意味では丸くなったので、我々の世代にしかできないものをやりたいですね」

ヒロキチ「今だからこそ出る味ね」

錦織「そうですね、噛めば噛むほど味がでる。そう、素昆布みたいなね。だから毎日観に来てください!」

ヒロキチ「今回公演期間も長いですし」

錦織「衣装でコルセットを巻く人が出てくるかもね」

ヒロキチ「(笑)腰が痛くて?」

中村「俺が気になったのはニオイだよね」

錦織・ヒロキチ「ああああ」

錦織「これは真剣に考えたい。アロマを焚きましょう」

ヒロキチ「いいですね、客席にもぜひ」

錦織「梨里香がいるからちゃんとしてあげないとね。ケータリングもサラダにしましょう!」

――― 痩せそうですね(笑)

インタビュー写真

ヒロキチ「もう肉をたくさん食べる年代でもないしね。脂っこいラーメン食べると腸が……」

中村「わかる、食べなくなったもん。若い頃は暴飲暴食していたね」

ヒロキチ「僕らの世代は先輩に付いて、稽古が終わったら飲みに行く、稽古、飲み、本番、飲みを繰り返していて、それと同じ事を今はできない」

中村「今若い人達は全然飲みに行かないんです」

錦織「『明日仕事なんで…』って帰るんですよね。先輩が暇みたいに見えるってどうなの(笑)」

中村「(笑)普通にOKな空気ですもんね。前は絶対に先に帰るなんて言えなかった」

ヒロキチ「終わったあとの飲み会でダメ出しだったからね」

中村「あれが嫌でね」

錦織「今回は飲み会のダメ出しを禁止にしましょう!」

ヒロキチ「色々くぐり抜けてきた世代が揃っているので、感覚も一緒で分かり合えるからいいなって思う、楽しみです」

錦織「結束できたらいいな」

おじさんの面白さを知ってもらいたい

――― 様々な世代の方が観劇されると思いますが、意識していることはありますか?

錦織「そのテーマはどのステージでも毎回考えますが、行きつくところは自分の色を出すことしかできないのかなと。僕がコメディをやるにあたって一番広く伝わることが“品”だと思っているんです」

中村「品は大事、下品だと笑えないですから。やっていることはアナログなのにスタイリッシュに見えるといいですよね」

錦織「唯一世代を超えたものを考えると“品”。後は世代を考えて、これ伝わらないからやめよう、とかやってしまうと、たぶん平坦になってしまうのではと。わからない人がいても調べれば面白い作りになればいいのかな、と思いますね」

ヒロキチ「おじさんを武器にして、おじさんの面白さを知ってもらいたいですね」

中村「僕らのことを知っている人から見れば“これどうなるの?”って思うだろうね。どうなるのかわからない感覚をさらに超えられるような、裏切れる所まで行けたらいいですね。劇団ハーベストを入れたら4つの団体が一緒になることで、作りながらコラボレーションを楽しみたいと思います」

錦織「必死に何かを作ろうとがんばっている人を見るのは楽しいじゃないですか。僕は技術が有るなし関係なくがんばっている人を見るととても勇気をもらえるので、それをやりたいと思っています。そして僕に注目してください!」

中村「完全に台本上は脇ですけどね」

錦織「僕を見てもらいたい!」

ヒロキチ「それ願望だよね(笑)」

錦織「コメディ作品で気楽に観られるお芝居です。ぜひ遊びにきてください!」


(取材・文&撮影:谷中理音)

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PROFILE

錦織純平(にしきおり・じゅんぺい)のプロフィール画像

● 錦織純平(にしきおり・じゅんぺい)
2月7日生まれ、鹿児島出身。
氣志團のバックダンサー、伝説のアイドルグループ「微熱DANJI」のリーダー。シングル『甘い眩暈』でメイジャー・デビュー。2006年に「錦織激団」を旗上げし、奇才ぶりを発揮。現在は氣志團・綾小路 翔の懐刀として氣志團GIG演出を担当しながら、錦織激団の出演・脚本・演出を担い、斬新かつ独特なアイディアと多彩な才能で数々の公演を届けている。

中村公平(なかむら・こうへい)のプロフィール画像

● 中村公平(なかむら・こうへい)
1977年6月17日生まれ、神奈川県出身。
劇団レトロノート代表、演出家、俳優。演劇集団・劇団ハーベストのレッスン講師、演出も担当している。近年の演出作品に、劇団ハーベスト第14回公演『DOLL』、第13回公演『明日の君とシャララララ』など。

ヒロキチ(ひろきち)のプロフィール画像

● ヒロキチ(ひろきち)
1976年12月9日生まれ、千葉県出身。
外組メンバー。花やしき座にて公演を行うほか、殺陣振付師として氣志團ツアー、劇団ハーベスト公演に参加するなど幅広く活躍中。近年の作品に外組創業10周年記念特別公演「外組」などがある。

公演情報

錦織激団 Presents『ばけものがでた』

2018年11月23日(金・祝)〜12月2日(日)
下北沢 小劇場B1
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HP:公演ホームページ