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林 明寛・栗原大河


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観る者の心を温める「林家畳」のエンターテイメント舞台が始動!

昭和の香りが色濃く残る1980年代。母が残した小さな店を舞台に巻き起こる人情物語とは

林明寛(砂岡事務所)と成瀬隆典(わんぱく彩主宰)がタッグを組み、「熱く!心に響かせる!」をモットーに立ち上げられた企画チーム「林家畳」の第1弾は、1980年代、街角の小さなスナックを舞台に、そこに生きる人々の日常を描く人情物語だ。初めて演出を手がける林明寛が「実家をモチーフにした」と語る本作は、激動の昭和を力強く生きた人々の熱気が伝わる作品となりそうだ。


インタビュー写真

第1弾は自分の経験を生かす作品に

――― 林家畳としての旗揚げ作品となりますが、ご実家をモチーフに描かれているそうですね?

林「役者をずっとやってきて、自分の頭に描いている事を形にしたいなという思いが強くなっていきました。周りの役者も最近、演出を始めて具現化に取り組んでいる事も刺激になって、今年30歳になった事もあり、やってみようと筆を取りました。やはり1発目は、自分の経験を生かす作品にしようと、自分の祖母が営んでいた小さなスナックをモチーフに、そこに集う人々の人間模様をリアルに描く人情ものに決めました」

――― 主演に事務所の後輩、栗原大河さんを抜擢されたのはなぜでしょう?

林「今の若い子達は凄く素直で良い子達が多いけども、失敗や道を外れることに対して不寛容な時代背景がそうさせるのかもしれないけど、どこかみな横並びで没個性的感じます。その中でどこか尖ったものを持っているのが大河でした。年齢も1周りほど違うのですが、一緒に共演していても、自分の意見をはっきりと言えるし、役作りに対してもすごくストイック。何よりもどこか昭和っぽいというか、少し影が見え隠れする雰囲気が僕が思い描いていた主役のイメージにはまったので声をかけました」

インタビュー写真

栗原「林さんがこういう企画をやるというのは聞いていて、やってみたいなと思っていましたが、まさかの主役で驚きました(笑)。主役を演じるのは外部公演では初なので、不安な部分もありますが、お芝居で周りを引っ張っていけたらと思っています」

皆が熱く、輝いていた時代を描きたい

――― 舞台は1980年代ということですが、90年代生まれの栗原さんはどんなイメージを持っていますか?

栗原「率直に想像がつかないですね。『ALWAYS 三丁目の夕日』のような世界かなと……」

林「それはもっと前の1950年代が舞台だけど、でも良いこと言ってくれた。僕はああいう世界観が作りたいです。現代のどこか生きているのが当たり前という感覚じゃなくて、生きるために皆必死になっている姿が熱くて人間味があって。昭和の人達はモノやお金は無かったけど、皆がキラキラしていた時代と感じます。だからその時代の人間を演じる大河は大変だと思いますよ。そこに説得力が無ければあの年代を描く意味がない。今回の主人公は台詞があまり多くないけども、胸に抱えた思いに圧をかけて日々を生きているので、全然楽ではないと思う。むしろ辛くて病むかもしれない。でも成長ストーリーなので、心が成長していく様子をいかにお客さんと共有できるかが勝負。辛い分、演じきれたらきっと大きな自信になると思う」

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栗原「そうですよね。僕も林さんのストレートな表現のお芝居を演じたかったので、そこは覚悟してついていきます。僕も子供心に祖母の家の近所のスナックに父に連れられていった覚えがあります。近所のおじいちゃんやおばあちゃんがマイク片手に楽しく集っていて。でもきっとそんな平和なスナックのお話じゃないんだろうけど(笑)。でもこの役を演じきれたら役者としての幅も大きく広がると思うので全力で取り組みたいです」

――― 小さいお店が舞台というワンシチュエーションならではの濃密なやりとりが見所となりそうですね。

林「このお話を書くにあたって、新潟のスナックに行って取材をしてきました。極力古いお店を突撃で御邪魔させてもらい、色んな話を聞かせてもらったのですが、まーリアルはすごいですね! ここで多くは語れませんが、従業員さんがお金を持ち逃げした話しなど、リアルなネタを沢山もらうことができたので、それは舞台を見てのお楽しみです」

インタビュー写真

舞台を1980年代の空気に染めます

――― 最後に読者の方へメッセージをお願いいたします。

栗原「自分はまだまだ勉強の身ですが、外部公演で初の主演を張れることはすごく光栄な事ですし、実力派のキャストの方々が揃っているので、色んなものを吸収しながらくらいついていこうと思っています。上の世代のお客さんには懐かしんでもらい、若い世代にはこんな時代もあったんだと新鮮に感じてもらえるように、全力で稽古して、舞台を1980年代の空気に染めたいと思いますので、是非多くの方に観に来てもらいたいです」

林「初めての演出をさせてもらいますが、全然、力みはなくて、自分の中に思い描いている面白いと思うのもを信じて作るだけです。自分の世界観を描くことは、自分の脳みそを見られているようで恥ずかしいですが、幅広い世代の方々に楽しんでもらえる作品に仕上げます。そして観終わった時に、親や家族という、かげがいの無い存在をもう一度感じてもらえたら嬉しいです」

(取材・文&撮影:小笠原大介)

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PROFILE

林 明寛(はやし・あきひろ)のプロフィール画像

● 林 明寛(はやし・あきひろ)
987年11月9日生まれ、福井県出身。
2008年にミュージカル『テニスの王子様』にて俳優デビュー。近年の出演作に『ハンサム落語』、ミュージカル『忍たま乱太郎』シリーズなど。

栗原大河(くりはら・たいが)のプロフィール画像

● 栗原大河(くりはら・たいが)
1997年11月20日生まれ、神奈川県出身。
音楽グループTacTとして、作詞・作曲、振付をおこなうほか、俳優としても多数の舞台に出演。近年の主な舞台にミュージカル『忍たま乱太郎』シリーズ、コメディミュージカル『ら・ら・ら・ららんど』など。

公演情報

「「陽だまりの中で」」のチラシ画像

林家畳Vol.1
「陽だまりの中で」


2019年1月23日 (水) 〜2019年1月27日 (日)
シアターグリーン BIG TREE THEATER
HP:公演ホームページ

S席:7,000円(前方・パンフレット付)
A席:6,000円
(全席指定・税込)

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