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執事歌劇団


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執事達が届ける最新作は心に響くファンタジー

あなたの願いを叶えたい……それが僕の唯一の望み

池袋にある人気店・執事喫茶Swallowtailの執事達により結成された「執事歌劇団」。お嬢様の笑顔のために彼らが届ける第14回公演は、セカンドスチュワード伊織による書下ろしファンタジー作品に決定した。「月のお屋敷」を舞台に見習いとしてやってきたアナナスがお嬢様の願いを叶えようと奮闘する物語とは。


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我々はどこまで叶えてあげられるのだろうか

――― 今作は伊織が脚本を担当する。まさに執事歌劇団の核となるdream makerだ。まずは脚本、作曲担当に話を聞いた。タイトルの『Albedo(アルベド)』とは?

伊織「アルベドは天体が跳ね返す光の白さを表す単位ですけれど、今回月を舞台にしているところから天体や月にまつわる言葉からタイトルをつけたいということで、主人公アナナスのまっすぐな所、ピュアな白さをイメージしてつけさせていただきました。いくつかタイトル案はあったのですが、みんなに相談したところ全員一致でアルベドになりました。

このお話の原案は以前から持っておりましたが、近年の2、3作が明るく弾けた作品が続いておりまして、ガラリと変わった印象のものをお届けしたいという想いもあり、今回はファンタジーの要素を組み込んでお話を作れないかというところから始まりました」

――― 「願い」というワードが気になりますが。

伊織「我々が何のためにいるのかと言うと、やはりお嬢様方が快適に過ごされるように望むものを何でもご用意できるようにありたいという、その想いの延長線上です。例えばお嬢様が大変なことを望まれたら、それでも我々はどこまで叶えてあげられるのだろうか…というところがスタートになっています」

――― いつものお仕事を深めるイメージから来ているのですね。ちなみに登場人物はそれぞれを思い浮かべながら書くのでしょうか?

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伊織「さようでございます。今回はあて書きで書かせていただきました。みんなが持っているイメージや得意なところを見せたいという想いもありながら、どこかでギャップも入れられたらと色々葛藤しながら書きました」

今回は3人の執事が楽曲を提供する。その中のひとり作曲・役者として関わる環は、オープニング曲を担当する。楽曲を聞けるのはもちろんオープニングのみ。ほかにも数曲担当するという。

環「今回オープニング曲を務めております。この世界観をできるだけ大きなテーマでお伝えできればと。ミクロな歌詞ではなく人の願いであったり月への憧れや希望、スケール感を持って明るく切なく更に悲哀もありながら希望を持ちたいという、そんなイメージの楽曲で物語が始まっていければ。

観ていただくお嬢様が期待感を持てるオープニングをご用意してございます。
伊織からは、あまり作品の中枢に触れるものではなく肩の力が入りすぎないような楽曲だといいな、というイメージを貰いましたので、それにそぐうような期待感を大切に作っております」

――― もう一人、作曲と主演を務める百合野。自身が唄う楽曲を手掛ける。

百合野「今回2曲仰せつかっております。そのひとつは主軸となり物語に何度か出てくるメインの楽曲でして主人公アナナスが歌う子守歌なのですが、この楽曲がストーリーにとても影響しますのでしっとりとその歌で魅せないといけない。

脚本で『ここでみんなが感動する、スタンディングオベーション』というト書きがあり、あ、それに値する曲を作らねば!と(笑)私の作曲力の見せ所ですが、プレッシャーを感じながら期待に応えられるように全力で尽くしていきたいですね」

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――― そして隈川も作曲・演者として舞台に立つ。

隈川「私が携わっている楽曲は2曲ございまして、どちらも自身のキャラクターにまつわる楽曲になっております。 オープニングなどとは異なり、作品が持っている静寂さを崩す、良い意味で異物感や盛り上げの要素が凝縮していると自分の中では感じています。私は見た目も奇抜な商人役を仰せつかっておりまして、 月のお屋敷の中では外部のキャラクターなので、物語をかきまわすスパイスを与えられるような楽曲を意識して作りました。私の部下・ケアン役を平山が演じますが、この2人のコンビで唄うシーンもございますのでお楽しみにしていてください」

歌が作品に絡んでいくというところを見ていただきたい

――― 凛としてノスタルジックな雰囲気を持つビジュアルに期待が膨らみます。役どころと見どころを教えてください。

瑞沢「ボタンズ・レン役を務めさせていただきます。台本を読みまして、ご覧いただく方々にどのシーンがどのように心に刺さって楽しんで頂けるのか、とても興味深い作品だと思いました。キャラクターそれぞれに物語や大切にしているものがあるので見どころはたくさんあると思います。

レンは大人になりたいけれどなり切れない青年。自分の行動に誇りを持ちながらも悔しさも持っていて、悔しさに負けない忍耐力や熱意もありますが、その青い部分がレンの魅力でもあるのかなと思っております。我々使用人は常日頃からお嬢様にお仕えしておりますが、瑞沢としてではなくアルベドという世界観をしっかり楽しんでいただけるように、レンとしてしっかり舞台に上がらせて頂いてお嬢様にメッセージを届けたいと思います」

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影山「今回ボタンズという、お嬢様のお世話を許されていない新人・シプレ役を務めさせていただきます。我々使用人も初めからお嬢様のお世話をできるだけではなく、しっかりお勉強してお嬢様の給仕を任せられる、大旦那様に認めてもらってからようやくお嬢様の給仕を仰せつかることができます。

そういう意味合いもあり、今回のボタンズ・シプレ役は3人のボタンズの中で私がどのように取り組み、どのような関係性を創り上げていけるか、それがチャレンジでございますしテーマです。肩の力が入りすぎないよう感じたことをお届けできればいいのかなと思っております。給仕以外でお嬢様に楽しんで笑顔にできることはないかと常々考えているひとつがこの公演でもありますので、普段お見せできない部分を色々な面からお届けし少しでも楽しんで頂けたらという想いで取り組んでいきたいと思っています」

能見「私は執事・ミハイル役を仰せつかっております。この執事は月のお屋敷の中では使用人を統率するトップの地位でございます。 地位が高い役柄なので3公演くらいもっと後にいただける役だと思っていました(笑)決して目立つ役ではございませんが、お屋敷の雰囲気を決めるのはトップの執事だと思っておりますので、屋台骨になれるようにしっかりと務めて参ろうと思っております。

使用人の中にはやんちゃな子もいれば、言うことを聞かない同僚もいて、その中でうまくコミュニケーションをとり大人な部分を魅せられる役柄ではないでしょうか。主人公のアナナスやガボールとのシーンが多いのですが、いつものティーサロンとは違う関係性を持てるという所が今作の見どころでもあり、やりがいがある所かなと思っております」

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環「もともとは私達の方が作法など教育を行う先輩で能見は後輩ですが、作品では逆転しています」

――― ちょっと気持ちがいいかもしれませんね。

能見「緊張します(笑)」

香川「あて書きとのことですが(笑)、謎のおじいさんヘルウ役です。今までは自由に演じやすいキャラクターが多かったと感じてございますが、今回は自分の中にあるものを使うというよりも、ヘルウに自分がどう近づいていけばいいのか、そういったアプローチを進めている段階でございます。彼が教えてくれるものを舞台で表現できればいいのかなと。今までとは使う脳みそが違うといいますか、集中力が必要な役と考えております。」

百合野「先日ビジュアル撮影がありましたが、香川執事は毎回役作りを撮影の時から体現してくれまして、今回も一番役を体現してきたので舞台上でも楽しみにしています」

香川「見どころはいつもよりも抑えた演技でしょうか。もしかするとキーパーソンかもしれませんので舞台でお確かめください」

黒崎「上級使用人・ローフェ役を演じさせていただきます。今作にはゲストということで初めて参加させていただきます。実はお芝居の経験も初めてでして、この作品が初舞台となります。そんな中でどんな作品になるのか想像していたところに、いきなり地球の物語ではなく驚きました。知らない世界の中で演じることに不安を感じていましたが、役どころはヴァレットで普段自分がやっているフットマンと非常にリンクした役どころでしたので安堵しました。

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でも一つだけ気になりますのは先ほど能見が話したように、私も環演じるガボールと同僚ですが、私自身は環の教え子、環に指導を受けて使用人になった経緯を持ちますので、その私が肩を並べ目線を同じくして役を演じるということに非常に緊張感を持っております。ガボールに対して親しく、でも厳しい目線も持つ、舞台の中ではニュートラルな存在かもしれません。月のお屋敷で起こる普通でない部分をお楽しみにしていてください」

――― ―全てが挑戦ですが心掛けていることは?

黒崎「今は歌劇団の皆様が稽古をしている中で自主トレーニングでしたり、台本の読み合わせではどのように声を出しているのか、間の取り方などをひたすら聞き込み続けトレースしていくという作業をしております。くまなく教えを乞うことも大切だと思いますが、歩幅を同じくしてやっていきたい想いがあるので皆様の足を止めずにがんばっていけたらと挑んでおります」

隈川「シャロンという商人は見た目も奇抜ですが、役どころも奇抜でございます。普段の使用人としての自分とはかけ離れた存在ではありつつも正直申しまして演じていて楽しくなるではないかと今から予想しております。静寂の中にある物語において、弾けた部分と申しましょうか、物語を転がす上でテンションであったりエンジンの部分を担っているかなと感じております。常にお屋敷にいるキャラクターではございませんので、出てくる場面が何かしらの転機になるのではないかなと予想しております。個人的には舞台に登場するシーン一つ一つに見どころを作っていけたらいいなと今から画策してございます」

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環「ちょっとワイルドな上級使用人ガボール役でございます。乱暴者ではございませんが、良くも悪くもストレートなタイプの使用人なりそうです。敷かれたレールがあれちゃんとそのレールの上を通りますが、それが我が道となっているようなキャラクターです。
ガボールには『俺は、俺が』など粗野な響きをもつセリフがあるのですが、正義感がある使用人なので、この正義感が今回私のテーマです。その正義感を守っていく上で大切な物、守ること自体良しなのか悪しきなのか、そこすらも掘り下げていくようなキャラクターなのかなと。

見どころはアナナスに対する特大の愛のムチでしょうか?(全員笑)アナナスはそれに対してどう受け答えるのか?そのお返しがどう来るのか?とても熱い展開になるのではないかと思っております」

百合野「地球まで飛んでいってしまうかもしれない!」

伊織「上級使用人の一人・ユライヤを演じさせていただきますが、暴れん坊の印象のガボールやそんな彼をたしなめる兄的なローフェに比べると、ひょうひょうとしているつかみどころのないキャラクターです。あえて他人に絡みに行かないようにするという所をテーマに役作りをしております。ビジュアルで大きな本を持っておりますが、この本に負けずおとらず良い物が残せたら。今回はアナナスを中心に物語を展開させていきたいので、綺麗に支えられたらいいなと考えております」

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百合野「アナナスとはパイナップルの事を指しますが、その花言葉では“あなたを慕う、敬愛”などまっすぐな心情を表しております。この物語はブロックが4つに分かれておりまして、一つ目が商人シャロン(隈川)、ケアン(平山)、ボタンズという見習い段階の下級使用人アナナス(百合野)、レン(瑞沢)、シプレ(影山)、その上にヴァレットという上級使用人のユライヤ(伊織)、ローフェ(黒崎)、ガボール(環)、更にその上に執事のミハイル(能見)とヘルウ(香川)。

その4つのブロックの中で一番明るく真っ直ぐに表現することを大切にしております。私が明るければ明るいほど他の明暗がハッキリしてくるのでそれが一番の役割かなと。
見どころといたしましては、私は唄うことが大好きなのですが、しばらく唄う舞台がなく久しぶりに唄わせていただきます。楽曲としてただ唄うのではなく、歌が作品に絡んでいくという所を見ていただきたいと存じております。

ティーサロンに関しましては所作や姿勢、お嬢様がリラックスすることを中心としておりますが、舞台は身体全ての動きで感情を表現するので、時には上品なだけでは表現しきれない部分もあります。その違いも見どころになるではないかと思います。舞台は私共役者に対してご覧になる方の人数の方が多くなってまいります。ひとつ手の動きにしても大きくみせないとなりませんので注意を払って挑みたいと思っております」

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真っ白な心で観に来て>

――― ティーサロンでは味わえない執事達の姿を見られるのがこの執事歌劇団。公演にむけて普段とは違う生活が始まりますが、稽古場で楽しみにしていることは?

隈川「私個人的には皆で過ごす時間ですね。特に給仕におきましては皆と務める時間がずれていたりと、一緒にいられる時間は限られていますが、お稽古ではここにいる全員が常に一緒にいることになるので家族のような一体感が凄く好きです。稽古の合間におやつを食べたり(全員笑)リラックスした中での雑談でしたり、皆の思っていることを知ることができる稽古期間がすごく好きです」

環「私は素明かり状態(まだ照明が入っていない)の舞台でストレッチですとか、また隅々まで見て舞台の造りをチェックするなど始まる前の空気感がとても好きなので、こっそり行って深呼吸をしたりしています。それを楽しんでいると皆がポツポツやって来て結局何人かでストレッチをやっている(笑)それはそれで面白いんです。
本番ではなく緊張感が少し解けたステージは特別な空間、それは役者だけの特権なのかなと思うので得した気分になっています」

――― 最後にメッセージをお願い致します。

伊織「これまで公演を13回行って参りましたが、それまでのどの公演ともまったく違う物をという想いで本作の制作にあたらせていただきました。その13通りのどれとも違う物になっております。私としては非常に怖い事でもありますが、こうして執事歌劇団がご提示できる新しい物が一つ増えるのであればそれは大きな進歩でもございますし、今後もまた楽しくなるなという想いです。

アルベドというタイトルの通り、これまでの執事歌劇団を忘れ真っ白な心で観に来ていただいてもいいのでは?と思っております。ぜひ一度足を運んでくださいませ」

(取材・文&撮影:谷中理音)

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PROFILE

執事歌劇団(しつじかげきだん)のプロフィール画像

● 執事歌劇団(しつじかげきだん)
普段はティーサロン「Swallowtail」に務める使用人たちにより2010年結成。“お嬢様の笑顔を頂戴するため”CD発売や舞台公演、コンサートを定期的に開催。脚本や楽曲も団員が手掛けている。

環(たまき)のプロフィール画像

● 環(たまき)
ファーストフットマン
-First Footman-
星座:射手座
担当:歌・ピアノ・ギター
身長:180.5cm
お気に入りのお茶:ダージリン

百合野(ゆりの)のプロフィール画像

● 百合野(ゆりの)
ファーストフットマン
-First Footman-
星座:蠍座
担当:歌・ギター
身長:168cm
お気に入りのお茶:リリス

伊織(いおり)のプロフィール画像

● 伊織(いおり)
セカンドスチュワード
-Second Steward-
星座:山羊座
担当:もの書き
身長:178cm
お気に入りのお茶:ダージリン、ネパール

隈川(くまがわ)のプロフィール画像

● 隈川(くまがわ)
ファーストフットマン
-First Footman-
星座:魚座
担当:歌、ギター
身長:183cm
お気に入りのお茶:オルソ、フォンディエ

香川(かがわ)のプロフィール画像

● 香川(かがわ)
職:グルームオブチェインバー
-Groom of the Chamber-
星座:水瓶座
担当:パフォーマー
身長:181cm
お気に入りのお茶:ダージリン

瑞沢(みずさわ)のプロフィール画像

● 瑞沢(みずさわ)
ヴァンドゥール
-Vendeur-
星座:乙女座
担当:ダンス
身長:172cm
お気に入りのお茶:カナリー

能見(のうみ)のプロフィール画像

● 能見(のうみ)
役職:ファーストフットマン
-First Footman-
星座:牡羊座
担当:ダンス
身長:173cm
お気に入りのお茶:アルジャーノン

影山(かげやま)のプロフィール画像

● 影山(かげやま)
役職:フットマン
-Footman-
星座:牡羊座
担当:ダンス
身長:172cm
お気に入りのお茶:ダイアナローズ

黒崎(くろさき)のプロフィール画像

● 黒崎(くろさき)
役職:フットマン
-Footman-
星座:射手座
身長:179cm
お気に入りのお茶:ダージリン、ニルギリ

公演情報

執事歌劇団 第十四回公演 『Albedo〜わたしのたったひとつの願いごと〜』

日:2019年3月7日(木)〜10日(日)
場:あうるすぽっと
HP:公式HP