GWに「降臨」する、ガールズSF群像劇! 遠い未来の管理社会では数字と記号が彼女達の名前。管理側ラズ・アズールに反する集団クロスサークル、そこへ現れた黒船、オーバーロードは果たして敵なのか、味方となるのか? ガールズ演劇カンパニー・アリスインプロジェクトの『降臨ハーツ』が、剣殺陣・ガンアクションの迫力はそのままに、更なるエピソードで『降臨Hearts&Soul』として登場!
強くてカッコいい女の子って……いいよね!
――― 今回演じられる役柄についてご紹介をお願いします。
若林「今作の主人公、西郷あきらちゃんを演じさせていただきます。閉鎖された学園で生きていますが、明るくて、好奇心旺盛な女の子です」
水城「沖田つかさは、演出家さんにも一番演じるのが難しい役だと言われました。普段強い口調で皆を引っ張ったりしているけど本当は無理している部分が多くて、弱かったり女の子らしかったり、そういうところを隠し持ってる子なので、ギャップを表現できたらなと思ってます」
三浜「私が演じる大江戸まつりは、とてもしっかりしていて好奇心が旺盛! セリフも疑問文が多いです。研究熱心で天才、物語の鍵になる人物です」
鶴田「歴史上の人物として有名な、西郷隆盛という役です! 降臨させられる側です。忠誠心が強く、とても愛のある役柄です。武器は持たずに説得だけでその場をおさめることも。そして無類の犬好きです!」
みきちゅ「私は今回、全公演の歌唱と、音楽監督を務めさせていただきます」
――― 役との共通点、逆に自分に無い部分はどこですか?
若林「後先考えず決めてしまうところが共通点ですかね。とりあえずこれにしよう! だめでもなんとかなる! する! みたいな(笑)。逆に自分の意見を言えるところは、自分にはない部分だなと思います」
水城「共通点は一つも見つけられてないくらい、私とは真逆です。頭の回転が早くて勇敢で真面目で、何より私は隊長っていう器じゃないので!」
三浜「私も疑問に思ったことはすぐ聞いてしまうし、話してる時も質問が多いのでそこは同じかな、と思います。まつりちゃんの天才さが欲しいです!」
鶴田「私も怪我をさせるような喧嘩は好きではなく、話し合いでなんとかしたいタイプですし、犬も大好きなので、そういう部分がとても似ているなって自分で思ってます! 逆に私にない部分は、冷静な判断や人を引っ張っていく力とかですね。台本読んでてすごく尊敬しました!」
――― みきちゅさんは今回歌唱出演および音楽監督ということですが、普段の活動と向き合い方に違いはありますか?
みきちゅ「普段の活動とは全然違いますね! 自分を出すこと以上にこの舞台の音楽としてどうか、ということを大切にしています。明確なイメージを得るために、過去作品の映像も見せていただきました。例えば『みきちゅ』の歌詞はリアルな心情を描いてるものが多いんですけど、アリスインさんの曲は、聴いた側に考える余白を残すアンニュイさが魅力だと思うので、そちらに馴染むように意識しながら書きあげました。いつもと違う曲作りができて楽しかったです!」
戦いから覗く、彼女達の「歴史」!
――― 楽しみなシーンや、注目ポイントを教えてください!
若林「あきらちゃんは一見おバカに見えてしまいますが、物を知らないだけなので……その違いをどう出せるかが課題であり見ていただきたいポイントかなと思います。周りのキャラクターが戦いなど非日常の中で生きているので、学園組である私達は日常感を出せたらなと思っています」
水城「隊長としての強い部分と、人間らしい弱い部分のギャップです」
三浜「物語のクライマックスでまつりの一番の見せ場がありますので、是非注目して欲しいです。まつりの最後のシーンは台本を読んだだけでもとても感動して……そこで絡みがある沖田つかさ役の水城夢子さんは事務所の先輩なので、そのシーンを演じるのが楽しみです」
鶴田「降臨させる側とする側とのシンクロは是非注目していただきたいです! あとは、戦う以外のシーンでのキャラクターのドラマにも注目して観ていただきたいです!」
みきちゅ「歴史上の人物を遠い未来で降臨させるというお話なので、古き良きものと新しさを融合させたい、と思ったんですよね。最初は懐かしのアニソン風味などを考えていたのですが、もっと斬新なアイデアをと思い、ダンスチューンを作りました。イケイケで若者が踊るというよりは深みとエモーショナルさだったり、和の要素も含まれているので、幅広い世代の人に愛してもらえるといいなと思います。これからどんな振付がつくのかドキドキします。歌詞は舞台を観た前後で感じ方が違うんじゃないかな?と思いますのでそちらも楽しんでいただけると嬉しいです。
実は、仮の歌詞を書き上げてから舞台のタイトルが決まったのですが、Dメロのいいところに「魂震わせ」というソウル感のあるワードを入れていたのは、自分やるじゃん!と思いました(笑)。稽古を重ねていくうちに制作するものも増えると思うので、楽しみにしています」
――― 降臨させてみたい歴史上の人物はいますか?またその理由など!
若林「出雲阿国さんに会ってみたいです。一度舞台で演じさせていただいたのですが、是非本物の踊りを見てみたいです!」
水城「坂本竜馬です。顔がなんとなく父に似ているので並べて写真を撮りたいです」
三浜「源氏物語が好きだからっていうすごく単純な理由で、紫式部に会ってみたいです!」
鶴田「新撰組の斎藤一です。とあるアニメの影響で大好きで、その姿そのままで出てきてくれたら幸せだなというとても不純な理由なんですけどね(笑)。でも三番隊組長で剣の腕は確かなので、頼りになること間違いなしだと思います!」
みきちゅ「伊達政宗です! 仙台出身なので幼少期から馴染みがあります! 少し前までは仙台駅に大きな伊達政宗像があったので、いつも友達との集合場所をそこにしていました(笑)。もし会えたら、自分で道を切り開いていく強さを教わりたいです」
――― 皆さんの歴史に関するエピソードがありましたらお聞かせください!
若林「高校生の時、歴史の授業が苦手で、教科書を盾にしてこっそり自分の好きな本を読んでいたことがあります(笑)」
水城「もともと歴史は苦手で身構えてしまっていたんですが、前回初めて出演した信長の野望という舞台がガッツリ歴史物で、人対人の間にあるドラマに知識がなくても共感出来る部分が多かったり、現代よりも生死が身近にあるので命について強く考えさせられたり、学べることって多いなって思いました!」
三浜「3歳からチアをやっていて、中学ではダンス部に所属しながらアイドル活動を始めたので、意外とダンス歴は長いです!」
鶴田「中学まで歴史の授業は嫌いだったのですが、高校の時に担当だった先生が、その人物についてやその当時の生活、戦いなどをただ文字として覚えさせるのではなく一つの物語みたいに説明してくれて。そこから歴史が好きになって、今では歴史を扱った作品も大好きになりました!」
みきちゅ「大学で世界中の歴史を学びました。どんな国にも悲しい歴史があり胸が痛むこともあったけれど、人間の発展のそばにはいつも戦いがあるんだなと感じました」
――― 作中で気になるキャラクターはどなたですか?
若林「つかさちゃんです。凛とした強さの中にある少しの弱さがとても愛おしいです」
水城「西郷あきらです、つかさとは違う方向性の強さや素直で真っ直ぐなところが可愛らしくて好きです!」
三浜「高杉しずか。色んなことを知ってるのにミステリアスなところが気になります」
鶴田「やっぱり西郷あきらかな! 相方って事もありますし、自分が普段カッコいい役や大人な役を演じる事も多く、元気があって活発な役をやることがあまりないので一番気になるキャラクターです」
みきちゅ「沖田つかさちゃんです! この役を演じる水城夢子ちゃんは普段マイペースなので、どんなつかさになるのかとても楽しみです。台本読んですぐ、めっちゃかっこいい役もらったね、と伝えちゃいました!」
可愛いだけじゃない!「魂」を込めたドラマ
――― この舞台での意気込みを教えてください!
若林「ガールズ演劇ならではの魅力を生かして、観てくださる方の心を少しでも動かす作品に出来たら良いなと思います。頑張ります!」
水城「現実と全く違った世界を、舞台上で完成させるために説得力のある演技ができたらなと思います!」
三浜「舞台に出演するのは今回が2回目なのですが、とても久しぶりなので稽古からすごく緊張していました。最高の舞台を作りたいので、まつりの魅力を最大限に引き出すことができるよう精一杯頑張ります!」
鶴田「今回はアリスインさんでは人気の降臨シリーズということで、皆様の期待もとても大きいと思います! それを越えられるように、相方のともにゃんと、座組の皆と大事に作り上げていきますので、GW公演楽しみに待っていてください!」
みきちゅ「私はエンターテイメントが大好きなので、こうして舞台に関われるのが本当に嬉しいです。音楽の力でキャストさんに力を与えられるように、お客様の感動を増幅させられるように精一杯頑張ります」
――― 最後にカンフェティをご覧の皆様に一言お願いします!
若林「最後までご覧いただきましてありがとうございます。是非沢山の方に観て、知っていただきたいです。気になった方は是非劇場へ! よろしくお願い致します!」
水城「客席との距離が近い劇場ということもあり、演技の繊細な部分やアクションの迫力など、熱量が伝わりやすいと思うのでより楽しんでいただけると思います、ぜひお越しください!」
三浜「ここまで読んでくださりありがとうございます! とても力強くて迫力がある舞台なので、皆さんからどんな感想をいただけるのか今からとても楽しみです。最後まで頑張るので、是非観に来て下さい!」
鶴田「初めてのカンフェティさんの取材でワクワクドキドキでした! 『降臨』はシリーズ化していますが、初めてでも楽しめる作品になっております! ただ可愛いだけじゃなく、女の子でしか出せないパワーが沢山詰まってますので、少しでも気になった方は是非一度劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです!」
みきちゅ「キャストから音楽監督までみーんな女の子なので、可愛らしい舞台を想像している方もいるかと思うのですが……いい意味で期待を裏切れるような、エネルギッシュな公演になると思います!
また、現在、アリスインプロジェクトさんの10周年を記念した主題歌集を制作中で、舞台『降臨 Hearts&Soul』にて劇場先行販売、DearStage ONLINE STOREにて発売することが決定しました。アルバムにはアリスインプロジェクトさんのこれまでの楽曲や今回の舞台の主題歌も収録されますので、間もなく皆様にお届け出来ることが本当に楽しみです! ぜひ観にいらしてくださいね!」