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劇団6番シード


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実績と革新を重ねる個性派演劇集団。四半世紀第二章へ。

6C待望の新作は過去と未来が舞台。劇団員6名が描く様々な形の6編の短編集!

“芝居が終わったらお客様の心の中でドラマが始まる”をキャッチフレーズに、計算された言葉の掛け合いと疾走感溢れるハイスピードコメディを主軸に数々の良作を生み出してきた「劇団6番シード」。26年目の春を飾る完全書き下ろしの新作は、劇団員6名がそれぞれ6つの物語の主人公を演じる6編の珠玉の短編集だ。脚本・演出を手掛ける松本陽一が「実力と挑戦のバランスが取れた作品を出したい」と語るように、本作は太平洋戦争から22世紀までのフランスを《ミライ編》と《カコ編》に2作品に分け、笑いあり、涙あり、ちょっぴりSFありの“6Cワールド”に満ちた作品になる。一方で日本中の人々に笑いと感動の物語を届けるべく「47都道府県制覇への道」と題した途方もない企画もスタート。今年も6番シードから目が離せない!?


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ファンミーティングであがった「劇団員全員が主人公をみてみたい」との声

――― 旗揚げ25周年という区切りの年を終え、活動は新たな1ページに入った。26年目を飾る最初に作品に書き下ろしの新作を選んだ理由とは?

松本「昨年の25周年は記念公演も含めて一生懸命やり抜いて、作家としては軽い抜け殻状態になりました。あらたな四半世紀に向けた1年目となる今年に何をしようかと模索しているときに、ファンミーティングでアイデアを聞く機会があって、そこで『6番シードの劇団員全員が主役の作品を観たい』という声が上がりまして、書く側としては大変だけど、新たな26年目のスタートを切るこころざしとしては良いのではと思い決めました。

コメディあり、ヒューマンあり、ミステリー、SFありとジャンルの異なる6つのオムニバスですが、『未来切符』共通キーワードが縦軸を貫く設定です。2時間に収めようとするとどうしても1人あたりの時間が短くなってしまうので、《ミライ編》と《カコ編》の2つに分けています。太平洋戦争時代から、22世紀のパリまでと、全く異なる時代の物語がどのように繋がっていくかに是非注目してもらいたいですね」


新企画! 「47都道府県制覇への道」

――― 今回は東京公演だけでなく、滋賀公演も組まれた。

藤堂「毎年1回、僕らは研修旅行があって、今後の中長期的な計画など練ったりしながら、お酒を飲んで団結を高めるのですが、たまたま滋賀県での新劇場のオープンに合わせてお招きを頂いていたので、公演の下見と研修旅行も兼ねて先日メンバー全員で滋賀に行ってきました。やはり新しい土地のお客さんに会うととてもワクワクするんですよね。

これまで東京以外の公演は大阪ぐらいだったので、与太話じゃないですけども、全県制覇をしたいねという話になって。ならば企画にしてしまおうと『47都道府県全国制覇の道』という途方もない企画が立ち上がりました。全部公演でというのはさすがに無理なので、誰かがその土地で舞台に立ったりとか、脚本が使われたりとか。少しでも6番シードの爪あとが残せれば1県クリアという緩いルールです。まぁ全員が死ぬまでに終わるかですが(笑)」


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松本「少し真面目な話をしますと、演劇はどうしても一定の上演期間や劇場の客席数といった縛りの中でお客さんに来てもらっているので、なかなかテレビの様に不特定多数の人に見てもらうのは物理的に難しいわけです。そうなると、じゃあ誰に見せたいかとなると、無論それは劇場に来てくれる演劇ファンに向けてではありますが、一方で観劇文化が少ない地方などに演劇を届けることはすごい意義のあることじゃないかと。今の時代のテレビやSNSでバズるデジタル的なやり方とはまた逆の開拓方法と言いますか、直に現地に飛び込んでいって、直に観てもらうことが逆に新鮮に感じてもらえるんじゃないかと思っています」

宇田川「確かに。滋賀公演にはいつものファンの方も来てくれるとは思いますが、初見で滋賀の方が1人でも観に来てくれたらそれはもう意味があることですよね。特にその方が周囲に発する感想はすごい価値がある発言だと思う」

小沢「昔、秋田で公演があった時に、地元の青年団の方が回りに声をかけてくださって、多くのお客さんが来てくださりました。お芝居に期待をする表情や空気感みたいなものが、とても前向きで強く印象残っています。今回の滋賀でももしかしたらそういう感じになってくれるのではないかとワクワクしています。また劇場の敷地内でBBQが出来るなど東京の劇場ではまず考えられないですからね。お客さんとの交流イベントでも間違いなく役立ってくれるんじゃないかと僕らも楽しみです」


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――― 6つの異なる時代に生きる6人の個性的な主人公にも注目が集まる。

藤堂「僕は五輪が終わったばかりの2021年の東京を舞台に、ミステリアスな図書館司書を演じます。時代としては一番近いですが、逆に五輪後の東京はイメージしにくくて、たった2年後ですけど、年号も変わりますし、意外と変化はあるのかなと。活気に満ちているのか、はたまた空虚感に覆われているのか。それをイメージするのも楽しいですね」

宇田川「私は1980年代、バブル全盛期の女性を演じます。ちょうど昭和から平成へ変わり行く時代で、キャリアウーマンでバリバリ生きている女性でも、実は辛いのよという昭和の匂いみたいなものを見せられたらと。他にも高度成長期の日本での落語家に扮する、土屋兼久や、2121年の未来のフランスで革命を起そうとするAIアンドロイドを演じる椎名亜音など、どう物語がつながっていくか楽しみです」

小沢「僕は2054年に生きる伝説のオタク役です。オタ芸を生み出したすごい人らしいですが、聞いたところ衣装はバスタオル1枚だけという(笑)。コメディパートなので、なんかすごいのが出たと感じてもらえるように、今まで演じてきた役のテイストも生かしつつ、新しい人物像を演じられたらいいですね」

樋口「私は太平洋戦争時代のジャングルを逃げ回る兵隊を演じるので、このままだと断食しないといけないと焦っています(一同笑)。傭兵の役は演じたことがあるのですが、戦争時代の兵士は初めて。閉ざされた環境の中でさまよう臨場感をどう体現できるかが勝負ですね。僕はカコ編の最終話を演じるので、そこからどうミライ編につながっていくのか。ある意味重要な鍵を握っているのではと想像しています」


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信頼の老舗の味を守りながらも、予想を裏切る新しい味を出していく

――― 26年目という新たな四半世紀へ足を踏み入れる6番シード。その実績に胡坐をかくことなく、貪欲に挑戦を続けていく。

宇田川「今回の滋賀旅行で地元の神社に全員で成功祈願に行ったのですが、年齢を書くスペースに揃って30代〜40代がぞろっと(笑)。出会ったときは皆、20代だったのに時の流れを感じますね。無理せずやれることをチョイスしていくべきかなと思いつつも、こういうまた6番シードらしい事をやるという。のんびりゆったりではなく、無理する時は無理しながらやっていくのが、これからの6番シードのあるべき姿なのかなとも思っています。お客さんも巻き込みながら毎回毎回楽しい公演を作っていけたらなと。売り上げも大事ですが、お客さんにワクワクしてもらえるような作品作りはこれからも変えたくないです」

松本「例えて言うと、老舗ラーメン屋だからこそ出せる高いクオリティは担保しつつも、『これは一体なんだ!? でもうまいぞ』という新しいメニューを出していきたいです。
例えばその1つのチャレンジが全国制覇の企画です。あと、海外ドラマみたいな連ドラ演劇をやってみたいですね。5ヶ月ぐらいかけて、45分×10話の物語を舞台でやったら面白いのではないかと。ともすると、6番シード=ベテラン劇団というイメージも出てきますが、僕らは全く逆で、年齢を重ねたからこそ、20代の頃以上に無茶をしないとぐらいの気持ちでやっています。

立ち止まっていたら後ろに下がってしまうとも言いましょうか。どこかに守りに入ってしまうという危機感もあるかもしれません。26年目でもその歩みは意識的に強くしていきたいですね」


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――― 最後に読者の方へメッセージをお願いします。

宇田川「今回の公演は新たな4半世紀に踏み出す大事な1歩だと思っています。その分、生みの苦しみがありますが、この壁を超えたらより一層成長できるような気がしていますし、劇団としてもより強固になると思います。また、この劇団とファンクラブの関係はどこか家族的というか、お芝居も面白いけど、受付からファミリー感があるよねという感想を聞きます。お芝居を提供する側ですけど、私達もたまに集まる親戚の家みたいな、心をゆったりと開放できる場所になっていければ嬉しいです」

小沢「東京と滋賀。場所が変われば、お客様の反応も変わるので、そこで自分の芝居がどう変化するかが楽しみです。お客さんが友達と来ても1人で来ても、まずここに来たら楽しめるという場所を目指しながら、現状に満足することなく、もっと無茶してやろうと思っています!」

藤堂「今回は東京に加えて滋賀で公演をするので今まで6Cを観たことがない方の目に触れるチャンスだと思っています。初めて舞台を見る方の可能性もあるので、舞台はこんなに面白いものかと思って頂ける様な気持ちのこもった作品にしたいです」

樋口「昨年秋の『劇作家と小説家とシナリオライター』で、劇団員同士でしっかり絡んで改めてこのメンバーは面白いなと再確認しました。26年目に踏み出すにあたって、改めてお客さんにもそう思ってもらえるような作品に仕上げますので是非劇場にお越し下さい」

松本「実力とチャレンジが丁度良いバランスになった公演にしたいなと思っています。まだまだという気持ちを持って取り組んでいますが、25年培ってきた経験と自信を元に積み上げないといけないと思っています。この両方をしっかりお見せできれば良い26年目のスタートになると信じています。東京と滋賀。皆様と劇場でお会いできる事を劇団員、スタッフ一同、心から楽しみにしています」

(取材・文&撮影:小笠原大介)

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PROFILE

松本陽一(まつもと・よういち)のプロフィール画像

● 松本陽一(まつもと・よういち)
1974年9月18日生まれ、広島県出身。
97年、劇団6番シードに入団。01年『ホテル・ニューパンプシャー206』で脚本・演出デビュー。07年より、劇団6番シードの代表となる。スピード感あふれるノンストップコメディを得意とし、これまで50作品以上の脚本・演出を担当。映像作品の脚本や、数多くの演劇ワークショップの開催など、多岐にわたった活動を展開している。

宇田川美樹(うだがわ・みき)のプロフィール画像

● 宇田川美樹(うだがわ・みき)
1975年3月4日生まれ、東京都出身。
97年、劇団6番シードに入団。同年、『MUKAIYAMAザ・トラブル増すターズ』でデビュー。年齢性別関係なく圧倒的存在感で演じる看板女優。舞台出演作品は50作品を超え、自身が主催する演劇ユニット「UDA☆MAP」ではプロデューサーとしても活躍。

小沢和之(おざわ・かずゆき)のプロフィール画像

● 小沢和之(おざわ・かずゆき)
1969年6月18日生まれ、大阪府出身。
99年、劇団6番シードに入団。00年『傷心館の幽霊』でデビュー。声優界でも通用する重低音バリトンボイスを生かし、舞台だけでなく声優としても活躍。映画、アニメ、ナレーションなどの出演作品が多数ある。

藤堂 瞬(とうどう・しゅん) のプロフィール画像

● 藤堂 瞬(とうどう・しゅん)
1982年7月23日生まれ、千葉県出身。
08年『賊』で劇団6番シードに初参加。09年、正式に入団する。以降、劇団本公演に出演するほか、『ヨミガエラセ屋』『ヅカヅカ☆ルネッサンス』『くるおしき綾絢爛なれ』に出演するなど外部作品でも存在感を見せている。

樋口靖洋(ひぐち・やすひろ)のプロフィール画像

● 樋口靖洋(ひぐち・やすひろ)
1980年12月5日生まれ、三重県出身。
2006年劇団6番シードに入団。同年『かりすま』でデビュー。“樋口ワールド”と呼ばれるオンリーワンの演技で数多くのコメディ作品で異彩を放つ。安定のコメディリリーフは勿論のこと、中年男性の悲哀を醸しだす役も得意。ピザが好き。

公演情報

「未来切符〜カコとミライの6つの物語〜」のチラシ画像

劇団6番シード
未来切符〜カコとミライの6つの物語〜


2019年5月1日 (水・祝) 〜2019年5月6日 (月・祝)
下北沢 Geki地下Liberty
HP:公演ホームページ

全席自由(前売):4,500円(税込)

詳細はこちら

「未来切符〜カコとミライの6つの物語〜」のチラシ画像

劇団6番シード
未来切符〜カコとミライの6つの物語〜


2019年5月1日 (水・祝) 〜2019年5月6日 (月・祝)
下北沢 Geki地下Liberty
HP:公演ホームページ

20名限定!4,500円(全席自由・税込) → 【整理番号引換券】3,850円さらに300Pゲット!

詳細はこちら