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鳳 恵弥・宮地真緒


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サスペンスの旗手、秦建日子によるヒューマンドラマを演劇化

鳳 恵弥×宮地真緒。二人の演劇に対する強い想いが結実した舞台

女優、モデル、さらにさまざまなシーンで活躍する鳳恵弥が劇団を立ち上げるという。劇団といっても鳳が先頭に立って舞台を創るプロデュースユニット的な団体になるようだが、そこには鳳が持っている演劇に対する強い思いが投影されているようだ。その第一作になるのが同じつかこうへい門下の兄弟子であり、作家、脚本家、同じく劇団も主宰している秦建日子の「ファイアマンの遺言」。そして主演にはNHK連続テレビ小説「まんてん」のヒロインを務めた宮地真緒を抜擢し、鳳本人は初の脚本を手がけ、演出家としても2作目に挑むという。演劇に対する鳳の強い想い、そしてそれに応える宮地の意気込みを訊ねてみた。


インタビュー写真

――― この作品はACTOR’S TRIBE ZIPANGの旗揚げ公演という事ですね。

鳳「ええ、私が首魁となる団体の旗揚げです。主宰ではないのは“TRIBE”に山賊という意味があるので、そこの首領という意味でそう名乗ってます。プロデュースユニットの形です。これまで先輩達が劇団という形でやってこられますが、家族的な雰囲気が育まれる反面、ちょっと束縛されるとかデメリットの部分も感じているので、私たちはひとつの良い作品を作ろうという意識の下に色々な人を集めていこうと思いました」

―――そうなると鳳さんが舞台にしたい脚本を用意してメンバーを集るわけですね。脚本のイメージから出演依頼をするのか、それとも広く募集していくのか、どちらでしょう。

鳳「両方ですね。例えば今回の作品は宮地さんに出ていただきたいという想いが結実した形ですし。前回初めて演出をしたときは、後輩から後押しされたこともきっかけになっていました。脚本は今回が初めてですが、原案があるものですから、一から手がけるよりはハードルは低いと思います。でも生半可な覚悟ではできなかったです」

――― 原案というのは秦建日子さんの同名小説ですよね。秦さんとはつかこうへい門下で、いわば同門ですね。

鳳「秦先輩といえば代表作の「アンフェア」をはじめとしてサスペンス作品のイメージが強いのですが、その中でもこの作品はヒューマンドラマに重きが置かれているので、そこに魅力を感じたんです」

――― キャスティングも鳳さんが主導したと思いますが、宮地さんを選んだ理由は?

鳳「以前屋久島を訪れたことがあって、そこの物産館で宮地さんのポスターを拝見したんです」

――― それはきっと連続テレビ小説「まんてん」のポスターですね。

宮地「まだ貼ってあるんですね。うれしいなあ」

鳳「それ以前に宮地さんが出演する舞台も拝見していて、凄く舞台がお好きなんだな、と思ったんです。だって朝ドラのヒロインが中小クラスの劇団の舞台に出演するなんて考えられないじゃないですか。それからずっとご一緒したいなと思っていました」

宮地「秦建日子さんには以前演出していただいたこともあって、その後にTwitterとかでやりとりしていたんです。お互いに凄く共通点が多くてご縁を感じていましたから、お話を頂いた時に秦さんのご縁も感じて是非ということになりました」

――― 宮地さんはテレビだけでなく、「ピーターパン」をはじめとしてお芝居も多いですよね。

宮地「最近はお芝居の仕事も多いです。映像の方が割合は多いのですが、タイミング次第ですね」

――― 秦建日子さんが主宰する秦組には鳳さんも出ていらっしゃいます。そこで学んだことも活かされる訳ですか。

鳳「秦組には2作参加しています。いままでいろいろな演出家さんとご一緒して、そこから吸収できるものは全部吸収してきたつもりでいます(笑)。その中で秦先輩は人間臭さを描くのが突出して上手い脚本家であり演出家だと思っています。私も芝居の中で感情のボールのやりとりのようなものを見せられれば良いかなと思います。これからの稽古の中での切磋琢磨が楽しみです」

インタビュー写真

――― 宮地さんは秦さんの作品に参加した経験は?

宮地「先ほど話した1回だけですね。その後のやりとりが長いので、もっと沢山ご一緒した気になっていますが、以外にも舞台は1回だけです。秦さんと話をしていると、全て見透かされている気がするんです。小手先の芝居はできないなと思いました」

――― 今回宮地さんは殉職する消防士の妻を演じるわけですが、どんな人物像なのかもう固めていらっしゃいますか?

宮地「小説は読みましたが、モノローグが無くて、人物も出来事も周囲からの視線によっていくつも浮かび上がってくるんです。だから主人公も他人の視点から見た人物像ですから、100%見えてこないんですね。その点は難しいなと思います」

鳳「小説の中ではとある街での出来事として群像劇的な描かれ方をしているんです。でも私はこの作品をラブストーリーにしたいなと思っています。やはり夫婦愛、家族愛、仲間同士の愛があっての人間の物語ですから、それをどう見せるかが重要なので。これから主人公と旦那さん、つまり殉職した消防士との心の交流をもっと盛り込んでいこうと思っています」

――― 本格的な稽古はこれからという事で、どんな舞台になるか非常に楽しみですが、それはお二人も同じかと思います。この時点でお客さんへのメッセージをお願いします。

宮地「今回は頂いたものを実直に演じたいと思っていますが、この作品はサスペンスでもヒューマンドラマでもラブストーリーでもあって、お客さんが誰に感情移入するか次第で変わっていくと思うんです。ともかく私は役に愛を持って演じられるよう頑張りたいと思います」

鳳「これはユニットを立ち上げた想いでもあるんですが、中小規模の劇団やユニットによる演劇を皆さんにもっと知ってもらいたい。そのきっかけになれば良いと思っています。中小の劇場で上演される作品は、大劇場に比べて高いお金を取ってはいけないなどと思われる方もいるようですが、決してそんなことはないんです。

私は映像の世界でも仕事をしますが、そうすると撮影の時に先輩方の芝居を目の前で見る機会があって、その時にものすごいエネルギーを感じるんです。まさに一番いい客席にいるようなものです。中小の劇場はそういったことが可能で、臨場感に溢れる空間があるんです。だからそういったことが体感できる芝居を作りたくて旗揚げに至りました。宮地さんは日本全国で知られたヒロインを務めただけに、もっているエネルギーは揺るぎないものです。それを生で、しかも美しくみてもらうために、私がデザインをして行きます。お客さんには見やすい形でラブストーリーを体感していただけるよう頑張ります」

(取材・文&撮影:渡部晋也)

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PROFILE

鳳 恵弥(おおとり・えみ)のプロフィール画像

● 鳳 恵弥(おおとり・えみ)
東京都出身。2002年のミス・インターナショナルにおいて、準ミス日本代表に選ばれる。その後、舞台出演やモデルとしてTV、CMへの出演を経て、つかこうへい劇団に入団(13期)。作家、脚本家の秦建日子とは兄妹弟子の関係になる。以降は女優としてドラマや映画、舞台と本格的に活動を続けるほか、プロデュース、キャスター、執筆活動、演技やダイエット指導などマルチに活躍している。2017年に「こと〜築地寿司物語」に主演し劇場来場者記録を樹立、同作は毎年上演され本年3月に3度目を迎えた。

宮地真緒(みやじ・まお)のプロフィール画像

● 宮地真緒(みやじ・まお)
兵庫県出身。高校1年生で応募したホリプロスカウトキャラバンをきっかけにスカウトされてデビュー。青年誌「ヤングジャンプ」創刊1,000号目の表紙&巻頭グラビアやフジテレビのビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤー、第27代旭化成キャンペーンモデル等を務め、2002年にNHK連続テレビ小説「まんてん」のヒロインに選ばれる。その後歌手活動や舞台へも進出するなど、幅広い活躍を見せている。

公演情報

「舞台版「ファイアマンの遺言」」のチラシ画像

舞台版「ファイアマンの遺言」

2019年10月17日 (木) 〜2019年10月20日 (日)
シアターグリーン BASE THEATER
HP:公演ホームページ

14名限定!S席8,000円 → 【指定席引換券】6,300円さらに4,300Pゲット!(10/17 18時00分更新)

詳細はこちら

「舞台版「ファイアマンの遺言」」のチラシ画像

舞台版「ファイアマンの遺言」

2019年10月17日 (木) 〜2019年10月20日 (日)
シアターグリーン BASE THEATER
HP:公演ホームページ

S席:8,000円
A席:6,000円
(全席指定・税込)

詳細はこちら