お得な公演チケットサイト Confetti(カンフェティ)

PICKUP

町田慎吾・佐藤永典・ほさかよう


キメ画像1

今しかできない、今だからこそできる3人だけの挑戦

爪を食い込ませながらお届けする、極密ダークファンタジーとは

日頃から親交の深い三人が手を取り合い、ついに演劇ユニット「町田と佐藤、あとほさか。」を結成した。どこかのカンパニーと組んでの企画かと思いきや、3人でスタッフ作業も分担した3人のユニットだという。完全オリジナルの新作として発表されるや話題となり、チケットも即完売の大注目の3人から一体何が出てくるのだろうか。


インタビュー写真

本当にやりたい人にしか言わない

ほさか「町田くんとは2回ほど僕の作品に出てもらって、佐藤くんは随分前に脚本だけで関わって、そこからお互いの芝居を見たりご飯を食べに行ったりもあり、その流れですね。佐藤くんがチラシで書いていたように本当にカフェで始まったんです」

――― 役者さんや関係者さんとの間の挨拶で『今度何かやりましょう、お仕事しましょう』が社交辞令のようにあり、それを実現させるにはハードルが高く、何が背中を押したのでしょうか。

町田「僕は本当にやりたい人にしかそういうことは言わないので、ほさかさんにはずっと言ってたし、さとちゃんにも言ってたので初めから本気でした」

ほさか「3人で会うとそういう話になることが多くて」

町田「でもなかなか振り向いてくれなくて」

佐藤「そうそう、決まる前はけっこう僕らが押し押しな感じでしたね。決め手は劇場でした。劇場を取るとかやったことがなくて、ほさかさんが劇場を取るよと」

ほさか「だいたいみんな何かやりましょうと、できているカンパニーに呼んでもらえることがベストですよね。でも2人は何かやりたいと強く言っていたので、ほんとだな、劇場を予約しちゃうよ!? 本気でやるんだよね、本当に取っちゃうよ、取った後にやっぱり〜とか言っても知らないからねと」

佐藤「でもやりたかったから、すぐやりたいですとお返事しました」

――― そして生放送で発表となり、美しいビジュアルと世界観で期待が高まります。

町田「この撮影日、僕は本番中でしかも2回公演がある日の公演前で、朝5時起き(笑)」

佐藤「そうそう(笑)。時間がいつの間にかたってしまって、いよいよやんなきゃと。そうしたらこの日しか撮れないとなって、まっちーさんを拉致して」

インタビュー写真

ほさか「やるってなってから2か月間くらい空白がありましたからね。これは一体誰がどう動くんだと探り合っている間に」

佐藤「知り合いやスタッフさんにも言われましたけど、このメンバーだとどこかのカンパニーとやるイメージが強いみたいで、でも自分たちだけです、と」

――― 普通、窓口はどこですか?となりますよね?

ほさか「そうなんです。それは最初に危惧していたというか、3人ともむいていないんですよ。みんな素人で。これで僕がやるから2人に出てよってなると、絶対制作面で苦労しそうだから、それはお互いみんなで辛い思いをしようと。でも案の定3人とも動かないっていう(笑)」

佐藤「何からしたらいいのか、そこからで。1日しかなかった撮影日は天気に恵まれて、いい写真が撮れました」

ほさか「カメラマンさんもとても美学のある方でね」

町田「スタッフさんのありがたみが本当にわかるよね」

2人芝居の脚本は初めて

――― 町田さん、佐藤さんが思うほさかさんの魅力とは?

町田「僕が初めてほさかさんの作品を観たのは2013年だったと思いますが、知り合いは出ていましたが面識もない中で観劇してすごい衝撃を受けて。そこからほさかさんの名前がずっと頭の中にあって気になってて、何かの舞台を見たあとのご飯会で思い切って話しかけました。

作品を見るたびにずっと記憶に残るんです。毎回衝撃を受ける作品を作ることはすごいですし、あの世界観はほさかさんにしか作れない、絶対ご一緒したい、その世界観の中で僕もやらせていただきたいと。ほさかさんと同い歳なんですよ、誕生日も二日くらい違いで。自分が欲しい才能をいっぱい持っている方です」

ほさか「知り合って見に来てくれて、すぐに出てってお願いしたよね」

インタビュー写真

佐藤「とても素敵な話だ。ほさかさんには演出をしていただいたことはなくて、僕がまだ仕事を初めて数年目くらいの頃にほさかさん脚本の作品『遠ざかるネバーランド』に出演しました。その時に初めてお芝居が面白かったりとか、演じることが怖くなったりとか、色々なものを頂いた作品だったんです。もちろん演出の北澤秀人さんの力もありますが、現場にほさかさんもずっといらっしゃっていて。脚本の方が毎日稽古場にいるって珍しいですよね。

その時に色々な話をさせていただいて、作品がすごく好きになって、それが出会いです。そのあとの空想組曲はほぼ全部行ってるんじゃないかな。本当に好きな世界観を作る方ですよね。ようやく自分たちの公演として実現します」

ほさか「出会いは2人が言ってくれましたが、町田くんは本当に子供の頃からテレビで見ていて、でもイメージと全然違いました。腰も低いし空気も読む、そしてこだわりもある。同い歳でそれらを両立している人ってあまりいなくて」

町田「あ、ありがとうございます」

ほさか「佐藤くんとは出会ったのが21歳とかそのくらいだよね。どういう作品が好きかわからなくて、今度やるから観に来てと誘ったものの、暗かったりとかちょっと難解な作品をやっていたのですぐ来なくなるだろうなって思ったんです。でも毎回観に来てくれるし、感想も言ってくれる。佐藤くんの芝居を観に行くと、エンタメ系をメインにやっていると思ったら意外と暗い役とか表面的なものでない所の方も実は好きなんだと印象を受けるようになって、だったら一緒にやろうと」

インタビュー写真

――― そしてほさかさんは、今回一気に脚本を書き上げたとのことですが。

ほさか「確かに早かったですね。2人芝居で長編を書くのはたぶん初めて。短編、中編はけっこうありますが、1本で90分くらいになるような物は初めてだったけど書きやすくて。僕のユニット空想組曲でやるものでは無く、あくまで3人が母体としてやるものなので、好みで書いてこれをやってと言うよりは、とりあえず最初のカードはこちらが切ろうと思って書いて、2人から感想をもらいその上でどういう形にするか相談しようと思っていたのに、2人はまだ何の感想もくれなくて! 〇なのか×なのか?!」

町田「僕全部読みましたよ」

佐藤「僕もその日にすぐ読んで、いつもそうですが1週間あけて読むんです」

ほさか「だったら感想を早く言って! ほんとにずっと待ってて(泣笑)」

佐藤「一番後輩としては、まっちーさんを待って……」

町田「落ち着いた時にでも稽古直前に言おうかなと(笑)」

ほさか「早めの方がありがたいよ。稽古始まって言われたら、え〜〜ってなる」

久しぶりに純粋に書こうと思いました

――― 町田さんと佐藤さんは兄弟という設定ですが、何かをテーマになさったのでしょうか?

ほさか「現代社会の風刺やそういったものを入れ込んだ方がいいのか、テーマを壮大にしたほうがいいのか最初は思いましたが、僕がこれを観たい、こういうセリフ、こういう展開に苦しんでいる2人が見たいな〜と、久しぶりに純粋に書こうと思いました」

佐藤「とても苦しい作品だなと思いました。小説でも漫画でも2人だけの作品はあまり読んだことがなくて、すごく不思議な感じがしました。ほぼ2人のやり取りですね」

町田「さとちゃんの15分の独りセリフが欲しいです」

佐藤「え?!」

ほさか「2人共すごい量の長セリフはあってもいいかなーと思っています。何となく1人でいる時間は少な目にしたくて。2人芝居で一人が頑張る、次の一人が頑張るのではなくて、基本2人がいるという絵が続いているといいなと。そして一瞬姿が見えなくなるというところで不安にさせたいという感じもありますね。これから話をして美学だったりを足していけたらいいなと」

インタビュー写真

佐藤「この作品は3人で苦しみながらやることになるんじゃないかな」

ほさか「2人芝居なので時間はたっぷりあるから、“あの人怖い”だけではなく人間なので、実はいい人だった、弱さや情けなさをいくつ出していけるかが勝負だと思っています。それを全部本に書き込むというよりは、『このセリフをどう読む?』とかを互いに出しながらやっていくのかな。とても大変になりそうだけど」

佐藤「大変そう。どうやって稽古していくんだろう。俺、最初のシーンからもう悩みそうです」

町田「僕はいつも演じる時にどうやろうかとあまり考えずにやるので、セリフに書いてある以外の、その人はどういう人生を送ってとかバックボーンを固めて、それが固まったらもう何も考えず、です。どう演じようかはまだこれからですね」

佐藤「さすが感覚派。僕はどうやってやるんだろう、まっちーさんと話ながらやっていけたら」

町田「え、話さないよ」

佐藤「話してよッ(全員笑)。今回はずっと言い方を考えて覚えるよりは、色々なことを柔軟にやって作っていくのかなぁ」

ほさか「そうだね、完全に会話劇だから、相手から受け取ったものをこめてやっているのに、作ってきたキャラクターや練習してきたものに引っ張れると失敗するかもね。歌ったり踊ったりは今回無いし」

町田「無いんですか?」

佐藤「まっちーさんは踊ってください!」

お客様へ届けたいものをダイレクトに届けられそう

町田「ほさかさんの作品は、本当にえぐる様な作品が多くて、そこがとても好きで。今回もダークファンタジーという部分がまず見どころになると思います。
3人しかいないのでお互い意見をガンガン出し合えるし、本当に自分たちがやりたいもの、お客様へ届けたいものをダイレクトに届けられそうです。ノリで始まったように見えますが、やるからには魂を削って挑みますし、この作品にかける想いはあります。次はないという気持ちでやらないとね」

インタビュー写真

ほさか「100人も入らない小劇場で、さらけ出してもらう事が前提としてあります。キャリアが長い2人が小劇場でこういう芝居はそうそう見る機会は無いはずです。逃げ場もなく休憩している時間もないままずっとやり続けなければならない。それだけでも貴重な空間になるはずです。

そして空想組曲でもやっていない作品で重い話ですが『覚悟してきてね』というよりは、『そんなに肩ひじ張らずに観に来た方が面白いかもよ』とは思っています。
この2人をベースに書いているので明るい部分も出てくるのではないかと。演出的にも色々決めずにやるシーンが多くなる気がします。分類不能なジャンルになるかもしれません」

佐藤「チラシも書かせていただきましたが、他では味わえない世界観になるのでは、そうしたいと思っています。この3人で作るものを味わって欲しいです。個人的には初の2人芝居です。去年デビュー10年でもうすぐ30歳になりますが、今の自分を全部さらけ出そうと思っています。全てを出し切りたい気持ちなので、それを間近で観ていただきたい。10年前だったら絶対にやることがない作品ですし、5年前でも無かったと思います。僕にとっては今必要だったタイミングだと思うので、いろんな挑戦ができたら。期待してください」

町田「お客様と距離が近くとてもリアルなものになると思います。やっと3人で実現して、チケットも一度完売しお客様も楽しみにしていてくださっていることをあらためて感じました。追加、当日券は出す予定なので、僕たちの本気を観に来てください」

(取材・文&撮影:谷中理音)

キメ画像2

PROFILE

町田慎吾(まちだ・しんご)のプロフィール画像

● 町田慎吾(まちだ・しんご)
1981年3月25日生まれ、東京都出身。
13歳より芸能活動をはじめ、16歳で初舞台を踏む。2015年3月よりフリーとして再スタート。近年では振付や演出も手がける。近作に「紺屋の明後日」「DOPE OUT」などがある。

佐藤永典(さとう・ひさのり)のプロフィール画像

● 佐藤永典(さとう・ひさのり)
1990年2月14日生まれ、埼玉県出身。
ミュージカル『テニスの王子様』にてデビュー後、数々の舞台や映画、ドラマほか幅広く活躍中。2020年夏公開予定・映画『浅草花やしき探偵物語 神の子は傷ついて』が控えている。

ほさかようのプロフィール画像

● ほさかよう
1981年3月23日生まれ、京都府出身。
『空想組曲』主宰。劇作・脚本・演出家として活躍中。11月には『インナー ワールド エボリューション 内世界の進化 IV〜番外編〜』(脚本)、2020年2月浪漫活劇譚「艶漢 第四夜」(脚本・演出)が控えている。

公演情報

「溶けてゆく弟」のチラシ画像

町田と佐藤、あとほさか。
溶けてゆく弟


2019年11月27日 (水) 〜2019年12月3日 (火)
下北沢 シアター711
HP:公演ホームページ

28名限定!4,000円(全席指定・税込) → 【指定席引換券】3,400円さらに200Pゲット!

詳細はこちら

「溶けてゆく弟」のチラシ画像

町田と佐藤、あとほさか。
溶けてゆく弟


2019年11月27日 (水) 〜2019年12月3日 (火)
シアター711
HP:公演ホームページ

全席指定(前売):4,000円(税込)

詳細はこちら