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皇帝ケチャップ


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「何も変わらない今日」は続くはずだった、永遠に。

救いとは何かを問う、劇団皇帝ケチャップの新たな挑戦。

 舞台は不老不死の研究施設。様々な理由から、人体実験の被験者としてそこで生活している入所者たちは、閉じられた世界の中で、それなりに平和な日常を送っていた。しかしそれぞれが、日常を揺るがす出来事に直面することになり……。今回皇帝ケチャップが挑むテーマは「不老不死」。その実験体として生きるという難しい役どころに挑む今出舞、吉田ななほ、鈴木ゆうは、新野寿光、そして作・演出の吉岡克眞に話を聞いた。


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「不老不死」というテーマと新たな挑戦。

――― 「不老不死」に興味を持たれたきっかけは何でしょうか。
吉岡「人って、いつまで生きるのか自分でも分からないし、誰かが分かってるわけでもない。そういう人間や科学が介在できないようなものにずっと昔から興味があって、その中の一つが不老不死だったんです」

――― 今回の作品に関しては、どのような挑戦がおありですか。

吉岡「これまではずっと派手さのない芝居を創りたいと思っていました。演劇を選んでも映像を選んでも表現できるような、そんな舞台を目指していて。今回はそれをちょっと変えてみたいというか、少しだけ演劇的要素を取り入れてみようというのが一つの挑戦です。
 どうしても演劇的表現、例えば時間と空間の移動とか、スローモーションとかって、不自然さを孕んでしまうっていうのがあって、演劇をあまり観たことがない人だと、ちょっとそこで一回止まっちゃうんですよ。あれ、これどういうことだろうって。そうすると、物語から一回離れてしまう。そういう状態を作りたくなくてこれまでは演劇的表現をできるだけ回避していました」


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――― これまで避けていた演劇的手法に、なぜ今回チャレンジするのでしょうか。

吉岡「客層が徐々に変わってきてるなという感じを前回ぐらいから抱いていて。どちらかと言うと、演劇に興味がなかった人とか、演劇を観たいっていうよりは、その人が出てるから観に来るっていうような人の中にも、そういった演劇的表現が受け入れられる余地を見出せたからです。今回ちょっとトライしてみて、実際お客様が受け入れてくれるのかどうか試してみようかと」

「不老不死の実験体」という難役に挑む。

――― 台本を読んだ時の印象・感想を教えてください。

新野「最初は重い話なのかなと思ったんですけど、読んでいくうちに人の優しさとか繋がりをすごく感じました。僕は今まで、気持ちはあるけど身体が追いつかないみたいな役が多かったんですけど、今回演じる役は、頭で考えるよりも先に行動するようなタイプ。僕自身もそうですね。そして後で後悔します(笑)でも僕の演じる役は後悔しない。一歩踏み出す幅が自分とは違いますし、そこは挑戦だなと思います」

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吉田「わたしは小さい時から死っていうものに恐怖心を持っていて、死ぬことを考えて急に怖くなることがよくあったんです。だから最初に台本を頂いた時は、緊張感みたいなものが湧き上がってきました。わたしの役は特に死と向き合わないといけないので、それが新鮮でもあり怖くもあり複雑ですね。役と向き合ったら、どうしても自分が死ぬことを考えないといけないので。その結果どうなるか、自分でもわからないですけど」

――― 今回出演されるにあたって、楽しみにされてることは何でしょうか。

今出「以前も他の舞台で同じようにダブルキャストの二チーム両方に出たことがあったんですけど、演じる人が変わるだけでこれだけ印象が変わるんだと思って。一つのシーンをとっても台詞の言い方や抑揚、間なんかも全然違うので、毎回新鮮にやれたんですね。だから今回も楽しみです。お客様にも、ぜひどちらも観て欲しいなと思います」

鈴木「前回の舞台を拝見させて頂いた時に、全体のチーム感というか、そういうものをすごく感じて、わたしもこの中に入りたいなって思っていたんです。あとお芝居でいうと、感情をぶつけるようなシーンがすごく好きなんですが、今まで出演した舞台ではそういうシーンがあまりなかったので、今回はそこも楽しみですね」



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「救いとは何か」を考えるきっかけになれば。

――― カンフェティ読者にメッセージをお願いします。

今出「重たい暗い印象を受けるかもしれないんですけど、それだけじゃない部分がたくさんあります。色んな感情を楽しめるし、観た方にとっても感じ方が違うと思います。丁度12月、冬にピッタリの作品ですもんね。これを観て、生きるとは何か、死ぬとは何かを考えた後に、楽しいクリスマスを過ごして下さい(笑)主演を務めさせて頂くので、張り切って頑張っていこうと思っています」

吉田「今すごく悩んでるとか、落ち込んでるとか、そういう方には解決の糸口や、希望や、そういうものを受け取って頂けるんじゃないかなと思うので、ぜひ足を運んで頂きたいです。もちろん、元気な方にも(笑)」


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鈴木「私は初めて台本を読んだ後、今までにない感覚になりました。励まされてるわけじゃないんだけど、ああがんばろうって、励まされたような気持ちになって。お客さんにもそういう感覚を届けることができればと思います」

新野「女の子たちのたわいもない会話とか、クスッと笑えるようなシーンもたくさんあります。年末なので観劇納めに、この一年のことを振り返ったり、この先のことを考えたり、観に来てくれた人にとっていい時間であればいいなと思います」

吉岡「皆さんが感じ取っているように、今回この作品のベースは暗いんですよ。ただ、彼らの生活そのものに暗さはないんですよね。研究所にいる人たちっていうのは、ある程度痛みを持って救われたがっているんだけれども、別に日々暗く生活しているわけではないし、私たちと変わらない感じで生きてるんです。救われたい人たちが救いに向かって歩いてるんだけど、別に救われる話じゃない。救われ方の答えがないので。
 でもどうにかこうにか答えを創っていかなきゃいけないんだろうな。それぞれ一人ひとりが、自分の状況に照らし合わせて。そういうことを考えるきっかけを作るのが演劇なのかなとは思っています」


(取材・文:前田有貴 撮影:間野真由美)

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PROFILE

今出 舞(いまで・まい)のプロフィール画像

● 今出 舞(いまで・まい)
1993年6月12日生まれ。大阪府出身。2009年SKE48第3期オーディションに合格。研究生として活動後、2012年に卒業。近年の出演舞台に、企画演劇集団ボクラ団義『遠慮ガチナ殺人鬼』、『ネーチャンズ☆8』、『桃源郷ラビリンス』、劇団ToyLateLie『夜神探偵事務所〜ディスコードメモリー〜』、ENG『探偵なのに』等がある。

吉田ななほ(よしだ・ななほ)のプロフィール画像

● 吉田ななほ(よしだ・ななほ)
1998年5月25日生まれ。福島県出身。ダンス&ボーカルパフォーマンスユニット「TEMPURA KIDZ」メンバーとして活動後、女優として活動の場を移す。2019年4月、劇団皇帝ケチャップ公演『私の娘でいて欲しい』にて主演(Wキャスト)を務めるなど、今後の活躍が注目される。

鈴木ゆうは(すずき・ゆうは)のプロフィール画像

● 鈴木ゆうは(すずき・ゆうは)
1998年5月8日生まれ。東京都出身。ミスマガジン2018ベスト16選出。また音大でピアノを専攻し、コンクールで数々の賞を受賞している。ナレーション・グラビア・MVへの出演と、その活動は多岐に渡る。舞台への出演は、劇団ハーベスト(2013年8月〜2015年4月公演)等。

新野寿光(にいの・よしみつ)のプロフィール画像

● 新野寿光(にいの・よしみつ)
1989年1月29日生まれ。愛知県出身。2014年より小劇場を中心に活動。2017年1月、劇団皇帝ケチャップ公演『春。いつかの雨の匂い/夏。つかの間の虹』にて主演を務め、皇帝ケチャップ作品に4回連続で出演。2019年には企画ユニット「Gorilla Punk Station」の主宰の1人に加わり、年に2回ほど公演を企画するなど精力的に活動している。

吉岡克眞(よしおか・かつまさ)のプロフィール画像

● 吉岡克眞(よしおか・かつまさ)
東京都出身。劇団皇帝ケチャップ主宰。2014年4月の旗揚げ公演『フランスパンは凶器になりますか?』以降、演出・脚本を担当。純文学やライトノベルを演劇にすることをコンセプトにしており「シリアスな中にも少しの笑いを」をモットーに劇作を行う。

公演情報

劇団皇帝ケチャップ 第9 回本公演  何も変わらない今日という日の始まりに

2019年12月18日(水)〜22日(日) 
中野 ザ・ポケット
HP:公演ホームページ

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劇団皇帝ケチャップ mail:gkkp.main@gmail.com