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青沼リョウスケ・岸本武享・荒谷清水


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人を抱きしめたくなる奇病を患ったお殿様が城下町で目にしたものとは?

“乱世”現代日本を生きる私達に贈る荒唐無稽で優しい和風エンターテインメント

 メッセージ性の強い戯曲を圧倒的熱量と突然のギャグで包む独自のスタイルで客席を翻弄しつづける注目の劇団、劇想からまわりえっちゃんがコロナ禍で中止となった“幻の作品”を再上演する。
 時は慶長15年、その優れた剣術から「鬼殿様」と恐れられていた徳川家康の四男、松平忠吉。その傍若無人な様に神の悪戯か、剣を構えると体が勝手に相手を抱きしめてしまう「抱擁病」を患ってしまう。城下町に逃げ込んだ忠吉が目にしたのは様々な訳をかかえた人々が暮らす階級社会だった……。
 現代を生きる私達に苦境の中でも諦めない姿勢や目的に向かう団結力、誰かを想う心を底抜けの明るさと熱量で痛快な和風エンターテインメントへと昇華させた本作の魅力を作・演出・出演の青沼リョウスケ、主演の岸本武享、荒谷清水の三人に聞いた。


インタビュー写真

より楽しんで頂ける内容に

―――昨年3月の「2020佐藤佐吉演劇祭」で上演予定だった本作が再上演です。率直なお気持ちを聞かせてください。

青沼「ようやくといった感じです。東京進出6年目になる今年、コロナ禍の日本を少しでも明るくできればと剣劇あり、ダンスありのエンターテインメント作品を目指しました。昨年の緊急事態宣言により中止が決まった後も準備期間と捉えて、この1年の時勢の変化や思ったことなどを新たに書き直してより皆様に楽しんでもらえるような作品に練り直しました。時代劇は初の試みで、今回は大掛かりなセットも準備しているので新たなチャレンジとも言えます」

岸本「今回改めてお披露目となりますが、2度目の緊急事態宣言が発令されるなど、本当にできるのか?という不安もありました。でもここまで準備したのだから希望を込めて絶対に成功させたいというのが正直な気持ちです。舞台に立てない間は劇団で短編映画などの映像作品を創ったりしていましたが、劇団員ともなかなか会えない状況だったので、楽しみにして下さったお客様に劇場でお目にかかれるのが今から楽しみです。
 私が演じる主人公の松平忠吉は『抱擁病』というむやみに人を抱きしめたくなる奇病に掛かってしまうのですが時代劇と言えば殺陣なので、どうやってそこに結び付くか最初は全然想像できませんでした。でも人を抱きしめるって今のこの状況ではやりたくてもできないじゃないですか。でも出来ない事を実現できるのが舞台の醍醐味だと思っているので、ある意味大きな希望だなと思うんです。ハグを通してお客様を温かい気持ちに出来たらいいなと。
 また今回の話は分かりやすく敵と味方がはっきりしているのが特徴とも言えます。少年漫画的な分かりやすいストーリーと言いますか。それはうちの劇団に漫画やアニメ、ゲームとかに憧れを持つ人間が多いというのも影響しているのかもしれません。松平忠吉も、いわゆる主人公という見た目ではないので、衣装やメイクには是非注目してもらいたいですね」

荒谷「劇想からまわりえっちゃんで芝居をするのは今回初になりますが、1人の観客として作品を観たイメージとしては、青沼君自身が色んな痛みを経験しているのか、『どんな人でも生きていていいんだよ』というメッセージを強く持った団体さんだという印象があります。優しいだけではなくて、鋭く心に刺さる部分もあってそういう所に惹かれますね。来年僕は還暦を迎えるので、若い方々とご一緒できるのはそうそうない。自分としては還暦前の大きなチャレンジだと思っています。
 私は本能寺の変の後も実は生き延びていたという織田信長を演じますが、ボケ老人を装いながらも忠吉を導くという役どころでしょうか。途中までは身分を隠して生きているという設定も面白いと思います」

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青沼「荒谷さん演じる信長はとても重要な役回りなんです。江戸時代にはハグをする文化がないじゃないですか。忠吉が突然ハグをするようになって周囲も困り果てるわけですが、信長が現れて導くことでハグが持つ愛の力が伝わっていくという物語の中でも鍵となる存在です」

荒谷「ハグの力は偉大やね(笑)。こういった青沼君たちの感性というか、見て経験してきたものを芝居を通して僕も体験したいという気持ちがあります。ああこういう風に感じて表現するんだという部分を勉強したい。
 この年齢になると後輩世代に何か伝えられないかという事を考えますが、これを教えるという事ではなく、何か一緒に取り組むことで互いに良いものを共有できれば嬉しいですね」

同じ乱世を生きる私達に

―――本作に込めたメッセージとして「苦境の中でも諦めない姿勢」「目的に向かう団結力」「誰かを想う心」などが込められています。この意図については?

青沼「当時の人々の寿命は40歳前後と言われていて、いきなり殺されてしまう事もあれば、医療技術も低く救えない命も沢山あったわけです。でもたとえ時間は短くても彼らは命の炎を熱く燃やしていました。現代を生きる私達も様々な問題を抱えており、江戸時代の乱世に生きる人々と共通する部分もあると思います。こういう時代だからこそ作品を通して人間の可能性や人とのふれあいを通して生きる力をもう一度信じてみようよというメッセージを込めています」

岸本「こんな時代じゃなければ街頭に立って“フリーハグ”で練習したいところです(笑)」

荒谷「そこはもう、シャドウ―ハグやな」(一同大笑)

青沼「今回、殺陣師さんに本格的な殺陣をつけていただくので、殺陣からのハグという華麗な流れを是非とも注目してください!」

悪の美学を見て欲しい

―――ほかに見どころはありますか?

インタビュー写真

青沼「忠吉が暮らす村を襲う山賊が出てくるのですが、彼らには確固たるポリシーがあって、純粋悪とでも言いましょうか。どんな理由があってなぜ悪に染まったかという観る側の同情を誘いかねない背景などは一切必要なく、徹底して最後まで悪を貫き通すという姿勢、一種の“悪の美学”に是非注目してもらいたいですね。
 ある意味、理不尽に突然降りかかる災難という意味ではコロナ禍にも共通している部分があるかもしれません。そういった災難にいかに忠吉達が立ち向かうのかも含めて観てもらえると嬉しいです」

2年分の思いを込めたい

―――公演が楽しみです! 最後に意気込みと読者の方にメッセージをお願いします。

荒谷「純粋に元気の出る作品を創りたい。それに尽きます。去年秋に僕がプロデュースした舞台で前説として久しぶりのお客さんの前に立たせてもらいましたが、やっぱり劇場でお会いするお客さんの反応は生だと全然違いますね。胸に来るものがありました。役者として舞台に立たせてもらえることは有難い事なんだと。僕らがお客さんに元気をもらっている部分もありますが、その頂いた分以上のものを今回皆様にお返ししたいと思います」

岸本「台本を読んで改めて感じた事はタイトルにある通りに『一生懸命にえいえいおー』なんですよね。僕らの作品は『レッド』と『ブルー』と2種類あって、ブルーは観た後もずっと余韻が残るものに対してレッドは今回の様な痛快なエンターテインメントです。だから何も考えずに楽しんで観て帰って頂きたいです。でもやはり書く人(青沼君)の根っこが陰の人なので(笑)、きっともれてしまうものがあると思いますがそこにも共感してもらえればと思います」

青沼「2年分の沢山の思いが詰まった作品です。昨年中止の経験を踏まえて、お客様の前で本番が出来るということは奇跡に近いことなんだと。その奇跡を箱に入れてリボンをかけて贈る僕たちからの最高のギフトを是非会場に受け取りに来てください。皆様のご来場を心よりお待ちしております」

(取材・文&撮影:小笠原大介)

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PROFILE

荒谷清水(あらたに・きよみ)のプロフィール画像

● 荒谷清水(あらたに・きよみ)
1962年生まれ。大阪府出身。俳優、演出家。劇団南河内万歳一座所属。映画・テレビドラマ・舞台と多数に出演。主な出演作に映画『岸和田少年愚連隊』、『心が叫びたがってるんだ。』、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』、『青天を衝け』、NETFLIX『全裸監督』などがある。

青沼リョウスケ(あおぬま・りょうすけ)のプロフィール画像

● 青沼リョウスケ(あおぬま・りょうすけ)
大阪芸術大学在学中に現存の演劇に憤りを感じ、若さ故の衝動で20歳の時劇団を結成。「大人なんか、演劇なんか大嫌いだ」をモットーに劇作を開始。からまわりえっちゃんの全ての作品の出演、演出、脚本を手掛ける。一見破茶滅茶だが、緻密に計算された繊細な演出とロマンティックなメッセージ性の高い脚本に定評がある。まるで忘れていたあの気持ちがふと染み出してくるような。また好きが高じてガンダム一人芝居やガンダム体操を発明し、月1で公演をしている。 佐藤佐吉賞2018 優秀主演男優賞、アトリエファンファーレ演劇祭 優勝

岸本武享(きしもと・たけゆき)のプロフィール画像

● 岸本武享(きしもと・たけゆき)
2009年大阪芸術大学在学中に参加、劇団員となる。以降、ほぼ全ての公演に出演。劇団内では、主役どころに配役される事が多く、軟弱な少年役から、厳格な父親、ピンク髪の女忍者のような、色モノ役まで任される。筋肉質な肉体から繰り出されるパワフルな芝居や、アンニュイで繊細な芝居に定評があり、持ち前の身体能力で、殺陣やアクションもこなす。お笑い番組とお酒が大好き。 主な外部出演に東京ジャンクZ『蒼いラフレシアの鼓動~The beat of blue Rafflesia~』(2018年)、ThE 2VS2『最後の晩餐』(2018年)などがある。 おうさか学生演劇祭vol.4主演男優賞受賞、佐藤佐吉賞2018 優秀助演男優賞

公演情報

「チャンバラ茶番!一生懸命えいえいおー」のチラシ画像

劇想からまわりえっちゃん
チャンバラ茶番!一生懸命えいえいおー


2021年4月23日 (金) 〜2021年4月25日 (日)
北とぴあつつじホール
HP:公演ホームページ

全席指定(前売):4,800円(税込)

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